To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

コロナ禍が終わったら

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お茶と紅茶の両刀使い。

 

 

去年の今頃、一気に集会や宴会が無くなって「コロナ」という言葉が毎日ニュースに出るようになった。私も去年の今、本当ならグアムで友達とバカンスを楽しんでいるはずだったけど(笑)、渡航5日前ほどにキャンセルした。まだまだ未知の感染症だったし、世間もそれどころじゃなくなっていき、とても無理だなと判断を下した。お金は半額しか戻ってこなかったけれど、自身の信用等を含めると、その時に行かなくて良かったと思う。

マスク生活も1年。「コロナが終わったらな~」とよく友達と妄想した。マスクを取って話がしたい、飲み会がしたい、旅行に行きたい。「コロナが落ち着くまでは我慢だね」と何度口にしただろう。私たちはすっかり我慢耐久に慣れてしまったのかもしれない。

では、コロナが完全に終息した状況はいつ来るのか?というか、はっきりと「終息した」と言う状況になるというより、段階的に生活がコロナ前に戻っていき、WHOかどこかが終息宣言を出したら万々歳といったところか。緊急事態宣言の発令をもってコロナ禍という言葉もスタンダードになって、始まりは割とはっきりしているけれど終わりは見えない。日本も徐々に東西の行き来ができるようになり、Go Toと言わなくても旅行できるようになり、やがてはマスクを外して海外を自由に渡航できるようになった時、人々はコロナが落ち着いたと言うのだろう。うやむやのまま、コロナ後が始まる。「もはや戦後ではない」ならぬ「もはやコロナ禍ではない」なんちゃってね。インフルエンザのように、コロナとの共存社会になるのかな。

コロナになって落ち込むことばかりクローズアップされるけど、多少はいいこともあったし、親しい人たちとの絆に改めて感謝した。この、コロナ真っ最中の今の気持ちを、二度と忘れないようにしたいなと思う。味わわなくて良かった気持ちもあるけど、この痛みを感じられるようになったからこそ、より人に優しくできるようになったんじゃないかと思うのだ。そういう人に私はなりたい。

コロナについては友達と「絶対歴史の教科書に載るでしょ~」と言っているのだが、”コロナ・ショック”、”ポストコロナ時代”と書かれた教科書を読むとき、私はおばあちゃんだろうか。昔から歴史が好きだったけど、当たり前だが、史実一つ一つに血なまぐさいドラマがある。私たちも今回、全員がその主人公になったと言うべきか。なりたくてなった訳じゃない…けれど、懸命に生きた記録は残していきたいと思う。毎日いろんなことに迷うけれど、生きていたら何だっていいんだよなあ。