To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

新年お見合い初めと成人式

新年一発目のお見合い。13時と17時にはしごだ。場所も違うので、今年初めて通勤路以外の電車バスに乗った。コロナの感染拡大が止まらない中、婚活をすることはやっぱり抵抗がある。でも、今動かないと時間はどんどん過ぎる…。細心の注意を払い、お見合いに向かう。お見合い申し込みも自分の住む都道府県の人にのみ絞ろうかと考えてきた…。

13時の方。いろいろ話が聞けて面白かったんだけど、一人で納得したことがある。それは、この人が毎回「差支えなければ」とワンクッション置いてからよりパーソナルな情報を尋ねようとしていたこと。その一言があれば、やはり悪い気はしないんだなあとつくづく感じた。もちろん相手が自分の情報を先に出してくれていたこともあるが。私が読書好きという話の流れで、相手のオススメ本を教えてもらった。何してんだろ。いや、結構おもろいかもな。お見合い相手にオススメ本を教えてもらうっていう(何しに来た)。あと全然関係ないけど、行ったホテルのティーラウンジの紅茶が私の好きな茶葉だったので、一人でテンション上がってた。

↓昨年の葛藤については過去記事参照(笑)。

rosecosmos.hatenablog.com

 私もこの人のように、ちゃんとワンクッション置くようにしたいね。全人類リピートアフターミー。「差支えなければ」

 

17時の方。話が盛り上がり、気付いたら1時間以上喋っていた。周りに人がいなくなっていた。これはいい傾向だよねえ。聞き上手というか質問上手なひとだったな。とはいえ、1回目盛り上がっても2回目「オイオイそれはないっしょ」と突っ込みたくなる事例は山ほどあったので、期待せずに待ちたいな…。

という訳で、17時の方には仮交際希望を出した。運命やいかに。

 

それでね。合間の時間が暇すぎたので、初詣でもしようかと近隣の神社をググっていったら、まさかの閉まってた。社務所って三連休でも閉まるんだ…。

肩を落としたけれど、ならばとお買い物時間に切り替え。

買ったのはスリーコインズの珪藻土小物入れ(目的買い)※左 と、別のお店で買ったポケトル(衝動買い)※右。白背景だから全部白いな。

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珪藻土小物入れは元々欲しかったのだが、近くのスリーコインズで品切れしており、次見かけたら買おうと思っていた。なぜ欲しかったかというと、今まで歯ブラシ入れにしていた100均のプラ容器が汚れに汚れ、もう5年以上使ったしということでさよならしたのだ。しばらくうがい用のコップに歯ブラシやヘアブラシを入れていたけど、うがいの度に入れ替えるのは面倒だった(笑)。珪藻土、初めて使うけどどれくらい乾きが早いのか楽しみ。最近家の日用品が色々壊れてきているけど、新陳代謝というか総入れ替えしなさいと神様が言っているのだろうか…。昨日は洗濯物を入れるバケツの取っ手が取れた(笑)。まじかよ。

ポケトルはセールになっていて、手に取っていたら欲しくなった。一旦気持ちを抑えて100均やらフランフランにも寄ってみた。フランフランにも似たような商品があって可愛かったけど、今の気分はフランフランの可愛さではないんだよなあ(面倒くさい奴だ)。という訳で、2割引きだし、シンプルイズベストということで、ポケトルを入手。なぜ買おうかと思ったかというと、最近お気に入りのフレームレザーバッグで出かけることが多くて(↓過去記事参照)、荷物をよりコンパクトにしたかったのだ。夏場は水筒orペットボトル必須だけど、冬ならこのサイズでも問題ない。本当はもっと水を飲んだ方がいいんだけどね…。補完の役割だよ。

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今日は至る所で成人式のお嬢さん方を見た。振袖可愛いなあ。華があってとても美しい。成人式、開催しない市町村もあるとニュースでやっていたが、中止になるなんて悲しいな。致し方ないけど…。私自身成人式はさほど興味がなかったが、とりあえず行ってみよか程度の気持ちで行ったら最っ高に楽しかったという思い出があるので、中止は悲しい…。多少気が乗らなくても、行けるもんは行っとくべきなのかもしれない、と身をもって教えてくれた出来事だったな。

 

★本日の一冊×2★『百貨店ワルツ』マツオヒロミ(2016)実業之日本社

百貨店ワルツ (リュエルコミックス)

百貨店ワルツ (リュエルコミックス)

 

 本というより漫画だな、と思ったら元は同人誌だったのか。一時期本屋さんに平積みされていて、興味はあったものの読んでいなかった。図書館ってこんな本も置いているんだね。架空の百貨店という設定で色鮮やかなイラストと漫画が挟まれている。この作者さんの色使いとても好きだな。モデルはあそこかな?と思っていたら違う百貨店でした。

 

『1は赤い。そして世界は緑と青でできている』望月菜南子(2020)飛鳥新社

1は赤い。そして世界は緑と青でできている
 

なにげなーく手に取った本だけど、色々と考えさせられた。共感覚を持つ大学生の方のエッセイだ。

そういや、私の大学時代の先輩が共感覚を持っていた。みんなはそのことをたまに話題にしていたけど、詳しく本人から話を聴いたことは無かったし、なんせご本人がいい意味でぶっ飛んでいた人なので、「◎◎さんならあり得るよね」とさも当然という反応であった。

でもこの方の手記を読むと、単にすごいというだけではない、共感覚による壁がいくつも立ちはだかることがあると分かる。特に勉強の場面では、源氏の名前が覚えられない(みんな同じ色に見えるそうだ)など支障をきたす一方で、九九などは色の組み合わせですぐに覚えられたという。その上で、著者は共感覚を「他の人とは違う感覚」とし、「他の人の違う感覚も知りたい」と結ぶ。共感覚は病気?と問いかけられることについての反応も記されており、多様性について熟考されたんだろうなと思う。私は、上記の著者の考え方がとても素敵だと思う。

必要なのは、共感覚であろう子どもへの支援なのではないかと感じた。子どもにとっては共感覚が当たり前で、マイノリティであることには気づいていない。だからこそ親や教師など教育に携わる者が知識を持ち、適切なフォローをすることが大切なのだと思う。著者は高校時代に共感覚の知識を持つ教師と出会い、大学では自ら研究対象にもなり造詣を深めた。知識へのアクセスが重要ではないだろうか。

最後、著者がコロナについて言及しており、思わず裏表紙を見ると2020年8月発刊の本だった。半年ほど前の新しい本だったんだ。今、日本のどこかで生きている著者さんに思いを馳せて、本を閉じた。