To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

『ハリー・ポッターと呪いの子』観劇感想

先日、東京にてハリポタ呪いの子を見てまいりました。念願叶ってだったので嬉しかったーーー!!!

赤坂の街に着くと、街中がハリポタ一色で早速テンションが上がる。BGMも爆音で鳴っていたが、爆音すぎて無関係の店大丈夫なのかこれ?wちなみにハリポタカフェは予約戦争に負けました。見に行ってみたら席数少なくてそりゃあ取れないわという感じ。グッズだけ買おうとしたらテイクアウト商品を買う必要があるとのこと…すげえ商売だな…そういうところはあんまり好きじゃなかったな。純粋にグッズだけを買わせろお。

仕方なくスコーンを買う。これはライセンス料金なのだよ…(高かった)。ハリポタの配色って本当に可愛いよね。映える映える。

そして18:15の開演まで待つ。土日だったからか人もすごかった。シアター自体もすべてハリポタ向けに変わっていて、装飾も凝っていた。シアターはそんなに大きくは無かったけど、最新できれいな劇場という感じ。

パンフを買い込みいよいよ開演。ざっと箇条書きで感想を書いていきます。

・全体を通して「スタイリッシュ演劇」って感じ。これは私が名付けました。あとで気づいたことだが、ハリポタ劇、全く歌がないのよね。そりゃあそうか…。普通のミュージカルだと歌って踊って!と感情が大変なことになっているけど、呪いの子は一切なし。BGMのみ、ダンスというよりはパフォーマンス劇という感じだった。新鮮。

・舞台装置の仕掛け、まさしく魔法みたいだった。どうなってるの?というからくりが多くて見ていて楽しかった。本棚の奥から人が現れて…みたいなのは他のミュージカルでもありがちな演出だけど、舞台下にプール(?)があってそこから泳いで来たり…舞台どーなってんだ!?!?そこが一番の見どころだったかもしれない。

・逆転時計(タイムターナー)がカギとなる本作。以前USJでタイムターナーを入手したのでいそいそと付けて行った。ガチ勢の装い…

観劇した感想としては、過去に戻る演出がすごく好みだった。舞台上のあらゆる時計が逆転していくのだが、音響と照明ともにぐわーん…と揺れる感じが、本当にタイムトリップしている感覚になれた。あれはすごく良かった。

・他にも天井全体を照らす影絵のような演出(ミラーボールを使っているのかな?)があったり、同じくホグワーツ特急から脱出する際も照明を上手く使って影絵のようにしていたり、天井からデスイーターたちが多数登場してきたりと、あらゆる演出しまくりだった。

・ストーリー、賛否両論分かれているが私は好き。なんせ作者公認のストーリーなので。w結末は知っていたが読んだのが結構前だったのでほどほどに忘れていて楽しめた。

・私が見たのはハリー:石丸さんの回。いやあ、役者としての立ち振る舞いが美しい。今回のハリーは子育てに悩む父親だけど、ダンディすぎやしないか。やっぱり圧倒的な主人公感。あと声がよいw。アルバスは…何というか、正直「普通」だったかな。立ち居振る舞いが見ていて綺麗じゃなかったのだ。辛辣でごめんなさい。普通にそこにいる子みたいな感じ…

スコーピウス、ちょっと誇張しすぎ感あったけど、熱演という印象。だんだん笑いを取るキャラになっていって観客の心を掴んでいた。私の頭の中でアルバスとスコーピウスはもっとかわいらしい印象だったんだけど、ちょっと大人びている感もあったなー。

ジニー、ロン、ハーマイオニー。ジニーとハーマイオニーは予想通りという感じ。ロンが解釈違いだった。ごめんなさい。ちょっと怒っている。おちゃらけキャラばかり前面に出されていて、かっこよさが感じられなかった。あれだとただのヘタレなおじさんだよ…(まあロンはヘタレなところはあるが、かっこよさも持ち合わせているので)。キャラクターの解釈が合わない!!!(笑)

何より驚いたのはダンブルドア・スネイプ・エイモスが全員同じ演者だったことだね…。観終わった後に気づいて妹とびっくりしていた。すごい!!!マクゴナガルとアンブリッジも同じ人だった。確かに声は似ていたが…。ダンブルドアさんは声も全部違っていたよ…!!

素晴らしき怪演は嘆きのマートル役だった美山加恋ちゃん。昔テレビに出てた子じゃと思っていたら、マジでマートルがそこにいた。素敵な女優さんになったね~。

・闇の印?ちゃっちい…(笑ってしまったわ)

・本で一番好きな部分がカットされていて悲しかった…。物語の終盤で、マルフォイがハリーたちに向かって、「僕は君たちの友情が羨ましかった」と告げるシーン。このシーンが無かったら…最後の共闘シーンが映えないんだよ!!!こんな素晴らしいシーンをなぜカットしたんだろう…悲しみ…。私が本を読んだのは改訂版だったので、完全版では無くなっていたのだろうか…。これがなきゃ…。

以上こんなところです。総じて面白かった!ストーリーは分かっているが、「こんな風に演出するのね!」という驚きが大きかった。そして18:15~22:10までという大ボリュームだった。こんなに長い演劇を観るのは初めてだよ…。歌なしでこのボリュームだからね。よくぞまとめたなという感じでした。