To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

エンパワメント女子会と、妄想分岐ルート

今日は前々から企画していた女子会で、大学時代の同期と久々に会ってきた。思えばこのメンバーで会ったのは、昨年11月。中にはちょこちょこ会っていた子もいるけれど、4人で集まるのは今年初めてだった。

きっかけは、うちの一人からLINEグループへ「彼氏と別れた!女子会したい!せっかくならアフタヌーンをしたい!」という投稿がされたこと。可及的速やかに招集がなされた。4人でしっかりとお腹を空かせて待ち合わせ、アフタヌーンティーの三段トレイに歓声を上げ、写真を撮りながらとりとめのない話を続けた。私が友達のことを愛おしく思うのは、何かあった時にすぐに集まってくれるその優しさに、私も随分助けられてきたからだ。みんな思慮深く、思いやりがあって、とてつもなく優しい。今回も如何なくそのパワーが発揮されたと思うし、次の恋へと進むその子の少しでも励ましになるといいな。

 

昨夜私は暑さで紅茶をがぶ飲みした結果、カフェインの摂取過剰でなかなか寝付けなかった。冷房温度を下げ、ベッドの上で項垂れたところで、お馴染みの「もしも」の妄想が始まった。出てくるのは、「もし友達に”結婚したかった彼A”(ブログに書く時名前が長すぎるので、名前をAとする)の近況を聞き、Aに連絡を取ってみたらどうなるか」というもの。いい加減に飽きないのかと思いつつ、忘れた頃にむっくりと頭をもたげるこの妄想。

妄想は至って次のようなものだ。

・私が友達(私にAを紹介してくれた人)に連絡してみる→友達に「Aは会社を辞めたから、今どうしているか全く分からないんだ」と言われて妄想終了(私と付き合っていた時、過労からAは心を病んだので会社を辞めるという話が出ていた)。

・私が友達に連絡してみる→友達に「まだ思いがあるんやな。でも晴ちゃん、今彼氏いるんやろ?今連絡とってみてもいいことないと思うで」と一刀両断されて終了。

・私が友達に連絡してみる→友達に「まだAは会社に在籍しているけど、俺も彼とはほとんど関わっていない。LINEもブロックされてるかもな~」と言われて終了。

・私が友達に連絡してみる→友達に「Aが晴ちゃんのことどう思ってるか分からないけど、俺から訊いてみようか?」と言われる→後日「Aと連絡とれなかった」で終了。もしくは「Aは晴ちゃんと関わりたくないみたい、ごめん」と言われて終了。

・私が友達に連絡してみる→友達に「俺は正直今Aの心境は分からない。でも晴ちゃんがすっきりするなら、連絡してみれば?」と言われる→Aに連絡してみると、LINEブロック、着信拒否されたままで終了。あるいは、既読スルー、未読スルーで終了。

・私が友達に連絡してみる→友達がAに連絡の了承を取る→Aと連絡を取る。堅苦しいメールのみ。関東の実家に帰ったことが分かる。終了。

いや、終了の文字多すぎ。恋愛シミュレーションゲームも顔負けの、私の分岐ルートよ。しかしこうして書いてみると、行き着く先は”終了”の未来しか見えない。億が一Aと会うという展開が起こっても、私が思い描く”大好きなパートナーとの結婚”とは真逆の方向に人生は進む。感傷に浸っているほど時間は無駄にはしていられないから、私は今まで「彼の消息を聞く」「連絡を取ってみる」という行動に移すことはなかった。

今、どうして妄想が捗るのか?原因の一つは、先日Aを紹介してくれた友達に会って刺激を受けたこと(お互いにAの話は出さなかったが)。もう一つは、別れてから半年以上が経ち、単純に近況が知りたいという思いが芽生えていること。実際、Aは退職が濃厚なので関西にいるかも分からないし、このコロナ禍で、紹介してくれた友達を介さない限り全く消息はつかめない。友達もブロックしているかもしれない。

私はすっきりしたいのか。すごくドMな策だと自分でも思うのが、Aと今後一切交わらない未来を決定的にすることで、私の中でAとの「もしも」の可能性をぽっきり折れる気がするのだ。Aとの別れ際、「このままでは自分が幸せにはならない。もっと自分を大切にしないといけない」という思いで別れを受け入れられた訳だけど、そんなもの頭で納得しただけで、心はずっと追い付いていない。もう、私が好きだったAは幻でいないのにね。よく女の恋愛は上書き保存だなんて言うけれど、新しい相手と出会い、温かいパートナーシップを築けたら過去の思いに蓋をできるのかと思いながら、半年以上進んできた。結果は、ちっとも埋まっていないや。私が、私の友達の立場なら、「いい加減目を覚ませ」と思うことだろう。私も分かっているから、妄想するだけで、行動に移さなかっただけ。

 

熱帯夜の妄想の中で、私が大事にしたいと思ったのは、未だにAに連絡を取ってみたいと思う自分を認めることだった。勝手な言い訳だが、行動しなければただの妄想、今の彼氏を傷つけることはない(今の彼氏が元カノに連絡を取ったなんて聞いたら、私は憤怒の形相で怒り狂うだろうに)…元彼について考えること自体が浮気だと言われたらそれまでなのだが。そうした倫理観や道徳性を置いておいて、「ああ、私、まだAについて妄想できる位には、興味があるんだなあ」という思いは、私にしか分からない。きっと周囲には共感もしてもらえないから、誰にも話さないでいる。でも私の思いは、無かったことにはどうしてもできない。思うことと行動することには歴然の差があるから、ぎりぎりのところで踏み留まっているだけ。

 

このブログで散々「選択」について書き綴ってきたのに、私は今自分の選択を信じることができない。2020年、意識的に小さな日々の鍛錬をしてきたつもりだったけれど、今はぼんやりと曇りグラスの中にいるようで、自信が持てないから自己肯定感も下がる。ここ1年やってきたことをどうにか力に変えたい。泣きたい気分だ。

自分でも、良くない傾向だと分かっている。全部お盆のせいにしてしまいたい。早くこの心境から抜け出して、からっと澄み渡る秋晴れのような清々しい気持ちになりたいものだ。