To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

ぼやきはこのブログに置いて

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年末の本屋で買ったSAVVY。京阪神の情報誌である。表紙の焼き菓子が美味しそうすぎて手が伸びた。マガジンラックに立てかけていると、お腹が空いてきます。

 

一人で夜に考えに耽っていると、消極的な考えが出てきてよくない。自分と誰かを比較して落ち込むんだけど、精神上本当に良くないね。”仮想敵”という言葉があるけど、それに近いんだろうな。「あの人より私の方が真剣に生きているのになー」「あの人より私の方が人に誠実だと思うのになー、なのに何で〇〇(絵に描いたような幸せ(笑))できてるんだろう」と、嫌になってしまうことも毎日ある。で、今まで友人だった人も含め、そういう人たちと距離を置いていると、「このまま親しい友達ゼロになったらどうしよう⁉」という発想に最近なっている。おやおやおや。仕事もプライベートもだ。私は私の人生を生きているのに、と思う。ぼやきはブログに吐いて、前向きに楽しく舵を取っていきたいね。

こまめメンタル回復

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ヒヤシンスちゃん、根っこが出てきた。外が寒すぎてガラス容器が曇っている。

 

今日は休みを取っていた。9時前に一度起きたはずが、二度寝して昼過ぎまで寝ていた。身体もだるく、点検の業者を迎え入れた以外はずっとベッドに寝転がっていた。夜、さすがに冷蔵庫に何もないのはまずいと思い、重い腰を上げてスーパーへ。化粧水が切れたのでついでにドラッグストアにも寄る。私がお会計のレジで、特売の龍角散のど飴をかごにぶち込んだのを見てほほ笑んだ店員さんが、優しくクーポンの有無を教えてくれた。忘れていたからありがたかった。

ニュースをつけると緊急事態宣言の文字が躍っている。一都三県と言うが、そのうち全国に拡大する気がする。楽しい話題はない。かくいう私、今日何したっけ…という寂しい気持ちだったけど、晩御飯を自炊したらメンタルが少し回復した。ちょっとでもいいからそうやって気持ちを上げていくことが、今年も不可欠になりそうだ。こまめにメンタルを向上していく技術が必要になる。旅行などの大きなリフレッシュができない分、日々の小さな達成感を大事にしよう。

 

★本日の一冊★『ビジネスマンへの歌舞伎案内』成毛眞(2014)NHK出版新書

ビジネスマンへの歌舞伎案内 (NHK出版新書)
 

 どうしても土曜日までにこの本を読みたかったが、間に合った。理由は、『市川海老蔵に、ござりまする 2021』が放送されるからだ。言わずもがな、歌舞伎俳優市川海老蔵さん一家を追うドキュメンタリーである。数年前から勝手に親戚のような気分で見ているのだが(笑)、お子さん二人の成長がめざましいね。歌舞伎を観に行くというのはずーっとウィッシュリストに入ったまま。自由に見に行けるようになったら、お着物で行きたいな。

自分へのお年玉

年始、元日にオンラインでセールになっていたViSのカラーパンツを2枚購入。試着してないけど、タイムセールで半額になっていたので「えいやっ」とポチリ。2枚で3,000円ちょっとだった…いい買い物した。

 

こちらのパープルと

www.junonline.jp

 

こちらのグリーン。

www.junonline.jp

 

パープルは、届いて開けたらだいぶ色味が違う!そしてウエストがちょっとキツイ!…けど(笑)、シェイプアップのために頑張って履くとしよう。グリーンはちょうどいい。作業も楽。めっちゃええやないか。やみつきになりそう…。

年末からずっとカラーパンツが欲しかった。きっかけは、職場でたまに会う別の部署のお姉さんが、コートの下に鮮やかなブルーのパンツを履いていて、目を奪われたからだ。パンツをビビッドな色にするという発想が今までになかった自分にとって、そのお姉さんの姿は新鮮に映った。私も同じようになりたい!衝動に駆られて、プチプラ中心に色々見ていたが、GUのカラーパンツ(お値段は申し分ない)はフレアやワイドパンツが多く、ちょっとふくよかに見える気がしてやめたのだ。やはりストレートラインが一番きれいに見えるな。

 

そして。久々にときめく靴に出会ってしまった。

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usagi-online.com

コンバースのALL STAR SLIP!

去年、逃げ恥再放送を観た時。みくりちゃん(ガッキー)がコンバースALL STARのオプティカルホワイトを履いているのがめちゃくちゃ可愛くて、「うおー私もガッキーになりたいぜー!!!」と息を巻き、機会があれば買おうと企んでいた。しかし私は昔、ALL STARのハイカットの木型が合わず泣く泣く手放した過去があったため、欲しいな~でも合わなかったらいやだな~ともだもだしていた(一人で。恋する乙女か)。それに、オプティカルホワイトは定番中の定番だし、いつでも買えるしまあいっかという気持ちになり、次第に執着が薄れていった。

そんな時。年末、このコンバースを見つけた。何度か見て、「え~可愛い!ブルーのラインが可愛い!」と、心で思い出す存在となってしまった。私、白スニーカー他にもたくさん持ってるやないかい…。でもね、ときめいたものは後悔しないのさ。寝かせて寝かせてやっと買う楽しみもあるけど、衝動的に買うのもいいじゃんね…たまには…

という訳でお迎えしたのがこちらです。コンバース、紐あり面倒くさいからこのスリップタイプのほうがいいな…?そして青のロゴがめちゃ可愛いよう。レトロなのがポイント。素敵な靴は、素敵な場所に連れて行ってくれるもんね。

 

★本日の一冊★『露出する女子、覗き見る女子―SNSとアプリに現れる新階層』三浦展、天笠邦一(2019)ちくま新書

露出する女子、覗き見る女子 (ちくま新書)

露出する女子、覗き見る女子 (ちくま新書)

 

うーん。全体的に「???」とはてな連打の印象。カテゴライズはいいけれど、ちょっとこじつけじゃない?言い切りすぎじゃない?という主張が多い…。あと女性への”決めつけ”を感じる…。そして、分析してどうなるの? 

逃げ恥の感想続きと、友人の結婚報告

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いちごの日!

 

逃げ恥の感想を追っている。色んな人がコメントしているので見るのが楽しい。今回ならではの意見として、「経済的余裕・理解のある会社・家族の良好な関係等が無ければ、平匡とみくりのような選択肢を取ることはできない」というものがあった。確かに、今回いつの間にかみくりは就職しているし、実家や義父・義母にがっつりサポートしてもらっているし、平匡の会社も男性の育休取得等(反対はされるが)を行えるし、いざという時は家事代行を使っていた。実際の社会では、そう甘くない…人間関係の問題、文化資本の問題、地域の問題(逃げ恥は都市部だから解決できた問題が多い)。だから分断された社会の話のように思える、以前ほど感情移入できなかったという意見も散見されて、なるほどなと思った。

それも踏まえて、私は今回の逃げ恥がそこまで書ききってくれたことに感動している。扱っていたテーマは選択的夫婦別姓・男性の育休取得・無痛分娩・シングルの老後問題・コロナ禍…と、もりもり過ぎる位の内容だった。むしろ2時間でよく収めたよね…。賛否両論出るのは分かる。平匡とみくりが、様々な面で”余裕”のある世帯の話だというのも分かる。でも私は、今までのドラマで扱われなかったテーマをさらりと描き切ってくれたことに、社会の意識の変化を感じるし、”理想”を見せてくれたことに意味を見出している。例えば、テレビの女性の出産シーンはいつも自然分娩だった。女優さんが汗だくになって演技して、気が遠くなった後に赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるのが一般的…だったが、今回は拍子抜けするほどあっさり(無痛分娩のメリットデメリットを提示しながら)だったのもすごく良かった。どんな出産方法であれ、産む女性とパートナーに総意があれば、どんな選択肢だって選べたら素敵だと思う。世の中には自然信仰が多すぎる。

逃げ恥が理想の話になってしまったとしても、それを描き切ることに希望があると私は信じたい。遠い世界のフィクションじゃなくて、いずれは社会のスタンダードになるための一助になってくれた…そう思っている。

 

話は変わり。今日、また(ここ半年いろんな友達の結婚出産報告を聞くので)遠方に住む友達から結婚報告を受けた。この子は、コロナになってから距離を置いていた子だった。クリスマスカードをくれたので、お礼に年賀状を贈ったら、LINEでメッセージが来ていた。

なぜ距離を置いていたかというと、…いや8割は好きなんだよ。賢いし人付き合いも上手いし、仕事に対しての情熱もある。だけど、彼氏の自慢話が多くて…(笑)。私が一昨年(と書くと何だが衝撃的だ。そんなに時間が経ったっけ)、元彼と別れてその話をきいてくれた時も、一旦話が落ち着くと通常営業だった。「彼、本当にいい人やねん。いい子」というのを何十回と聞かされて、「もういいよ」と内心呆れていたのは内緒。婚活をしている身としては、正直まるっきり面白くない。私の中で彼氏自慢をする友達は珍しいので、最初は新鮮だったが段々疲れてきたのだ。コロナになって以降は、会っていなかった。それで良かった。「会ったらきっと彼氏の話をずっとされるんやろうな~」と思ったら、会う気も無くなった。

とりあえずLINEには大人の対応として軽く返信しておいたけど、何だか疲れちゃうね。婚活お見合い一発目を今週末に控える身としては、別にききたくなかったしどうでもいいわという気持ちだったので、ストレス発散でブログに書いておいた。仕事でもプライベートでも孤独な気持ちはあるけど、甘んじて受け入れよう。私は私の道をいくぞ。そう決めたから、ぶれない。

 

★本日の一冊★『京都のおねだん』大野裕之(2017)講談社現代新書

京都のおねだん (講談社現代新書)

京都のおねだん (講談社現代新書)

 

年末年始読書ウィーク再開。やっと読めた新年一冊目だ。

『京都のおねだん』というタイトルの通り、京都にまつわる食や文化に関しての値段と考察が書かれたもの。とても面白かった。例えば抹茶パフェ発明の話や、舞妓・芸妓で遊んだらいくらかかるのかという体験談など。思うと、京都って小さな街の中にたくさんの文化が凝縮されたような街だ。至る所から出土する遺跡、街に点在する石碑、敷居が高そうな艶めかしい町屋。京都のおねだんは分かりにくい、と本書では書かれているが、確かに知らないことばかり。一度はお茶屋さん、体験してみたいなあ…。

成果と孤独

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カントリーマアムは正義。

 

さてさて。備忘録として、昨日の出来事を記しておこう。

新年早々、職場メンバーの仕事に対する意識の低さにブチ切れた私だが、騒いだ甲斐あって(?)翌日の3日、トップが朝イチ全員を招集し滾々と現状共有をしてくれた。みんな神妙な面持ちで聴いてはいたが、私の感想。「まずはメモを取れーーーーっ!!!」。新入社員のOJTの如く叫びたくなったが、一部の中間管理職もしていなかったので、一旦はこらえた。

夕方、上司を見つけて愚痴った。

「もう、毎日何でなん?やる気あるん?って思ってるんですけど」

「そやなあ。晴の役どころは大変やけど、まず周りを味方につける。今あんたが育ててるAさんが要やで」

確かに。私がOJTしている新入社員のAちゃん、自分が新入社員の時先輩にここまで見てほしかった…と思う位(笑)、ガッツリ指導をしている。

「3年で身に付いた悪い癖は直らない。B(私の後輩)もC(私の後輩)もそうやろ。放置されてきたのが分かるやろ」

「分かりますね…」(まあ、私も放置されてきたけどな…)←小声

「だから最初に(悪い癖を)つぶしておく。いいね?」

「はい。指導します。…あの。私、前トップが言っていたやり方(誰にどんな指摘をしたか、どんな指導をしたかをメモ一覧にして、いざという時の切札にするw)を新年から早速実践してます。で、2月上旬にお見せします。これでいいですよね?」

「いいよ!はは、ついにデスノート来たな(笑)」

「いやいや、デスノートって!ま、ある意味デスノートですけど(笑)もうそれでいいや」デスノート呼ばわりは笑けるww

「頑張れがんばれ!晴がやっているのは、絶対必要な仕事だよ。成長するのに必要な仕事。この職場でできたら、どこにいったってやっていける。デスクワークだけしていても、人を育てることはできない。頭がいくら良くてもできないからさ。部長も評価してくれてるんやから。見てる人は見てる。あんたの勢いやったら◎◎(私のもう一人の上司)を抜かせる!経験値はあんたより上やけど」

ははは、と笑いながら上司が言った。そうですねえ、頑張ります。多分やる気では絶対負けてない。

 

そして夜、トップが歩いているのを見つけて駆け寄った。

「朝はお話いただいて、ありがとうございました」

「おぅ。晴さんから見て、職場のみんなに伝わったと思いますか?」

上司が問うた。顔色を伺うならここで「はいっ」と威勢よく答える所だが、やっぱり本音を言いたかった。私がもごもごしていると、トップが私を人気のない階段へ連れて行った。朝の招集をされた場所だ。私は口を開いた。

「みんなの受け止め方はそれぞれあると思うんですけど、正直言って。メモも取ってないし、どうかと思いました。メモを取るパフォーマンスが大事なんじゃなくて、聞いたことを職場メンバーや取引先にどうやって伝えたらいいか?ってかみ砕こうとしたら、多分メモを取るはずです。なのにそれをしている人、どれだけいました?正直中間管理職の方もしていない人がいたので、あの場では言えなかったんですけど(笑)」

一気に伝えると、上司は苦笑いしながら言った。

「せやな。その通り。ただな、晴さ、一方ですぐには伝わらない、って割り切っているところもある。物事、短期的な視点と長期的な視点が必要や。悲しいかな、人はすぐには変わらないから。両方の視点を見て、根気強く言い続けてやっていくしかない」

「そうですね。その通りだと思います」

「どこまでいっても他人事の人、やっぱり多いやん。うちの会社って。数字への執着もそやし。文句や意見は言うけど、じゃあどうしたらいいかっていう代替案が一切ない(笑)。でもそれだったら、この先会社は成り立たないから。その上で俺が〇〇(私の直属の上司)によく言ってるのは、『若手に負担をかけろ』。負荷をかけないと、プレッシャーがないと、成長しないやん。だからぎりぎりのところまでやらせる。勿論晴は分かってくれて取り組んでくれてると思うけどな。晴は、中間管理職一歩手前まで来てるし、僕たちもそれを期待している。だからこそ、大変やけど、リーダーシップを持ってやってほしい。今日もずっと、人一倍頑張ってくれてたよね?そうした姿も知っているし」

「ありがとうございます」

上司の言葉は、素直に嬉しかった。

「俺も、アラサーで中間管理職になって。自分より年上の人ばっかりで、まとめるのめめちゃくちゃ苦労したよ。というか、今でもそうやし。〇〇さんも◎◎さんも。というか、上司(私の直属の上司)も俺より年下やしな(笑)」

「え、そうでしたっけ?(笑)」

「せやで」

知らなかった(笑)。

「私、今やっててやりきれない思いもたくさんあるんですけど…前にトップが言って下さったやり方を今実践してて。ほら見て下さい、このメモ…。一日でこれだけの人に伝えて、嫌な顔もされるし、何ていうか…孤独だなって、思うんです」

このあたりでほぼ半泣きになっていた。別に見て見ぬふりをいくらでもできる仕事だ。でも上司以外にやる平社員がいないし、上司も私にその役割を期待している。好かれるために仕事をやっていないけど、やっぱり面倒くさいし投げ出したいし、一朝一夕に答えが出ないのは胸に来るものがある。学級崩壊していたクラスに突如飛び込んだ学級委員みたいな気持ち(?)。静かにトップは言った。

「せやな。でも、この先ずっと孤独だよ。課長になったら更にそうなるよ。何でも自分に責任がついてくる。ますます孤独になっていく」

トップの言葉には重みがあった。

「でもな。晴、成果が大事やねん。プロセスが大事な場合もあるけどさ。成果が出ればOK。今晴が取り組んでいるCS改革は、伝え方や方法を変えてみて相手に響けばそれでいい。直球でいくことが攻め方じゃない。取引先への伝え方、年上の先輩への伝え方。投げ方を考える。相手にとって一番効果的な玉は何か考える。それで成果が出たらいいねん」

「確かに、そうですよね…私は何事をするにも直球すぎるので。反省しています。……実は…。さっき、上司の◎◎さんも、様子を見ていて耐え切れず色々言ってしまいまして」

普段ぶっきらぼう(に見える)なトップの口調はとてもやさしかった。

「ありがとう。言ってくれたのは正しいし俺の言わないといけない仕事だったと思っている。でも、その時に俺の名前を出していいし、経営層の名前を出してくれても良かったで。上手いこと使えばいい。態度が悪い奴には『さっきの様子、◎◎部長が見てましたよ?』って言ったったらええねん。大抵の人間は、飛び上がってすぐ態度変えるで。んなもん、嘘でもいいから言ったらええねん。全部真面目に直球でいって、晴の心が傷ついてほしくないからさ」

このあたりでちょっと涙腺崩壊しそうだったのだが、過去に先述の上司の前で何度も泣いているので(笑)ここでは我慢した。そして、とても気が楽になった。

「何回も言うけど、大事なのは成果やから。やり方は問わない。大丈夫、晴さんには根性があるから」

先述の上司が、いつも私を「この子は根性ありますんで」と言うのが移ったのか(笑)、トップもにかっと笑ってそう言った。その誉め言葉は嬉しくもあり、(私にばっかりガンガン仕事を振らないで~…)としんどくなったこともある言葉だったが。

「え~…(笑)。私、根性があるというか、…多分根性しか無いんですけど…」

「ええやん」

トップが何を言っているんだ君は?という表情だったので、救われた。私は根性以外に何が自分の強みなのかを、ここ数年ずっと模索していたから。

「僕たちも、組織も、晴さんには近いうちにマネジメントに携わることを期待しているし、その一歩に取り組んでほしいと思っている。いくら頭が良くても賢くても、人を動かすという仕事はめちゃくちゃ難しいやんか。でも、色んな方法を探って学んでいきながら、仕事に取り組んでいってな」

トップとの話し合いを終えて、素直に良かったと思った。

 

一晩経っても考える。私に足りないものが何なのか。どうすればもっと一歩先に進めるのか。今回捉え方が変わったのは、「成果」についてだ。成果主義というと何だかドライな響きがして、正直あんまり好きじゃなかったけれど、成果は結果。あれやこれやと手を尽くして、結果が変わればいいのだ。直球じゃなくてもいい、人を使ってでも、手段を使って目的を達成すること。そのための選択肢を増やすことが、きっと2021年に課せられた私の業務目標なのだろう。あとは、相談に乗ってくれた上司のように広い視野で、今後自分がアドバイスする立場になったら、適切な言葉を伝えられるようになりたいと思う。

私は仕事に対して崇高な使命感や強烈な『やりたいこと』がある人間ではないし、そのことをずっとコンプレックスのように思ってきたけど、自分の仕事の仕方と、信頼できる人へのコミットはずっと大切にしてきたつもりだ。それって結構、誇れることなんじゃないか。現に転職せず、何とかやってきた。その、言語化できない仕事内容をちゃんと見てもらえるのなら、やれるだけやってみよう。この気持ちを忘れないために、備忘録に書いてみた。

そんな面持ちで今日は出勤した。もちろんメモリストはたくさん更新されたが(笑)、意外と相手にちゃんと伝わったり、小さくても少しずつ収穫を感じられることもあった。何より嬉しかったのは、今日は何と入社以来の営業成績自己ベストを更新したことだ。そんなに?と思ったけど、晴ちゃん調子いいねと周囲に声を掛けられた通り、PCで数字を叩くとやはり見たことない数字だった。いけいけどんどん。追い風は今日も吹いている、そう信じて。

密度の濃い新年

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いつかのおやつ。写真があった方が、ブログ可愛いから…。


今日もいろんな意味でモリモリだった。でも、上司と沢山話ができて良かった。今日のことは、今後もずっと忘れないだろう。もう疲れたから寝よう。精神的にお腹いっぱいだ。詳しくは明日書き溜める。何て濃い三が日を過ごしているのか。2021年密度が濃くて、楽しいぞ。よく頑張った、私。

仕事始めと、逃げ恥新春スペシャル感想

早速今日から仕事始め。始業前、普段と同じ職場なのに、何だか新しい気が宿っているような気がして、背筋がぴんと伸びるような心持ちだった。私、この感覚相当好きかもしれない。というか、何だかんだ私は仕事が好きなんだよなあとしみじみと思った。そう思えたのは、とても嬉しい事だった。

 

実は今日、そんな張り切った様子で仕事を始めても、終業時には項垂れている自分がいた。私・上司・職場のトップ、3人になった時だ。トップが開口一番、「本日の晴さんのリーダーシップには感服しました」と冗談めかして褒めてくれた。「この調子で課長次長部長へと昇って下さい」「いやいや(笑)」でも、本当に今の職場で一番頑張ったのは私だと思う。そう言い切れるくらい、燃え尽きた。

そして、「今日の予算どれくらいいっていますか?」私が尋ねた。上司が続けて言う。「私、怖すぎて見ていないわ」。トップがPC画面を開き、低い声で数字を淡々と述べた。過去に見たことのない落ち込み。

そりゃあそうだ。”不要不急の外出を避ける”よう、国民へのお達しが出た中での営業活動。私だって、仕事以外は一切外出の予定はない。私の職業はBtoCであるため、とんでもなく影響を受けていた。勤務中もそれを肌で感じ、心がキリキリした。「仕方ない」3人で言い合ったけれど、でもやり切れない。それに加えて。

どうしても言いたくて、堰を切ったように私は話した。

「こんな状況だっていうのに、うち、やる気のある人間が少なすぎるんじゃないですかね」

人間、というのは言うまでもなく従業員のことだ。こんなにも危機的状況で、未曽有の事態になっているにも関わらず、目の前のお客様に向き合えない人たち。自分たちの勤務態度が、ゆくゆくは勤務先の存続に関わることを、どうして何度伝えても分からないのだろうか?腹が立ちすぎて立ちすぎて、上司と私で該当者にガン飛ばし(←ヤンキー)まくっていたのだけど。

「(該当者にとっては)他人事やからやな」上司が諦めたように言った。「有り得ません。こんなに何度も言って、わざわざ集めて伝えてるのに?今日、正直動いてるの課長(上司)と私だけじゃない?って思いましたけど」「まあ、言ったら動く人もいるけどね」「いや、言う前に動こう⁉って話ですよ?」怒り心頭で喋りまくった私。それを聞いていたトップが、しみじみと言った。

「晴さんみたいに、ポジティブな危機感を持った人がもっと増えないといけないよね」

ポジティブな危機感。確かに、言い得て妙かもしれない。私は続けた。

「だって、こわくないですか?」

トップと上司が、はてな、という顔をした。「こわいって?人が?」

「いや、違います。このまま、先行き不透明になって、会社がどうなるんだろうか、だめにならないだろうかって思って、いつも私こわいんです」そう言うと、上司がなるほどという顔をした。「そうだよね。どうなるんやろかって思うよね」

 

年始、短時間だが親戚と会う機会があり、思った。私以外の親戚は、退職しているか資格職か公務員が多い。「コロナになって、飲食業の人みたい店を閉めたり、失業しなくて良かったね」みたいな話が出てくる。だから正月は好き勝手なことを言われる。「1日だけ休んで1月2日から仕事って大変だねえ」とか、「大晦日まで仕事せなあかんとかあり得ん」とか(知るか。というか、仕事している人間が目の前にいるんですが…無意識ゆえの発言だが、配慮のなさにちょっと引いた。)仕事内容についても何も訊かないまま勝手に「大変だよね」とか「晴ちゃんどんなふうに仕事してるの?(愛想よくできてんの?)」とか言われて言われて、知るかボケと思いながら時間の無駄だと思い聞き流したけど、本当はとても辛かった。辛くて1日の夜、ちょっと眠れなかったくらいに(貴重な睡眠時間を…)。でも同時に、三十路になったからか(笑)、思った。たとえ血がつながっていても、別に理解してほしい人じゃなかったら、理解してもらわなくていいんだって。理解してほしい人に理解してもらえばいい。その”理解してほしい”人に理解してもらえないパターンが一番心が苦しいんだけど。

私は、私なりに自分の仕事を一生懸命やっている。転職したいなと思うこともあるけど、ベストを尽くせるよう毎日必死に汗を掻いているつもりだ。だから、その尊厳(という言い方が適切か分からないが)を失いたくない。勝手に壊されなくない、と思う。

 

話を戻そう。トップと上司と話していたが、二人は私をすごく励ましてくれた。普段腹が立つこともあるけど(笑)、やはりこういう話をちゃんと聞いてもらえることが救いになっていると思う。やはり私の恐怖や苦しみは、同業者の人でしか分からない所があるから。すると上司がこう言った。

「今日部長が、晴のこと褒めてたよ」

「えっ?どういう流れでですか」

「◇◇(私の苗字)はええなって。若手の中でマルチに動けるのは、晴と〇〇(私の同期)と△△(後輩)の3人やな、って」

私の部には、若手(私の年次以下だと)が15人ほどいる。その中で、そう言ってもらえたのはすごくすごく嬉しかった。逆にこの話が無かったら、とても憂鬱な気持ちで帰宅していたかもしれない。見てくれている人はいる、と信じたくなる。

ありがとうございましたと告げて残業するトップと別れ、帰り際上司が言った。「ま、この会社は要領の良い人が上に行くんやけど。まあ私が課長になった位やし、そういう時代が来ているということや」「いやいや(笑)。◆◆さん(上司)はなるべくしてなった人でしょ」「ははは。明日も頑張ろう。あ、パン要る?」なぜかぶどうパンをおごってもらった(笑)。少し明るい気持ちになって、ご褒美としてケーキを買って、帰宅。

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だから、今晩の逃げ恥はほんとーーーに楽しみにしてた!(行きつくまで長かったw)

色々思うことはあるけれど、箇条書きでずらっと書いていくね。

・みくりの妊娠の経緯。「出来たら欲しいね、と話していた」とみくりは語っていたが、ここはもうちょっと掘り下げてほしかったかもなー。いちファンとして、みくりと平匡がなぜ子どもが欲しいと思ったのか?その意思決定のプロセスを知りたい。漫画だったら描いてあるのかな。

・子どもができたから入籍の話。平匡が言い出したことだけど、平匡が認知すればいい話では?…と、この二人なら選択肢に出そうな話に一歩踏み込んでほしかった。

・選択的夫婦別姓…!このタイミングで放り込んでくるか、最高か。私自身、なぜ法制化されないのか腹立たしく思っている一人なのだが、法制定まで待っていたと二人が話しているのにとても納得。ツイッタートレンドに入っているのも時代の流れでとても良かった。ただ、みくりちゃん、あっさり津崎姓にしたね…?もっと葛藤するのかと思っていた。

確か96%ほどが男性の姓になっている日本社会の実情。しかし私には、その4%側になった女友達が一人だけいる。結婚したと聞くと思わず「何(苗字)さんになったの?」と聞いてしまいがちだったのが覆ったのも、報告を受けた時。「後学のために訊いていい?実際、夫が妻の姓になるって珍しいじゃん。どういう流れでそうなったの?」尋ねると、彼女が笑って答えたのを覚えている。「えー?彼側が、全く気にしなかったからやでー。ていうか、『◎◎(彼女の姓)の方が、カッコいいじゃん』って言っててさ(笑)」カッコいいかそうでないか。なるほど、そんな決め方もあるのか…!と衝撃的だった。もちろん双方の同意あってこそのことだが、そうした話し合いすら持たれないパターンもあるというから、理想だな。聴いていた女子4人全員が「いいな~」と口をそろえていたのも覚えている。それくらい大切な事柄なんだよな。あと、姓に関しては本人たちが口にしてからにしようと思ったのもそれからだ。

・何かあった時に家族がいてくれるか問題。今回はゆりちゃんに焦点が当てられていたけど、何だかリアルに感じられて胸が締め付けられた。ゆりちゃんの癌が分かった時、看護師の女友達がいてくれたという描写も良かった。

・妊娠中、二人がすれ違っていく様。きっとこんな感じなのか~、でもみくりと平匡は上手くいっている方なんだろうなと思ったり(笑)。すごく勉強になった。二人とも、言葉にするのがさほど得意でない(特に平匡)からこそのディスコミュニケーションが「分かる~!」となった。最初の平匡の”サポート”発言とかね。あれは地雷踏むな、うん。

・無痛分娩!私も妊娠したことないけど(笑)、気になっていろいろ調べた時期がある。でもメリットデメリットもちろんあるんだよね。みくりの出産時、平匡が「楽できるところは楽していきましょう」と言っていたのがすごく良かった。自然分娩じゃなかった、完全母乳じゃなかったって悩むお母さん、たくさんいるんだってね。一人の小さな命を無事に出産して育ててるだけで神の領域だと思わんかね、諸君。

・家事代行を頼んでいたシーン。原点に戻った感じ。逃げるは恥だが役に立つ!その通り!そういえばみくりちゃん、いつから就職したの?その経緯、前回就職できないと悩んでいた姿から想像できなくて、最初ちょっとついていけなかったかも。これも漫画に描いてあるのかな。

・名づけのシーンでみくり、「生まれた子の性別が途中で変わるかもしれないから」。これ、私の中で今回ナンバーワンのセリフです。あまりにもさらりと言っていたから確認してしまった。「男の子でも女の子でもいい名前にしよう」はよくある。でも、これは…セリフにしてくれたのがとても嬉しい。実は私も、もし自分に子どもができたらって考える時、性別が変わるかもしれないよな~っていう想像をしたことがあって、その先を見据えた名づけ…と妄想したことがある。でも実際に、セリフで当たり前のように言われる日が来ると思わなかった。これが逃げ恥だ。

・生まれたての赤ちゃん可愛い。あれは子役さんなの…?ほわほわしていた。それが気になる。

・コロナ禍が描かれるまでは、正直ちょっと表現が狙っているというか、平匡のコミカルな動きにフィーチャーしすぎちゃう?って突っ込みたいところがあった。だが以降は、ドキュメントを見ているようだった。これ、この正月の(しかも緊急事態宣言がまた発令されるかもしれないこのタイミングの)今見るからこそずしりと来るものがあった。二人の象徴でもあるハグが、できない。”疎開”という言葉を令和で聞くことになるなんて。そんな去年の日々を走馬灯のように思い出すシーン。実際の場面とリンクしていて、途中星野源さんとして「うちで踊ろう」とか流れるんか⁉とちょっとドキドキしたけど(無論そんなシーンは無かった)。

・「生きていれば、また会える。」突き刺さるセリフだった。去年は誰もがこの言葉を思い出したんじゃないだろうか。二人の再会シーンは、しっとりとしていて良かったな。何があっても、生きていられたらそれでいいんだ、って去年何度も思った。それを再度思い知らされた気分だ。

いやー、コロナをドラマの中に入れるのは新しい試みだけど、入れ方を失敗するとやらせ感が出ちゃうし、あるある感を出してしまっても面白くない。でも逃げ恥新春スペシャルは、”ハグができない”を、逃げ恥らしく効果的に活かしていたと感じた。「またハグの日から始めよう」だしね。野木亜紀子さんにあっぱれ。

 

でね。逃げ恥を見て、今日の仕事の話を色々と思い出した訳。

それぞれにしんどいことがあって、何とかつながり合いながら、楽をして(ココ重要、テストに出ますね)、生き抜いていくこと。それを可視化してくれたドラマだったように思う。生き抜けばそれでいいんだ。その中に、仕事も他のこともたくさんあって。正月から、優しい気持ちになれるドラマだった。