To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

二人の毎日

夫と二人で育休だと、結構時間をゆったり使える。もちろん授乳は2〜3時間おきだしそれに合わせて現在のスケジュールが組み込まれているけれど、夫がいれば安心してシャワーを浴びられるし、ごはんも作れる。

今日は昼からドライカレーをホットクックで作り、プラスしてパイシートでポットパイを作った。なんだ?この休日感のあるランチは…。パイシート最強!

ホットクック、働いている時も大活躍だったが、「熱々の状態で保温できる」のは育児でもかなり強みだ。私の元上司がよく「育児中は温かいものを温かいうちに食べられない、麺類なんて伸びる」と言って産休中にゆっくりそうしたものを食べなさいと言っていたが、二人いると普通に食べられる。素晴らしい。

夜の授乳前には、出産後から見られていなかった推しの子を鑑賞。やっぱりおもしろーい!!夫から借りた漫画の最新刊も読んだよ。どうやったらこんなストーリーを思いつくのだろう…。

ってな訳で結構好きにできている。何なら本も読めるよね。昼寝しないと睡眠時間が削られるので、午後から稼働できる時間は短いけれど(とは言ってもMAX2時間寝るだけだが…)、何とかなっている。世の中共育児を普及させるために、育休は絶対夫も取るべし。ほんまに。産院でお話しした方々も、パートナーが育休取る率高かったしな。(to 弊社…)一ヶ月健診で元通りの生活の許可が出たら、リングフィットを再開するぞ。

夜中の授乳はパリ五輪を見ながらやるか、なーんていいながら、夫と束の間の眠りについたのだった。

あっという間に2週間

入院中のごはんが恋しくなるよう。今から思うとめちゃくちゃ楽しい入院生活だった…あんなにも濃密な1週間は、人生でもあるかないかだろう。

授乳の度に手を洗うので、手の甲が荒れてきた。急いでハンドクリームを塗る。幸いボディクリームのあまりが家に結構あるので、それを順番に使い切ろう…。

昨日はマイナス給与も振り込んだ。育休給付金が振り込まれるまで、控除のマイナス分を自分で振り込まないといけないアナログさ。すっからかんの給与明細はどこか物悲しいが、そのうちにお金も入るので、ゆったりした気持ちで臨もう。

小さな大冒険

冒険の朝が早いのはお約束。今日は6:30にアラームをかけて起床。何があるかと言えば、産後1週間健診だ。

今回、退院してから初めてのお出かけ(病院だけど)ということもあり、攻略すべき点がいくつか。

①病院まで往復2時間かかる

以前、産院まで自宅から車で1時間かかった。車内では子をベビーシートに乗せるので、授乳を出発までに終えなければならない。今授乳するぞ!といってできるものでもないので、計算が必要だった。ベビーシートのつけ方も急いで習得。

②子は抱っこ移動

生後1ヶ月までベビーカーや抱っこ紐が使えないので、抱っこで移動するのだが、不慣れなので結構危ないと気づいた。足元の段差、靴紐のゆるみ…うっかりしたらと思うとぞっとする。命綱的なものが欲しい。普段からサンダルもたまにこけるので、スニーカー一択になっている。紐を結ばなくていいスリッポンが欲しいな…。

③授乳スペース必須

3時間おきに授乳、なんなら今2時間おきを切る頻回授乳なので、スペースがあるかどうかが大きい。駐車場や院内で授乳する可能性を考えて、授乳ケープを急いでポチった。家で試しにつけてみたが、上手くできない…。というか小児科や産科はスペースがあるはずだが、事前に聞いておけば良かった(後悔)。

④行程が長い

小児科(子の健診)と産婦人科(母の健診)は別の日に受診してもいいのだが、往復を考えて同一日に予約した。しかし合間に2時間ほど空いてしまったので、色々質問が溜まっていた授乳について聞くべく助産師外来を挟むことに。小児科→助産師外来→産婦人科とはしごすることとなった。

⑤持ち物が多い

ほぼ子どものためのものだが、母子手帳・診察券・問診票・おむつ・お尻拭き・ミルク・予備の着替え・ゴミ袋など一式に加えて、車中で食べる朝ごはん・ハンディファン(子の暑さ対策)・サンシェード・授乳ケープ・授乳クッションなどみるみるうちに荷物が増えていく。どうりでペアレンツバッグというものがあるんだね…。

 

とまあ、ドタバタだったので、運転手である夫には夜しっかり寝てもらい、私はワンオペ授乳。何とか6:30〜に授乳成功、ぐっすり眠らせることができた。猛暑を感じる中、朝からカーシェアを借りて朝ごはんを食べながら病院へ。レッツゴー!

 

まず小児科へ入ると、一番乗りだったようで待つ。夫は車内待機予定だったが、付き添い可だったためあとから来てもらう。院内には授乳スペースやクッションもあり、ほっとする。診察時には子の名前が呼ばれ、「ああ社会の一員になったのね」と少し感慨深くなる。

ちなみに先日出生届を出した後、職場への提出書類として住民票を夫が出していて、そこにもちゃんと記載されていた!当たり前だけど、我が子がこの社会の構成員になったんだなあと嬉しくなる。

呼ばれるまでにおむつ替えをしていると診察に呼ばれる。次の授乳タイミングだったため、ギャン泣き。ごめんねごめんね…。泣き声に一切躊躇することなく手際よく身長・体重・黄疸・酸素濃度を計る看護師さんに惚れ惚れ。最終的には哺乳瓶の乳首部分をおしゃぶりのように咥えさせられ、子はちゅーと吸って大人しくなっていた(何も出ないよ)。合間には問診票に書いていた疑問点などについて、コンパクトに説明をしてくれた。

小児科医の先生の診察ではほとんど問題がなかったのだが、身体の赤みなどを念の為に見るということで急遽来週も受診することに。母乳メインでこれだけ体重増加していたら立派だと褒められた。良かったー。

 

続いて助産師外来に行く前に授乳。なんだかんだで予約した時間まで少しだった。まず相談事項を伝えて、アドバイスをいただく。助産師さんって本当にすごい、悩んでいた方針について2人で相談し、最後には夫と子に合流してもらい今後の方針を説明してもらった。私の主観では伝えにくい部分を、助産師さんが的確に伝えてくれて、夫も安心したよう。良かった。もう少し家から近くて通いやすかったら言うことないのに!笑 こちらも来週診てもらうことになった。

ここでまたミラクルが。夫に車内を冷やしてもらうため先に行ってもらい、玄関で待機していたところ「晴ちゃん」と声をかけられる。見上げると私の友達!出産日が1日違いなので一週間健診もほぼ同じになるが、予約時間などの関係で会えるとは限らない。思わぬ(思ったより早い!)再会に喜んだのも束の間、彼女から「私もこの子もコロナになって…移したらいけないから近寄らないでおくね…」と後退りしながら言われた。な、なんて…産後からハードモードすぎるだろう。「お大事に!」とだけ伝え、お互い立ち去る。元気になったら絶対にまた会おう。それにしてもまた会うなんて、本当にご縁があるんだな。

 

産婦人科まで40分ほど空きがあり、車内に戻って待機。この間にも泣かないか不安だった。ミルクをあげてもいいのだが、私の胸の張りが大きくなってしまうので、できれば授乳したいのだった。すやすや眠っているのを見届けて、産婦人科を受診。先週までここに入院していたなんて、嘘みたいだ。待ち時間は相変わらず長いが、やっと先生の診察。特に問題はなく、子の名前を聞かれて、ご自身のエピソードを教えてくださった。子ども好き、話好きな先生でほっこりする。次は一ヶ月後健診にきて下さいと言われて終了。会計待ちの間に、夫から子がふにゃふにゃしだしたとLINEが。ギリギリ間に合って、車内に急いで戻ると泣き出したので授乳。

無事に終わった後、ゆっくりと車を走らせて自宅に戻り、車中で私は昼ごはんをかじる。安全運転で自宅に到着し、子を寝かせた後、夫と二人でお疲れー!!と労りあったのだった…。朝7:30に出て、帰ったらもう15時前だった。夫もてきぱき動いてくれて、本当に頼れるパートナーだった。この人が私の夫であり、子どもの父親って良かった。そして私の子よ、長時間お疲れ様でした!こうして、小さな子の大きな冒険は幕を閉じたのだった。

SNSは時に毒

やっと入院中の新聞を全て読み終えた。育児の反動なのか、家の細々としたことが目につくので、断捨離(人にもらったりして何だか捨てられないものとか…)をしたい。

Xの治安は論外として、インスタのおすすめ欄がいつのまにかベビー一式に変わっていた。今までは妊婦情報やら流行りのグルメやら可愛いワンコ特集(ぼーっとそれを見るのが好きだった)が出ていたのに、ほぼオール育児やん。そしてすべて「◯◯するコツ!」とか「△△には注意!」とか、煽られるようなサムネが多い。

最初は気になるものをタップしていたけど、もう開くのをやめた。考えてもキリがないし、基本的に新生児はきちんと体重が増えていれば問題ないと言われるので、体重増加中の我が子は問題ないだろう。不安や質問は、病院で聞く方が確実だし(ちょっと遠くてすぐに聞けないのが辛いが…。かかりつけの小児科は徒歩圏内に通うつもりだったので、産後すぐに産院に通うことまでは考えていなかったな)。やーめたやめた。SNSを使っても、使われるのはやなこった。

誰ファースト

 

さなぎのようなシルエット。出産前に唯一自分で欲しくて買っていた洋服、エイデンアンドアネイのハリポタスワドル!満を持して着せてみる。下半身だけの写真だと変な感じだが、さなぎみたいでとてもキュート。

しかし、我が子は手足をバタバタさせるのでラップスワドルは苦しそうに見えて、泣く泣く写真だけ撮って、ラップ部分のファスナーを開けたのだった…。あと2枚あるし、寝返りを打つまでしか着せられないから、積極的に着せたかったのだが…。うっ。だから産院で沐浴したあと、他の子はしてもらっているのにうちの子はバスタオルでおくるみしてもらっていなかったんだな…理解。スワドルのほうが寝つきが良くなる子もいるらしいが、真逆かも。せめて写真を撮りまくるぞ。

 

今まで穏和な二人暮らしだったところ、アンコントローラブルな新生児が仲間入りすると、生活は簡単に右往左往する。すべてを新生児を中心に回し、間に自分たちの生活習慣の実践や休息をマッハで行っている気分である。

昨日は色々あり、夜夫婦で話し合ったのだが、夫に「今まで娘ちゃんファーストでいなきゃと思っていたけれど、その考えが間違っていたことに気づきました。晴ちゃんファーストでないと、間接的に娘ちゃんファーストにはならないと分かった。だから、俺は晴ちゃんファーストでいきます」と言われた。

ありがとうという気持ちと、そりゃそうだという気持ち。子どもを可愛がるには自分の余裕が不可欠で、余裕を作るには睡眠時間の確保が必須だ。そのためには授乳の空き時間、Max2時間の間に家事ややりたいことを終わらせる必要があるのだった。段取りよく進めないと不測の事態にも対処できない。という話をしていた。良い話し合いができた。

それぞれの人生

親友からいただいたロールケーキ、残り一つを大事に取っておいたのだが、産後のご褒美としてついに開封。美味しかった〜〜ありがとう!!

子が寝た後が夫婦二人でゆっくり過ごせる時間なのだが、これもほとんど1日寝ている新生児期だけなんだろう。出産前日、いつものようにソファに寝転がっていると、夫に「いつもよりお腹張ってる」と言われた。そういえば、いつもは胎動でお腹右寄りに手足を蹴ってきていたのだが、その日だけは真ん中にぼこっと膨らみがあった。珍しいところにいるなあと喋っていたら翌朝破水するのだから、普段と異なる状況は何かの前触れなのかも。いつ出産になってもおかしくないと思いつつ、それが最後の二人の夜になるとお互いに思っていなかったふしがあり(計画無痛希望だったし)、人生のラスト◯◯っていつなのか分からないんだろうなあとしみじみ。ラスト◯◯が分かって噛み締めて準備できるって、それだけで幸せなんだろうな。もちろん今回は出産という慶事なので、後悔は何もないのだが…。

 

夫と昨夜、この子はどんな人生を歩むんだろうという話をしていた。結婚式するとしたら泣いちゃうね、という話を(いきなり飛躍)したり、高校生で留学したいと言ったらどうする?という話をしたり。大学で留学だったら素直に送り出せそうだけれど、高校だったらかなり考えるかも。どう対応するかという問いに対して、夫婦揃って「様々なシチュエーションを想定できているか質問する」「親にプレゼンをさせる」と両者揃って一致して笑った。親に面接されるほど面倒なことはないと思うが…。

同時に、私は私で今後のキャリア、人生を考えている。産休時はいろんな本を読んで考えたけれど、10年ほど前に興味があると思っていたことが今巡り巡って戻ってきていて、しかしそれはストレートに今の会社で実現できることではない。じゃあ転職するか?でも専門性がな…と思うし、今の会社を辞める理由もない。私が思っていたことではあるが、夫も「娘ちゃんは娘ちゃんの人生、晴ちゃんは晴ちゃんの人生なのだから、晴ちゃんのやりたいことは応援するよ」と言ってくれた。そうだな。夫の自己実現を応援することも私の自己実現だし。私と子は別の人格で、異なる人間だ。 

ポジティブな意味で持続可能な生活をすることと、大きなやりがいを模索することは、両立させていきたいな。それが、子に示せる親の姿だと思うので。

 

無制限タイムアタック

今日のおやつは、ずっと控えていたアイスと、産院でもらったノンカフェインカフェオレにした。森永が出している母親向けの商品。きっと企業が提供しているのだろう、あらゆる備品が森永であった。明治・雪印、と競合他社がいる中で、森永の営業さんが頑張って売り込んだのだろうなと勝手に推測する。産院の入院部屋はいろんな紅茶やコーヒーなどを置いてくれていて、それを深夜4時くらいに一人で飲んでいたものである。勝手に思い出深くなっている。ティーカップが私の欲しかったウエッジウッドのワイルドストロベリーだったので、育休給付金が入れば…まあ入るのは9月以降なので家計はずっと赤字ですが…ご褒美に買いたいな。まあすぐにでも買っていいんですが…。

昨日はお風呂が癒しの時間と書いたけれど、今ご飯とおやつの時間も癒しだ。合間を縫って、妊娠後期に食べられていなかったおやつを食べて、至福のひととき。体重も退院の朝にはほぼ妊娠前まで戻っていて、今朝計ったら完全に妊娠前と同じ体重だった。はや。これは授乳の力だろう…。ご飯もおやつとモリモリ食べてこれ。授乳が終わるとどうなるんだろう。

 

毎日、子が寝ている間に猛スピードで日々の生活習慣(ご飯シャワートイレなど…)を行う。無制限タイムアタックをしているような気分。昨日の出来事をまじで忘れるくらいなので、アプリ「ぴよログ」には助けられている。これがないといつ授乳したか忘れて困る。4時間以上空けると子にも私にも影響が出てくるので、コントロールが大切になる。ぽちぽち押すだけで振り返りができて便利だ。

産院では気づけば外で蝉が泣いており、トランプ氏が暗殺未遂されていて、世間から遠く離れた場所にいるな…と授乳中に朝日を見ながら思ったが、そうした日々もいつか忘れてしまうと思うので、思い出せるうちに頑張って書く。育児中とは思えない文章量になっているが(笑)。

 

そういえば、母になったんだなあというのは、物理的には?子がおっぱいを吸った時や、授乳シーンを見た親からあなたも母親になったねぇと言われた時。精神的には?先日書いた母子同室の最初の夜。

一番自分でおおっ、となったのは、産院で助産師さんが沐浴をしてくれていた子を引き取る際、ベビー室(いっぱい赤ちゃんがいる)から聞こえてくる声で「あ、うちの子の声」と思ったらその通りだったことである。私やるやんと思った。夫は感心していた。知らず知らずのうちに鍛えられているのかもなあ。