To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

自然な出会い信仰

婚活における「自然な出会い」信仰は、世間でも根強い。

「過去よりも今後どう一緒に過ごすかが大事だから、どこで出会ったって一緒だよ!」と私は口にしていた。でも、そう言う私自身が自然な出会いというものにすごく囚われていたように思う。

一般的なのは「学生時代から付き合っていた」とか「職場で出会った」とか「友達の紹介」だろうか。学生時代という過去を変えるのは今更無理だし、女性比率高めの職場勤務の私は、自ずと友達に「いい人いたら紹介して!」と訊いて回ることとなった。とりあえず口に出して伝えることに全力を注いだ。もちろんそれだけだと出会いの母数は少なくなるので、他の選択肢も実践してみたが、友達の紹介だけはどんな方でも絶対に会うようにした。

とは言うものの、そもそも友達に紹介を頼むのも気が引けるものだ。常に恋愛状況をオープンできる人は話が違うのかもしれないが、自分から語りだすことがない私はよっこいせ!と腹を括り、信頼できる友達にいつどんなタイミングで言うか見計らって伝えていた。

友達の紹介のいいところは、自分に合うであろう人を紹介してくれることと、相手の身元や評判が知れていることだろうか。私は紹介を頼み、実際に紹介された人と付き合ったこともあったし、上手くいかなくて破局した後もまだ何となく「自然な出会い」を求めていたところがあった。アラサーで自然な出会いなんて無いと頭では思うものの、自然に出会うことへの憧れ、すなわちマリッジストーリーへの憧れがあったのだ。ストイックに自分で数を打ち、いかに引き寄せるか…。友達が色んな人を紹介してくれる中で(本当にありがたかった)、ふと感じることがあった。

それは………。ちょっと言いにくいのだが…というかブログだからこそ書くのだが、「友達の紹介だからといって、友達自身がよく知る人を紹介される訳ではない」ということだ。友達よ、紹介してくれたのに本当にごめんなさい。別に何か嫌なことがあったとかではないよ。ただ、単純にそう感じただけ。

というのは、アラサーにもなれば「数年連絡を取っていないけど、彼女はいないと思う…はずの友達(知り合い)」という紹介がとても多く(何度も言うが、それに文句をつけるわけじゃないよ!そもそも紹介するのも労力が要るし、繋いでくれるだけで大大大感謝なのだ)、結果的に会ってみるともらっていた情報と齟齬があることが結構あった(笑)。それを繰り返すうちに「別に自然な出会いじゃなくてもよくない?」と、私は思い直したのだ。

自然な出会いを求めて迷走した時期を経たお陰で、「まあ自然な出会いじゃなくても、いっか」と考えれるようになったのは大きかった。何事も経験してみないと分からないし、経験スピードを速めた方が納得までのスピードも速くなる。納得すれば、行動を変えたらいいだけだ。婚活PDCAがあるならば、PPDDDDDDDDDDDDCCCCCAAAAAAAAAAAくらいでやった方がいいね(笑)。

自然な出会いは素敵だ。でも実際問題、アラサーだと難しいのも事実。その事実を捉えた上でどう動くかだ。というか、自然な出会いが多いのは幻想で、実際はマッチングアプリでの結婚が昔のお見合い結婚の代わりと聞いたことがあり、合点がいく。

色々書いたけど、結局は自分が納得してるかなんだなあ。