To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

逃げ恥の感想続きと、友人の結婚報告

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いちごの日!

 

逃げ恥の感想を追っている。色んな人がコメントしているので見るのが楽しい。今回ならではの意見として、「経済的余裕・理解のある会社・家族の良好な関係等が無ければ、平匡とみくりのような選択肢を取ることはできない」というものがあった。確かに、今回いつの間にかみくりは就職しているし、実家や義父・義母にがっつりサポートしてもらっているし、平匡の会社も男性の育休取得等(反対はされるが)を行えるし、いざという時は家事代行を使っていた。実際の社会では、そう甘くない…人間関係の問題、文化資本の問題、地域の問題(逃げ恥は都市部だから解決できた問題が多い)。だから分断された社会の話のように思える、以前ほど感情移入できなかったという意見も散見されて、なるほどなと思った。

それも踏まえて、私は今回の逃げ恥がそこまで書ききってくれたことに感動している。扱っていたテーマは選択的夫婦別姓・男性の育休取得・無痛分娩・シングルの老後問題・コロナ禍…と、もりもり過ぎる位の内容だった。むしろ2時間でよく収めたよね…。賛否両論出るのは分かる。平匡とみくりが、様々な面で”余裕”のある世帯の話だというのも分かる。でも私は、今までのドラマで扱われなかったテーマをさらりと描き切ってくれたことに、社会の意識の変化を感じるし、”理想”を見せてくれたことに意味を見出している。例えば、テレビの女性の出産シーンはいつも自然分娩だった。女優さんが汗だくになって演技して、気が遠くなった後に赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるのが一般的…だったが、今回は拍子抜けするほどあっさり(無痛分娩のメリットデメリットを提示しながら)だったのもすごく良かった。どんな出産方法であれ、産む女性とパートナーに総意があれば、どんな選択肢だって選べたら素敵だと思う。世の中には自然信仰が多すぎる。

逃げ恥が理想の話になってしまったとしても、それを描き切ることに希望があると私は信じたい。遠い世界のフィクションじゃなくて、いずれは社会のスタンダードになるための一助になってくれた…そう思っている。

 

話は変わり。今日、また(ここ半年いろんな友達の結婚出産報告を聞くので)遠方に住む友達から結婚報告を受けた。この子は、コロナになってから距離を置いていた子だった。クリスマスカードをくれたので、お礼に年賀状を贈ったら、LINEでメッセージが来ていた。

なぜ距離を置いていたかというと、…いや8割は好きなんだよ。賢いし人付き合いも上手いし、仕事に対しての情熱もある。だけど、彼氏の自慢話が多くて…(笑)。私が一昨年(と書くと何だが衝撃的だ。そんなに時間が経ったっけ)、元彼と別れてその話をきいてくれた時も、一旦話が落ち着くと通常営業だった。「彼、本当にいい人やねん。いい子」というのを何十回と聞かされて、「もういいよ」と内心呆れていたのは内緒。婚活をしている身としては、正直まるっきり面白くない。私の中で彼氏自慢をする友達は珍しいので、最初は新鮮だったが段々疲れてきたのだ。コロナになって以降は、会っていなかった。それで良かった。「会ったらきっと彼氏の話をずっとされるんやろうな~」と思ったら、会う気も無くなった。

とりあえずLINEには大人の対応として軽く返信しておいたけど、何だか疲れちゃうね。婚活お見合い一発目を今週末に控える身としては、別にききたくなかったしどうでもいいわという気持ちだったので、ストレス発散でブログに書いておいた。仕事でもプライベートでも孤独な気持ちはあるけど、甘んじて受け入れよう。私は私の道をいくぞ。そう決めたから、ぶれない。

 

★本日の一冊★『京都のおねだん』大野裕之(2017)講談社現代新書

京都のおねだん (講談社現代新書)

京都のおねだん (講談社現代新書)

 

年末年始読書ウィーク再開。やっと読めた新年一冊目だ。

『京都のおねだん』というタイトルの通り、京都にまつわる食や文化に関しての値段と考察が書かれたもの。とても面白かった。例えば抹茶パフェ発明の話や、舞妓・芸妓で遊んだらいくらかかるのかという体験談など。思うと、京都って小さな街の中にたくさんの文化が凝縮されたような街だ。至る所から出土する遺跡、街に点在する石碑、敷居が高そうな艶めかしい町屋。京都のおねだんは分かりにくい、と本書では書かれているが、確かに知らないことばかり。一度はお茶屋さん、体験してみたいなあ…。