To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

あなたの涙は何色?

何だかベンザブロックみたいなタイトルになってしまったが、ファンクラブに入っているピアノポップバンド Official髭男dism(通称ヒゲダン)の歌詞には、「とどめをさされた 群青色の涙」という歌詞が出てくる(『バッドフォーミー』より)。

 

歌詞を書いているのは、ピアノボーカルの藤原聡くん(通称さとっちゃん)である。私はさとっちゃんの書く歌詞が好きだ。これまで、メロディーが好みでも歌詞が好きだという楽曲に出会えてこなかった私は、ヒゲダンに出会ってさとっちゃんの書く歌詞に夢中になった。私より年下だが、紡がれる歌詞は優しくて温かさを感じるし、「これは本人が実感しているからこそ書けるんだろうなあ」というものが多い。特に昨年秋に発売された「ビンテージ」の歌詞、「君との時間を重ねることでしか出せない色がきっと好きだ」とかね。メロディよりも歌詞からハマったアーティストは初めてかもしれない。『Pretender』『宿命』『ノーダウト』『I LOVE…』あたりが代表曲だが、ぜひ他の楽曲にも注目してほしい。

 

さとっちゃんは涙を群青色と評していた。ちなみに「バッドフォーミー」は、叶わない恋を歌ったアップテンポな楽曲である。この人には(別に知り合いじゃないんだけど)涙が群青色に見えるんだなあ。今まで数多のアーティストが涙を歌詞に載せてきただろうけれど、群青と言われると、そこに映る光景をつい想像してしまう。瞳の中に映った空の景色なのか、それとも。これからも彼が綴る言葉選びがとても楽しみ。