To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

人の真価が問われる時

以前からブログに「パートナーシップに求める安心感」について書いている。これが何を意味するのか自分なりに色々考えているのだが、ある日新聞を読んでいて「有事の際の人間性」について頷かされた。

今なら、豪雨などの自然災害。震災もだし、コロナだって100年に一度の有事だ。そういった時に、どう振舞うか。新聞に掲載されていたのは、自分のパートナーが避難所でてきぱきと働いたり、高齢者や小さな子どもに物資を分け与えるのを見て、「この人と夫婦になって良かったな」と実感する事例だった。有事の時にその人の人間性が表れると思う。逆に、自分の家族のことだけを考えて物を買い占めたり(もちろん自分たちが精神的・身体的に健康でないと、利他的にはなれないと思うが)するパートナーを見てがっかりしてしまった、という意見も散見された。

有事は非常事態なので、想定するのは難しい。だが「この人は有事の際にどんな風に振舞うだろうか」と想像してみることは、自戒を込めて、ちょっと考えてもいい気がする。別に二十四時間、善良人間であれということを言う訳では無いが(笑)、私の友人に置き換えて想像してみると、きっとみんな周囲のために動ける人ばかりだろうなと思った。

 

昔憧れていた高校の先輩が、「人の真価はその人が亡くなった時に分かる」「”故人は〇〇大学卒業で…”なんて、葬式ではきっと誰も言わないじゃん。立派な職業や収入、学歴で判断するわけじゃない。”あの人は心優しい人でした””みんなから慕われる人でした”という言葉が、その人の人間性を表すと思う」と言っていて深く感じ入ったことがある。ずっと前に言われたことなので忘れていたけれど、最近思い出した。人が亡くなった時、とまでいくと極端だが、いつ何時起こるか分からない有事において、その人の真価が問われるというのは事実だと思うな。そして有事の際の行動が当人の本音であり、それを他人が変えることはできないのだ。そういう意味では…コロナは人の真価が分かる機会かもしれないね。