To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

服の記憶と、思い出のヴィンテージ化

以前、「音の記憶」という記事を書いたが、最近は「服の記憶」について考えている。

rosecosmos.hatenablog.com

 今月初旬、ようやく衣替えをした。クローゼットを開けて1枚1枚手に取ると、着ていた服と思い出がセットになって蘇ってきた。「このワンピースで花を見に行ったな」とか「これは人に褒めてもらったスカートだな」とか「これは失恋翌日に買ったワンピースだな」とか。

 

そうそう、失恋翌日に買ったワンピースというのはこちら。NEXTWEEKENDさんとStudio CLIPさんがコラボしたシリーズだ(カラーは並木道イエローにしました。めちゃくちゃかわいいよ!)。

https://www.dot-st.com/studioclip/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?ITEM_CD=2859642

彼氏と別れ話をして自己肯定感がどん底になった翌日、家にいては息が詰まると思い、勢いだけで街へ出かけた私。元々買いたかったワンピースで、近隣に店舗があることを思い出してふらりと入った。実際に手に取ってみると…うん、想像以上にかわいい。並木道イエローとサングリアレッドと迷う。どっちもかわいいですね、と店員さんと喋るだけで、やさぐれた心がちょっと癒された。

何よりもワンピースのコンセプト(詳細はこちら。NEXTWEEKENDさんのHP内→https://nextweekend.jp/60609/)が、「楽しい記憶を積み重ねて自分だけのヴィンテージにする」というもので、それも物凄く素敵だと思った。「この服を着て、楽しい思い出をいっぱい作りたいな」と少し晴れやかな気持ちになれて、お会計をした。以降、大切に着ている。買った頃はもう銀杏並木のシーズンは終わってしまっていたので、このワンピースで並木道を歩くことを2020年の週末野心にしているし、大げさに言えば、この服は「絶対に幸せになるぞ」と腹に決めた、私の人生の勝負服なのだ。

 

並木道イエローのワンピースは非常に思い出深かったので書き起こしてみたが、それ以外にもクローゼットには、自分の楽しい思い出や悲しい思い出を共にした相棒たちが勢ぞろいしている。洋服だけじゃない、コスメやアクセサリーもだし、靴もそうだな。衣替えでは、一枚一枚に感謝しながら断捨離を進めた。いや、感捨離(朝日新聞の投書欄で共感を呼んでいた言葉だ)かな。今クローゼットに残った服も、感謝の思いで手放した服も、半年ぶりに引っ張り出してスタンバイOKな夏服も、全部積み重なって今の私がある。これから一緒に過ごす洋服たちと、自分だけのヴィンテージと言えるような、忘れたくないほど楽しくて素敵な思い出が共にありますように。