To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、育児・お買い物ログ・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

長い1日、出産の記録

今これを、産院のベッドに寝転がりながら書いている。明日以降は忙しくなる、というか診察や指導、授乳で3時間おきに起きることになると思うので(マジハードすぎるやろ)、今のうちに。

 

いやはや。何とか出産することができた。安産とは言われてないけど「順調です」としか言われなかったので、多分安産だったw 何よりだよな。

 

8:00 出勤する夫を見送り、二度寝

 

8:30 普段は1時間くらい二度寝するのだが(長い)、いつもより少し早く起きるかと思いトイレへ。尿漏れのような何かを感じる。トイレを見ると、尿が少しピンクっぽい。色は気になるが、尿漏れも妊婦多発事案なので、もしかして破水?どっちやろ〜と思い、とりあえず注視しながら朝ごはんをつくることにする。

 

8:40目玉焼きを焼いていたら連続で尿漏れ?いや、これは…とトイレに行くとまた尿がピンクっぽい。

 

8:45 迷いながら産院に電話。破水か尿漏れか判断がつかないと話すと、破水ならずっと続くので1時間様子を見てくださいと言われる。夫にも同様の旨をLINE。

 

8:50 歩き出すとまたチョロチョロ。ヤバいこれ破水では?完全破水ではなく部分破水という、一番恐れていたパターンになった(尿漏れと見分けがつかないとよく書かれていたので…)と悟る。急いで朝ごはんをかきこみ、入院グッズを確認。

その後、部屋を歩く度に羊水が出まくるのを感じて焦りまくる。下着がびちょびちょに…。数歩進んだだけで洪水のようになり、これは絶対破水だと確信。

 

9:30 夫から「早めに連絡してもいいのでは?」と言われ、産院へ電話。破水だろうということで来て下さいと言われる。

9:35 バスタオルを床に敷いて横になりながら、登録しておいた陣痛タクシーに電話し、配車。夫から早退しますと連絡がある。

 

9:45 タクシー自宅へ到着。はやっ!!ありがてぇ。早くきたので夫とは一度も会えないのであったw入院バッグを二つ背負ってヨロヨロと外へ出ると、運転手さんが助けてくれた。「◯◯病院、普段どうやって行ってます?」と聞かれて若干不安になった(事前に病院も登録しているはずなのに…調べといてくれや)。「家からタクシーで行ったことないので…」と後部座席に横たわりながら答える。

 

10:30 道が混んでいたが無事到着。すぐに診察になり、エコーを撮られると主治医「あー、羊水ドバドバ出てるね!かなり出たね。これは破水だね!」と楽しそうに言われる。確かにいつも見えていたエコーの羊水の部分が少ない。「赤ちゃんは元気ですよ」と言われて一安心。破水だと赤ちゃんが苦しくなって、結果的に早く出すために帝王切開になる…と言ったレポを読んだこともあり、赤ちゃんの状況と自身が無痛で産めるかがかなり心配だったのだ。

しかも驚いたのが「子宮口3〜4センチになってるね」と言われたこと。一昨日受診した時は1センチ、まだまだやなあと先生に言われたばかりだった。頑張って運動して、来週2〜3センチになってたらいいねと告げられて、炎天下の合間を縫って何とか散歩していたら急に開いてるやん。しかも3センチ?で痛みの自覚もないし、ラッキー🎶なんて思っていた。この時は…。

 

では入院してくださいと言われ、その足で病棟へ。「お昼食べられないかもね」と言われるが、陣痛がまだきていないので結局食べて力をつけよう!ということになる。

 

11:30 相部屋の一部屋にいたけど私以外に誰もいなかったので、電話していいですよと言われて夫と話す。病院近くまで来てくれていたけれど、立ち会いは出産前後の6時間くらいしかできないルールになっている。申し訳ないが一旦職場に帰ってもらう。

 

11:45 豪華な病院食が来て歓喜。量が多かった笑 夜は絶食になると思うと言われたので完食。食べている途中にわずかに腹痛を感じるようになる。これはもしや陣痛…。あとでモリモリ食べて良かったと心から思うのであった。

 

13:00 定間隔で来る痛み。加えて、朝ごはんを急ぎすぎたのとお昼のボリュームで便意ももよおす。なんか、どっちがどっちだかわからず、10分おきにトイレに駆け込むことに…w 定間隔の痛みは生理痛くらいになるが、まだ耐えられる。陣痛だ、と自覚してから10分間隔くらいになってくる。

 

14:00 NSTを取られながら何分間隔くらい?と助産師さんに聞かれ、「10分くらいですかね?」と言ったら「まだまだやね〜頑張りましょう!」と言われて絶句。この時点でもう結構痛くなってきていた。その後アプリで計ると実際は5〜6分感覚になっていた。この時点で呼吸法をしないと痛みを逃せなくなる。  

孤独。助産師さんは2時間に一回くらいしか来ないので、一人で陣痛の波を耐えることに恐怖を感じる。病院の説明では子宮口3〜5センチで無痛の麻酔開始可能とあったので、私の子宮口は開いてるやんと思ったのだが、「うーんまだ4センチやね。もう少し開かないと」と言われまた絶句。間隔5分くらいになってます!と強めに言っても「定間隔じゃないのよ。だから今麻酔しちゃうと陣痛が遠のいちゃうからね。麻酔入れられるまで頑張ろう」と言われてまた絶句。絶句しかしてない。もうこの時点で「ヤバい、4センチでこの痛さかよ。子宮口全開(10センチ)で産む自然分娩、ヤバすぎないか…?」と感じ始める。

 

15:00 吐き気が出てきて、ナースコールを押してバケツを持ってきてもらう。胃液が逆流する感覚、久しぶりだった…。NSTの結果を見た助産師さん「まだこれからやな」やめてくれえええ…

もうこの時点でだいぶ痛くなり、布団しがみつきながら荒れる。陣痛の波が来るタイミングが分かるようになり、その時から呼吸法をするのだがそれではおさまらなくなってくる。気づけば全身汗だくでビシャビシャ、部屋も22℃まで下げてもらっていたが汗が止まらず地獄だった。

 

16:00 痛みで声を上げ始める。この時点で4.5センチくらいだったか…。無痛分娩では麻酔をするので、リスク回避のために絶食をするのだが、私12:00にお昼食べたな…てことは麻酔できるの夕方?無理。無理。とネガティブな気持ちが止まらなくなる。ここから一切スマホを触る余裕が無くなる。

 

17:00 精神的なピーク。地獄でしか無かった。布団を引っ掻きながらのたうち回る。感覚があるので、波が引くと何も痛みはないのだが、その瞬間に寝そうになっていた。多分朝からの疲れと、若干の寝不足(朝もう少し寝るつもりだった)と、もはや気絶?で倒れていたように思う。目を瞑ると力が入り、赤ちゃんが苦しむので目は開けて!と説明を受けていたので、陣痛が来たら何とか目を開けて呼吸法で痛みをのがす(※のがせていない)→波が超えたらバタリと眠る、を繰り返す。5分間隔ということは1時間で12回波が来る。絶望。もうネガティブな考えしか出てこない。

陣痛がこんなに痛いだなんて。しかも5センチでこれ?10センチなんてヤバすぎる。自然分娩で産んだ私の母はもちろん、この世の全ての母に圧倒的尊敬と畏敬の念を持った。マジで。

同時に、引き返せない道を来たことに後悔すら感じるようになる。なぜ私はこんな痛い思いまでして出産する道を選んだんだろう。そりゃ無痛でもある程度は陣痛を経験しなきゃだし、痛いとは聞いていたけどここまでとは…こんなにも後戻りできない恐怖に駆られたのは初めてかもしれない。「私は二人目なんて到底考えられないな」とも思った。もう完全にトラウマ。事前説明で子宮口3〜5センチの痛みの強さが「会話ができないくらい痛い」と書かれており、夫とどんだけ?と言っていたが、真理です。会話、マジで出来ない。

一度助産師さんが呼吸法の介助をしてくれた時、めちゃくちゃ楽に感じたので嬉しかったのだが、忙しすぎてすぐに出て行ってしまう。行かないで…。

 

17:45 もはや時計を見ないようにしていた(進んだ時間の経過に絶望するため)ため朦朧としていた時、突如助産師さんにベッドを動かされてLDR室へ。ついに?ついに麻酔?期待だけが高まる。「もう少しで麻酔入るよ!」と言われて嬉しい気持ちといや…そう言って1時間くらい来ないパターンでは?と疑心暗鬼になる。

 

18:15 内診されると6.5センチと言われる。え?5センチ過ぎてるやん…陣痛に耐えたことに少し損した気分になる。「◯◯先生(麻酔科の先生)お願いします」と助産師さんがPHSを鳴らしている。ついに…来た…!しかし来ない。笑(絶望)

 

18:25 先生がやっと来てくれた。10分が長く感じられた。この時点で痛さで割と大きな声で喚いており、どうしてもいきむ力を入れてしまう。その度に赤ちゃんの心拍が低下するのが感じられ、申し訳ない気持ちになるし助産師さんが無言の圧でいきませないようにしてくれるので、ああ…私もやりたくてやってる訳では…と思っているところでの暁光。すぐ背中見せて〜と言われて針を刺される。陣痛が痛すぎて麻酔の針の怖さなど何も感じられず、というか会話ができない状況だったので一言も先生とお話しできずに立ち去っていかれる。「5分くらいで効いてくるよ!」と助産師さんに言われる。ほんま…か?

 

しかし。それはほんまであった。あんなにあんなに痛かった陣痛が、消えていくのを感じる。5分で。地獄から天国。圧倒的神の手。この時、麻酔科の先生が神様に見えた。麻酔科無痛分娩…すげえええええ!!!!!!!

10分ほどすると会話する余裕もでき、助産師さんに「麻酔って…すごいですね…」と話しかけてしまうくらいテンションが上がってきた。全人類無痛分娩選択してほしい、と謎の布教モード突入(脳内で)。「さっきまでの痛みを10とすると今どれくらい?」と聞かれ、「0…ですかね」と答える私。「お腹の張りは感じない?」「あっ、それは感じます」「じゃあ1やね」と訂正される(笑)。

しかも助産師さんに言われたのが「寝てもいいよ」とのこと。えっ!?陣痛中で赤ちゃんが頑張っている途中に、母寝てええんか?!…と思ったが、結構寝る人いますよとのことで、やる事もないし、いきむよりリラックスしている方がお産が進むのだろうと考え、経過報告のLINEだけして寝ることにした。ハイになっているので完全に寝ることはなかったが、ここで体力を温存できたことが後々にもデカすぎた。あとで振り返るとお産の中で6.5センチの時の陣痛が一番痛かったと思う。そして寝られるくらい余裕ができる無痛分娩はヤバい。(何度目)

 

19:00 子宮口7〜7.5センチ。順調なので9センチまで開いたら旦那さん呼んでねと言われる。16:00にも「痛いけど破水してすぐに陣痛来てるし、経過は順調だから朝までには産まれると思うよ!初産婦さんは平均12時間くらいだけど、少し早いかも」と言われていたものの確信がなかった私、出産がようやく現実味を帯び始めた。

麻酔は、腰の痛みだけが徐々に出始める。効きにくい場所?みたい。しかし麻酔科の先生がちょうどいいタイミングで来てくれて、何度か追加をしてくれるので最高だった。感謝の気持ちが高まりすぎて思わず「麻酔すごいですね!」と先生にまで語りかけてしまった。追加してくれた麻酔も、お腹を切るときに使うやつと同じなんですよ〜と説明してくれた。

 

20:40 まだ子宮口は7センチ。買ってきて欲しいものを夫に連絡する。時々腰が痛くなるが、体勢を変えたほうがお産が進みやすいというアドバイスを受けて右や左を向いて痛みを逃す。

 

22:10 内診で子宮口9センチ。そろそろ呼びましょうかということで、夫に電話をする。近くに待機してくれていたのですぐにやって来る。とはいうもののまだ全開では無いのでしばらく二人でゆっくり過ごす。私はとにかく陣痛の壮絶さと麻酔の凄さを夫に雄弁に語るのであった…。「ほんまに立ち会いして欲しいのは、あの陣痛の場面やわ」(自然分娩だったら最高潮に痛い時間を一緒に過ごす訳だが)。まあコロナで立ち会いができなかった頃に比べたら、ありがたい話なんだけどね…。

 

23:30 日付を超えそうになってきた。実は翌日は私たち夫婦の記念日の一つであったので、もしかしたらそうなるかもという雰囲気に。夫も「子、もしかしたらそのこと知ってるんじゃない?」と言っていた。将来嫌がられるかもしれんがw

 

0:00 ついに子宮口全開に。しかしお産はまだらしい。理由を尋ねると「赤ちゃんが下まで降りてきてないのよ。無痛分娩だとどうしても進みが遅くなるからね。赤ちゃんの頭が見えてきたらいきみ始めるよ」とのこと。そうなんだ…。腰の痛みが強くなってきて、夫との会話を終了して呼吸に集中する。笑 しかしそれで何とかなるのだから陣痛は異常だった…赤ちゃんの心拍が上がりすぎている時は意識して呼吸法を行った。

 

0:45 助産師さんがいきむコツを教えてくれる。しかしまだいきみたい感じは出てこない。主治医の先生の指示で、陣痛促進剤を使うことになり、少しずつ痛みを感じていきむことに。無痛よりその方が早くお産が進むらしい。そこまで強い陣痛は来ないようなので心してかかる。そうしていきんでみるうちに、段々いきみたくなってくる。下半身に、何かいる!!

頭が見えてきたよと言われた頃に、助産師さんが数名登場。当直医の先生も登場。麻酔科の先生も「そろそろかな〜」と麻酔のペンを持って現れてくれたのだが、いい感じに進んでいるので麻酔は不要かもと言われておられ、見学されていたw

いきむのは家で練習していたので、やってみると助産師さんに「上手い!!筋がいい」と褒められるww 吹奏楽と演劇で鍛えた(?)腹式呼吸は無駄じゃなかった!!?その後もいきみに関してはかなり褒めてくれました。頑張れるように褒めてくれたのもしれない。夫は呼吸に合わせて私の背中を押す役割を仰せつかっていた。家で二人で練習していたのでいよいよ本番である。もうこれがラストだし、何なら陣痛を感じるよりいきむ方が痛くなかったので、ハイペースでいきむ。

だんだんと、股間に異物を感じ始める。これが…我が子?見えないので感覚でしか分からない。何度かいきんで、「頭が出た!あと体!」と言われて踏ん張った時にどぅるんと押し出されたのを感じた。思わず「うわ〜!」と声を出した。そして、すぐに産声が聞こえてきた。「○時○分、おめでとうございます!」という助産師さんの声が聞こえた。よかった…ドラマとかでよくある涙ぐむとかは全くなく、一仕事やったぞ…という放心状態であった(笑)。一瞬生まれたての赤ちゃんの姿が見え、すぐに助産師さんが部屋の奥で手当をし始めた。夫は感動していた。私はあー…と呟きながら、されるがままに処置を施されていた。私はまだやることが残っていて(笑)、胎盤が出てくるまでは分娩は終わらないのである。お腹をぐりぐり押されて無事に出てきて、お産終了。中には胎盤が出てこずお医者さんが手を突っ込み(!?)、それがめちゃくちゃ痛いという情報をネットで仕入れてしまっていたため、するりと出てきてくれてホッとした。その間夫は助産師さんに呼ばれ、記念撮影していいですよと言われて臍の緒の写真や体重測定の写真を撮り、一旦外へ出て行った。

取り残された私はまだ処置があり、産婦人科医の先生に「会陰切りまーす」と言われて下半身をはさみでジョキンとされるのが分かった。これが会陰切開ってやつ…。麻酔が効いているから痛くはないが、想像するのは怖かったのでボーッとしていた。あと縫われている感じもした。

しばらくすると汚れを拭かれ、服を着た我が子がやってきた。この時にようやくちゃんと子どもの顔を見たのである。おお…君か?君が私のお腹に入ってたんか!でか!よく収納できたな、私のお腹…というのが最初の感想であった。そして新生児らしい可愛らしさを見て癒された。部屋を夫婦二人にしてくれて、夫と語りながら写真を撮った。

本当は分娩後3時間くらいしかいられないはずだけど、他のお産が始まったとかで助産師さんがバタバタしており、いつでも好きなだけいてください!と言われる夫(笑)。結局6:00まで夫はいてくれたのだった。

 

4:00 診察に来てくれた助産師さんに聞くと、今お産中が一人、あともう一人今から病院に来る妊婦さんがいるとのこと。本当にすごいわ。産婦人科ってすごいよ。忙しいのも仕方ないね…。担当してくださった方は次から次へと分娩をこなす感じで、夫が歴戦の戦士みたいな人、と言っていた。

 

5:00 我が子はベビー室に預けられていった。点滴打ちながらのトイレ、助産師さんがついてくれたのだが気分が悪くなってしまい心配された(そのうち慣れて普通に行けるようになり、安心)。

 

6:00 夫と別れる。ほぼ始発で帰って行った。ありがとうな…午後からはもう一度面会に来た後、出勤するらしい。眠いやろ?もう休めば?と言ったけど、育休に入る前の最後の追い込みで出勤せざるを得ないらしい。私もとりあえず寝る。

 

子宮口の開き的に、まだ時間がかかるだろうと思っていたので、まさか健診の翌々日に分娩に入るとは思っていなかった。なので予定日より早くなったけど、結果的には破水すると即入院になるので、安心ではあった。陣痛だと弱まってしまい帰宅を促されるパターンもあるので、今回は赤ちゃんが元気だったから良いパターンだったのかも…。しっかしお産は急に来るんだね!?!?計画分娩ではなかったけど、大きなトラブルもなく安産で良かったー!

部屋のお茶を飲みつつ。私が欲しいウエッジウッドだ!笑

とりあえず我が子はめちゃ可愛いです。おわり。