To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、育児・お買い物ログ・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

小さな大冒険

冒険の朝が早いのはお約束。今日は6:30にアラームをかけて起床。何があるかと言えば、産後1週間健診だ。

今回、退院してから初めてのお出かけ(病院だけど)ということもあり、攻略すべき点がいくつか。

①病院まで往復2時間かかる

以前、産院まで自宅から車で1時間かかった。車内では子をベビーシートに乗せるので、授乳を出発までに終えなければならない。今授乳するぞ!といってできるものでもないので、計算が必要だった。ベビーシートのつけ方も急いで習得。

②子は抱っこ移動

生後1ヶ月までベビーカーや抱っこ紐が使えないので、抱っこで移動するのだが、不慣れなので結構危ないと気づいた。足元の段差、靴紐のゆるみ…うっかりしたらと思うとぞっとする。命綱的なものが欲しい。普段からサンダルもたまにこけるので、スニーカー一択になっている。紐を結ばなくていいスリッポンが欲しいな…。

③授乳スペース必須

3時間おきに授乳、なんなら今2時間おきを切る頻回授乳なので、スペースがあるかどうかが大きい。駐車場や院内で授乳する可能性を考えて、授乳ケープを急いでポチった。家で試しにつけてみたが、上手くできない…。というか小児科や産科はスペースがあるはずだが、事前に聞いておけば良かった(後悔)。

④行程が長い

小児科(子の健診)と産婦人科(母の健診)は別の日に受診してもいいのだが、往復を考えて同一日に予約した。しかし合間に2時間ほど空いてしまったので、色々質問が溜まっていた授乳について聞くべく助産師外来を挟むことに。小児科→助産師外来→産婦人科とはしごすることとなった。

⑤持ち物が多い

ほぼ子どものためのものだが、母子手帳・診察券・問診票・おむつ・お尻拭き・ミルク・予備の着替え・ゴミ袋など一式に加えて、車中で食べる朝ごはん・ハンディファン(子の暑さ対策)・サンシェード・授乳ケープ・授乳クッションなどみるみるうちに荷物が増えていく。どうりでペアレンツバッグというものがあるんだね…。

 

とまあ、ドタバタだったので、運転手である夫には夜しっかり寝てもらい、私はワンオペ授乳。何とか6:30〜に授乳成功、ぐっすり眠らせることができた。猛暑を感じる中、朝からカーシェアを借りて朝ごはんを食べながら病院へ。レッツゴー!

 

まず小児科へ入ると、一番乗りだったようで待つ。夫は車内待機予定だったが、付き添い可だったためあとから来てもらう。院内には授乳スペースやクッションもあり、ほっとする。診察時には子の名前が呼ばれ、「ああ社会の一員になったのね」と少し感慨深くなる。

ちなみに先日出生届を出した後、職場への提出書類として住民票を夫が出していて、そこにもちゃんと記載されていた!当たり前だけど、我が子がこの社会の構成員になったんだなあと嬉しくなる。

呼ばれるまでにおむつ替えをしていると診察に呼ばれる。次の授乳タイミングだったため、ギャン泣き。ごめんねごめんね…。泣き声に一切躊躇することなく手際よく身長・体重・黄疸・酸素濃度を計る看護師さんに惚れ惚れ。最終的には哺乳瓶の乳首部分をおしゃぶりのように咥えさせられ、子はちゅーと吸って大人しくなっていた(何も出ないよ)。合間には問診票に書いていた疑問点などについて、コンパクトに説明をしてくれた。

小児科医の先生の診察ではほとんど問題がなかったのだが、身体の赤みなどを念の為に見るということで急遽来週も受診することに。母乳メインでこれだけ体重増加していたら立派だと褒められた。良かったー。

 

続いて助産師外来に行く前に授乳。なんだかんだで予約した時間まで少しだった。まず相談事項を伝えて、アドバイスをいただく。助産師さんって本当にすごい、悩んでいた方針について2人で相談し、最後には夫と子に合流してもらい今後の方針を説明してもらった。私の主観では伝えにくい部分を、助産師さんが的確に伝えてくれて、夫も安心したよう。良かった。もう少し家から近くて通いやすかったら言うことないのに!笑 こちらも来週診てもらうことになった。

ここでまたミラクルが。夫に車内を冷やしてもらうため先に行ってもらい、玄関で待機していたところ「晴ちゃん」と声をかけられる。見上げると私の友達!出産日が1日違いなので一週間健診もほぼ同じになるが、予約時間などの関係で会えるとは限らない。思わぬ(思ったより早い!)再会に喜んだのも束の間、彼女から「私もこの子もコロナになって…移したらいけないから近寄らないでおくね…」と後退りしながら言われた。な、なんて…産後からハードモードすぎるだろう。「お大事に!」とだけ伝え、お互い立ち去る。元気になったら絶対にまた会おう。それにしてもまた会うなんて、本当にご縁があるんだな。

 

産婦人科まで40分ほど空きがあり、車内に戻って待機。この間にも泣かないか不安だった。ミルクをあげてもいいのだが、私の胸の張りが大きくなってしまうので、できれば授乳したいのだった。すやすや眠っているのを見届けて、産婦人科を受診。先週までここに入院していたなんて、嘘みたいだ。待ち時間は相変わらず長いが、やっと先生の診察。特に問題はなく、子の名前を聞かれて、ご自身のエピソードを教えてくださった。子ども好き、話好きな先生でほっこりする。次は一ヶ月後健診にきて下さいと言われて終了。会計待ちの間に、夫から子がふにゃふにゃしだしたとLINEが。ギリギリ間に合って、車内に急いで戻ると泣き出したので授乳。

無事に終わった後、ゆっくりと車を走らせて自宅に戻り、車中で私は昼ごはんをかじる。安全運転で自宅に到着し、子を寝かせた後、夫と二人でお疲れー!!と労りあったのだった…。朝7:30に出て、帰ったらもう15時前だった。夫もてきぱき動いてくれて、本当に頼れるパートナーだった。この人が私の夫であり、子どもの父親って良かった。そして私の子よ、長時間お疲れ様でした!こうして、小さな子の大きな冒険は幕を閉じたのだった。