To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

年齢自虐はもうやめよう

反応に困る…ということの私的TOP10に、「上司に年齢自虐をされる」というのがある。

この間も、部長(アラフィフ女性)と私だけが残業した日があったのだが、「ババアはもう帰りますよー。大丈夫~?」と言われて、反応に困った。

→対応①:「ちょ、そんなことないですよw部長お若いのにそんなこと仰らないで下さい!まだ残りまーす、お疲れ様でーす!」と冗談には冗談で明るく返す。

→対応②:「いやいやいやもうー。お疲れ様ですー。」とさらっと受け流す。

→対応③:「ははっ(とりあえず笑いで時間を稼ぐ)。お疲れ様です」とさらにスルーする。

選択肢はこれ位かと思うのだが、私は結局①と②の半分くらいの中途半端なニュアンスで返答をしてしまった。(あ、面倒くさいな…)という気持ちが駄々洩れだったかもしれない。でも、スルーすると心外だと思われそうだから、これまた面倒くさい。

女性に限らず、男性上司に「おじさん(※30代前半)には分からん!」と言われたりしたこともある。

 

自虐するのは本人の勝手だが、私よりももっと年齢の低い子たちは、「これくらいの年齢になったらババアっていうんだなあ(or言わないといけないんだなあ)」とか、「年齢自虐を冗談めかして言うのもコミュニケーションなんだな」とか思ってしまうでしょ。それが嫌なんだよー。

別に、年齢自虐が無くても会話は成立するのだ。冒頭の会話も「お先に帰るねー、大丈夫?」で済む話だ。『逃げ恥』(最近のブログ、逃げ恥のことばっかり書いてるな)で、百合ちゃんが若さを武器に対抗する女性に対し、「(いずれは同じように年齢を重ねる)自分に呪いをかけないで」といなす素晴らしいシーンがある。年齢を自虐に使うのは、もう古いよ。

私は歳をとることを「年齢を重ねる」という言い方がすごく好きだし、そこに個人の歴史や人間性を感じる。逆に「アンチエイジング」という言葉にも敏感になった。”アンチ”という言葉が好きじゃないのだ。アンチエイジングは早めに取り掛かるが吉!と声高に叫ばれるが、例えば私が今アンチエイジングと言い始めたら(※お肌の手入れをするなという話ではない。言葉の使い方の話)、人生100年時代として、あと70年位ずーーーーーっっとエイジングに”アンチ”でいないといけないんでしょう。それって、疲れない?しんどくない?どうやっても老化は進行するし、抗うことはできないけれど、その変化を楽しんでいける人の方が魅力的だと思うな。革製品で「使えば使うほど味が出ます」というのを『経年変化』と表現するが、自分の顔面だって同じだ。顔立ちに生きざまが出ると信じて明るく生きれば、一つひとつの皺もかわいいおばあちゃんになれそうだよね。

年齢に関して、自己を勝手に下げたり、中傷したり、バカにするのはもうやめよう。それらは、自分の周囲や後に続く後輩たち、子どもたちにも影響することだと信じて、私は年齢自虐をしないと決めたのだ。

令和。時代遅れな自虐は私たちの世代で終わりにしよう。