To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

劇団四季『アナと雪の女王』観劇感想

今月頭にアナ雪を観に行った。行きたい行きたいと思い続けてきたので念願叶って。チケットを取ったのは7月くらいだったから、3か月ほど待ち望んでいたものだ。

一言でいうと「いい意味で予想通りのミュージカル」。YouTubeに上がっている米国ディズニーのアナ雪ミュージカル(海外ではパーク内にて無料で見られるショーがある)を繰り返し見ていたので、おおむねそれに近い感じだった。

こちらも箇条書きでざっと書いていきましょう。

・初めて訪れた四季劇場「春」。同じ建物の「秋」ではバケモノの子をやっていた。劇場はわりとコンパクトだけど、席も見やすかった。大阪四季劇場を見慣れているのですごく小さく感じた…。開演前から幕にプロジェクションマッピングが映し出されている。アナ雪と言えばプロジェクションマッピングだね。ファミリー層がすごく多くて、ちびっこアナ・エルサも大量発生していた。ドレスアップしていてみな可愛い。同行した妹がグッズ販売に並んだが、開演1分前まで列待機で遅れないかひやひや。みんなアナ雪大好きだな…。さすが国民的知名度を誇るディズニーアニメ。

・そして開演。ヤングアナ・エルサ可愛すぎる。小さいころからこんな大舞台に立って…と親目線で見てしまっていた。歌もうたえてすごいね…。

・『雪だるまつくろう』のヤングアナ→大人アナへの切り替え(「ねえ ドアをあけて」)にうるっときてしまった。アナがそこにいた。私が観た回は三代川柚姫さん。映画からそのまま出てきたような愛くるしいアナ!!!全編通して素晴らしかったです。そしてエルサも安定感抜群。「そうそう、これがアナとエルサだよね!」という感じ。

・ハンスは王子感満載。クリストフは服装などが本当に野暮ったい感じ(舞台映えしない)だったけど(笑)時間が進むにつれてイケメンに見えてくる不思議…。『扉あけて』など、アニメ版と四季版では訳詞が違うのですが、パンフを読むと同じ方が翻訳されているんだね。どうしてもアニメ版で脳内再現されてしまうため、「あっそういう風に訳が変わってるのね」と気づく点多数。

・『ありのままで』。全観客はこのシーンを観に来たといっても過言ではないでしょう…(笑)。♪チャララチャラ~ン♪とイントロが鳴って会場全体が「来るぞ…!」と息を呑むのが分かった。エルサ役の三井莉穂さん、素晴らしかった。アニメで何回も見たブルードレスへの早着替えも!一瞬で衣装が変わって拍手が起こる。米国ディズニーでは氷の階段が登場してアニメのごとく駆け上がるのだが、その演出はなくて残念。でもスワロフスキーのキラキラ氷装飾の舞台はライトに照らされてとても綺麗だった!そして最後、「♪少しも寒くないわ」でエルサが決めポーズをした瞬間に第1幕終了の幕が下りる演出がカッコよかった!!!会場のどよめきもすごかった。ここで第1幕終了はかっこよすぎて反則。

・第2幕は、ミュージカル用に書き下ろされた新曲の数々。『あなたを失いたくない』や『モンスター』、かっこよかったな。しかし『生まれて初めて』のリプライズがミュージカルではカットされていたことに後程気づき、ショック。あれが好きなのに!!!ミュージカルなんだからリプライズはしてくれ…。

・最後にアナがハンスに抵抗して氷漬けになるシーン、すごく演劇的だった。プロジェクションマッピングと演劇的手法(黒子が頑張る)が入り混じって、ああそうか舞台だとこういう表現になるのねという感じ。賛否両論分かれそうな気がするが、私は演劇を観に来ていたので良かったなと思う。

・大団円。やっぱりアナ雪は姉妹がいいよね。正直映画を初めて見た時はそんなに響かなかった物語なのだが、何回か見返しているうちに良さが分かったなと思っている。そして珍しくアナ雪1より2の方が好きなんだよな…。アナ雪2を持って、アナと雪の女王という物語は完結するのだなと感じたので、今回の四季版でもアナ雪2の要素がふんだんにちりばめられていて良かったと思います。本当はアナ雪2も舞台化してほしいけど、それはさすがに無理だよなあ…。とにかくアナとエルサが可愛いよ。尊いね。

 

そんなこんなで、王道ミュージカル!といった感じでした。目新しさは特になかったけど、しっかりと歌もダンスも練られていて新曲も追加されていて、観応え十分なミュージカルでした。早く関西にも来てね。