To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』&『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』感想

f:id:rosecosmos:20220415230416j:plain待ち時間のスタバ。

本当はエントリーを別にして書きたいが、二日続けて気になっていた新作を観に行った。どちらも大ファンなので、絶対に見逃したくなかったの…(ファンタビは乗り遅れたが…)。

 

例によって大・大・大・大ネタバレしているので、

これから観に行く人は絶対に読まないで下さい(笑)。

 

 

 

 

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』

前作を観たの何年前だっけ…?バタバタしていて予習もできないまま映画館に飛び込んだけど、全く問題なかった。なぜなら、今回の新キャラユーラリーが説明ぜりふを喋ってくれるからw(妹も同じ心配をしていたが、全く問題ないよと伝えておいた)。ただしハリポタ7巻を履修していないと難しい所はあります。ま、この物語、ハリポタ周回済が前提だからな…

 

宮野真守さんの声が聴きたかったので吹き替えにしました(なんて正直者なの)。いやさあ…吹き替えになるとタイトルロゴがダサくなるのはなんなの。”ダンブルドアの秘密”なんでそんなフォントにした???まじで日本の広告屋…となった。

・タイトルにもなっている今作の謎は「ダンブルドアの秘密とは何か?」だと思うのだが、そうか…アバーフォースのことだったのね。。。なんか、アバーフォースに息子がいました、それがクリーデンスでしたっていうのは私の中ではあまりスッキリしなかったかも。というかあまり驚きが無かったなあ。アバーフォース、ハリポタ7巻のイメージが強いのでそこまでどう掘り下げられていくのか楽しみだよ。あまりアルバスと似ていないなと思ったけど、最後のブータンのシーンではすごく似ているように感じた(笑)。

・っていうか、この作品、ほぼほぼ「アルバス・ダンブルドアとゲラート・グリンデルバルドの物語」だろ!?!?!?(混乱)

元々ローリング氏がダンブルドアはゲイですという設定を話していたので、それをもとにこの作品を観ているのですが、いや…想像以上に痴情のもつれというか…グリンデルバルドはダンブルドア大好きだしちっとも忘れられていない。他の方の感想で「冒頭が二人の別れ話だった」というのを見て噴いた。あの、私、マッツ・ミケルセンのグリンデルバルド大好きだわ。色気がヤバい。ムンムンしてる…ジョニー・デップのグリンデルバルドはひたすらに「悪」「カリスマ」という感じだったけど、マッツのグリンデルバルドは繊細だからこそ狂暴になると厄介って感じ…?

・そして、アルバス・ダンブルドアジュード・ロウで本当に良かった…こんなイケオジ以外にダンブルドア演じられないでしょ。理想のダンブルドアがここにいた。カッコいいよ~あんなダンディな男性に出会ってみたいものだよ…

・ニュート。安定して主人公しているし、性格が性格なのでブレを感じないし安定して観ていられる。そういう主人公って結構珍しいかも。そしてテセウス。お兄ちゃん、ニュートのこと実は大大大好きだろ…。ファンタビって兄弟姉妹の物語だよなと思うのですが(ニュートとテセウス、ティナとクイニー、アルバスとアバーフォース)、それぞれに良さがある。テセウス、リタを失って落ち込んでいるのかと思ったけどあんまりそういう描写は無かったw

・今作初めて出てくるユーラリー。私こういう女性大好き!ユーモアがあって、言動がダンブルドアにちょっと似ている。人の懐に入るのがうまそう。そして何気にテセウスとお似合いかなと思ったり。ユーラリーがニュートに会った時、「幻の動物とその生息地は(うちの学校の)課題図書よ」みたいなこと言ってたけど、ってことはニュートって結構実績積んだ研究者なん?まだ30代くらいに見えるが…と少し混乱した。本編のニュートは何歳くらいなんだろ。

・っていうかひとこと言わせてほしい。今回全然ティナ出てこなかった…。寂しい。諸般の事情があるのかと思いきやそうでもなさそう。ニュートとティナは結ばれることが分かっているので(子孫がハリポタシリーズに出てくるので)ある意味安定なんだけど、そんな安定したことローリング氏がすると思う?いや、ないね。無慈悲に登場人物を殺しまくる(とファンの中でも言われる)ローリング氏のことなので、今後一波乱ありそうで怖い。

・そういやナギニどこ行った?と思ったけど、役者さんが産休に入っていたのか。ナギニの設定今後ちゃんと生かされるのかな。イマイチ立ち位置が分からん。

・ジェイコブはいつもいいキャラしてる。そしてダンブルドアからスネークウッドを貰うシーン、全マグル(私含む)の夢が詰まっているなと思った…。魔法の杖をもらうなんてスペシャルな体験…!このシーン、とっても好き。そしてあっという間に殺人犯に仕立て上げられてしまうジェイコブに笑ってしまった。

・前回闇落ちした(という言葉がぴったりすぎるほど闇落ちしていた)クイニー、意外とあっさり戻ってきた。ジェイコブがクルーシオの呪文をかけられたのは想定外だったけど、最後の結婚式のシーン、うるっと来たな。

・本編はダンブルドアの物語だったと思う。かつて妹・アリアナが死んでしまった経緯を聞いたニュートが、ダンブルドアに「過去は変えられない。だけどそこから変わっていこうという姿勢が何より大事なんじゃないか」みたいな(うろ覚え)話をしていたシーンがとても良かった。グリンデルバルドは”より大きな善のため”を選んだけど、ダンブルドアは過去を悔い改め決別をした。

私がハリポタの物語の大大大好きなところは、ハリポタはこうした「選択の物語」であるということ。ハリーもかつて「スリザリンはいやだ、グリフィンドールがいい」と言ったことで自身の運命を変えており、大人になって息子にもその経緯を伝えているが、聖者・賢人に見えるダンブルドアにも迷いがあったというところが染み渡る。ハリポタシリーズでは無敵なおじいちゃんだったダンブルドア(7巻ではその部分に陰りが見え、ハリーを苛立たせるのだが)にも、若く間違いを犯す時代があったのだ。そうした人間らしい部分をちゃんと描いてくれるこの魔法ワールドが大好き。

ダンブルドアとグリンデルバルドのガチバトルシーンもいい。ハリポタだと無言呪文は高度な技術で四苦八苦している場面が原作にあるが、ファンタビでは無言呪文ばっかり使うからな…大人の決闘という感じがたまらない。杖振り回しまくってるからね…。ハリポタだと呪文を唱える方が絵になるという事情もあるんだろうけど、ファンタビは構わず呪文を飛ばしまくっている。精神世界のようなところでバトルする二人…血の誓いを交わした二人…(ファンタビ2初見時、「え、血の誓いって破れぬ誓いとどう違うん?」って思ってた。違うんやな…)。お互いを殺せないという足かせが無くなり、これで戦えるようになったね。

・そしてハリポタファンが知っているのは、1945年の大決闘の末、グリンデルバルドはダンブルドアに敗れてヌルメンガードという牢獄に幽閉されること。そして、ハリーの時代にダンブルドアが亡くなりヴォルデモートが攻めてきた際、ニワトコの杖が眠っている墓を暴かれないようにグリンデルバルドはその場所を吐かなかったこと…(ハリーは「グリンデルバルドはダンブルドア先生の墓を暴きたくなかったのでは?」と推測している)。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーもうエモいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

そう、この二人、大決闘の後も死んでないのですよ。かつてハリポタの考察本を読んでいた時、「グリンデルバルドは”敗れた”だけで”死んだ”とは書かれていない。ヴォルデモートが出てくるまで最強の魔法使いだったというグリンデルバルドが復活する展開もあり得るのではないか?」と書かれていて納得していたのだが、『死の秘宝』でまさかヴォルデモートに殺されるなんて思わなかったよね…しかも多分、ダンブルドアを守ってね…。この関係性ヤバない。最強の魔法使い同士の闘い…かつて愛しあったもの同士として。そしてその後も…。第二次世界大戦とリンクさせながらファンタビは物語展開していくのだろうけど、どう絡み合っていくのか大変気になるところだ。

・今回選挙?のシーンがすごくオリジナリティがあって良かった。しかしなぜブータン…?魔法界にも政治があり、選挙がある。ファンタビはゴリゴリに政治色も出してくれるので面白いです。

・きりんちゃん可愛い。ファンタビ、魔法動物が見どころとはいえ、どっちかというと暴れたりやんちゃするシーンが多かったので、ここまで可愛らしくて純粋無垢な動物は出てこなかったのでは…?私は登場時、きりんではなくバンビ(鹿)だと思いましたがw

・最後、クイニーとジェイコブが魔法界の掟を破り結婚をする(魔法使いとマグルの結婚第一号となる)けれど、これって魔法史だと時系列が違うらしいんです(他のファンの方の考察によると)。ハーマイオニーが昔どこかで喋ってたな…。歴史的な転換点が今後どのような経緯をたどるのだろうか。

このシーン、ダンブルドアが実に寂しそうに去ってくの。そうか、ダンブルドアは孤独の人なんだなあと思う。何でも持っているし何でもできるけれど、実は何も持っていない。そんな人なのではないか。愛する人と決別し、テセウスに「グリンデルバルドを倒すと約束してくれますね?」と終盤言われている。しかしその直前の決闘では殺せなかった訳で…なんだ、この物語、ダンブルドアとグリンデルバルドの激重物語じゃん…←

 

総合的に、1,2よりテンポよく見られたと思う。そして最後の選挙のシーンもすごく良かった。あ、あとマンティコアダンス!!!ニュートとテセウスカニ歩きは劇場でもくすくす笑いが起こっていた…音楽も確実に笑わせてきてるだろ。そういう緩急もあるし、シリアスもユーモアどころもあるのが良かった。次は何年後かなあ。そしてハリポタ史に続く展開が気になる…

 

 

 

名探偵コナン ハロウィンの花嫁』

私は重度のコナンファンです。実は(隠すことも無いが)。数年前まで青山剛昌先生に年賀状のファンレターを送っていたくらい(ご本人が返信をくれるという神ファンサだった。ここ数年で激増したらしく今は印刷になってるよ)。

さて、今年。去年『緋色の弾丸』を観に行き、コナン恒例のED後の来年度予告のセリフですぐに警察学校組だ!と分かった。降谷零くん、ヒロ、陣平ちゃん、ハギ、伊達さん…。本誌と連動ですねほほぅという感じで。引っ越し準備などで公式の動きはあまり追えていなかったけど、それでもやっぱり4月は祭り!コナン祭り!

・お、いきなりOP前から降谷さん…やられてるやん!あと風見が頑張ってた。零くんと風見のペア、私かなり好きだな。

・OP!!今年はアレンジもチルな感じだった。何を隠そう、今年から劇判が大野克夫さんから変わっているから…。大野さんのつくりだす楽曲が大好きだったのでコナンコンサートも行ったしちょっと残念だったけど、世代交代か。よきものを残しつつ新しい音楽をつくっていってほしいな。渋谷、ハロウィンということで例年になくポップな感じのOP。でもところどころ使われているのは過去のあの〇作目のOPですね、とか分かる自分にビビる。親の声よりも聴いた「俺は高校生探偵、工藤新一」。一番よかったのはOPの哀ちゃんが赤ずきんちゃんコスをしていたところです。本編でも出てくるかと思ったのに違って悲しい。

・高木刑事と佐藤刑事の結婚式(仮)は一瞬で終わったなw

・いきなり首輪爆弾を付けられる零くん。ほんと、性癖を殴ってくるよな?!?!名探偵コナン製作委員会の大の大人たちが「今年は降谷さんに首輪爆弾を付けましょう!」って言ったのかと思うとシュールすぎてオモロイ。

しょっぱなから車に轢かれそうになる哀ちゃんと、身を呈して守る小五郎のおっちゃん。今回小五郎のおっちゃんの活躍が少なくて悲しかった~。怪我しちゃったもんね。今後はゼロの執行人くらいバリバリに活躍してほしい!!!

・地下シェルターみたいなところに自分自身を幽閉している零くん。謎に豪華な椅子とテーブルとワイン?があるのがVIP待遇すぎて笑った。コナンくんと黒電話で会話するのも良い。この二人、『ゼロの執行人』でバチバチにバトった後だからこその協力関係であることに萌える。執行人では途中まで敵対関係だったけど、今回は最初から協力者になってくれと零くんから申し出る所が良い(そんな上司にビビるモブ部下たちの描写も)。コナンくんは世界の覇者だからね…。

・村中さんとクリスティーヌ。こういうラブラブカップルは絶対に落とし穴があるんだよ…という邪推はものの見事に当たったw

・ぐっと来たのは警察学校組の回想です。このシーン、結構尺が取られていたように思うけど、それぞれの関係性が出ていてすごく良かった。そしていずれみんな死んでしまうんだと思うと悲しかった…。墓参りのシーンもリアリティあって良かったし、VSプラーミャの場面は全員が総活躍していた。車の扉を持って応戦してくる伊達さんカッコいい。ヒロッチはいつもゼロのことを気に掛けているのが良かった。松田は松田だった。そして最後まで無茶をする降谷零くん…(隣の建物に飛び降りすぎだよ)。そしてプラーミャの身体能力が高すぎてビビる。何者(劇場版の真犯人は身体能力が桁外れなの、コナンあるある)。この劇場版のひとつの見どころだったと思う。

・千葉刑事ヒロインになっとるやん…。そして松田になり切った高木くん、可愛い。ハッタリちゃんとかませとるやん!

・エレニカ、白石麻衣ちゃん!すごい、上手い。ロシア語のセリフ大変だったろうに…。総じて上手かった。最近のゲスト声優はみんなレベル高くて大変だなあ。激昂する場面も良かった。

・コナンくん能力高すぎて公安顔パスで入れるだろ(顔パス)

・蘭ちゃんの場面が少なくて悲しい。コナンくんはやっぱり、蘭ちゃんのピンチがある方がいいなあ。すべての行動原理だもんね。

・途中の回想で、ヒロッチの死亡は「今回の件とは全く関係がない」と風見が言い切る場面、辛すぎた…。あああああ景光…。零くんはどんな気持ちでそのセリフを聴いていたんだろうな。

・プラーミャの戦闘能力高すぎ(二度目)。結婚式場で化けの皮が剥がれていくところの声優さんの演技が良かったなあ。そして追いつめたのちヘリを操作して登場する降谷零氏。そうやった、君も何でもできるもんな…そしてヘリコプター内でボクシングをするのはやめなさいw

・何人かのネタバレ感想を周回したけど、今回印象的だったのが、コナンくんが銃を持ち復讐に燃えるエレニカの手を優しく包み込むところ。「コナンは子どもになってできなくなることが多いが、今回は子どもだからこそできた」と書いている方がいて超納得した…。基本的にコナンくんは犯人を死なせない、罪をちゃんと償わせるということをしっかりと言葉で伝えて人を動かすタイプだし、それが作品の根底に流れているのだが、理性だけでは動かない感情的な部分で人を動かしたというのが今作の新しい”コナン”だったかもしれない。それは探偵になるにあたって不可欠な要素であると思うし、今までになかったコナンのポリシーの描かれ方でとても新鮮だった。ここの白石麻衣さんの演技も超よかった。

・上記の流れにより、みんなが味方になるもの良かったなあ。映画を観た人は意識せざるを得なかったと思うけど、今回”ロシア(語)”がキーワードになっていて、今の世界情勢とリンクするものも多かったなあ…。

・最後のクライマックス、花火ボールの汎用性高すぎ。でもそういうのも含めてエンタメとしてのコナンだと思う(水戸黄門の印籠的なw)。そして不意打ちの「キミがいれば」!!!わっ、初期リスペクトやないか~!!!!!

www.youtube.com

ここ数年全く流れてなかったからびっくりしちゃったよ私は。私の絶対的な願望として、劇場版の最終回(つまり映画コナンが完結する回)では絶対絶対この『キミがいれば』を流してほしいと思ってる。なぜならこれは古参が大興奮する処刑用BGMだから!!!(笑)この時点でだいぶ満足していた。

・最後の花火ボールで爆発液体の混合を止めるところ、ハギのアイデア(それは結果的に松田の爆弾解体にも寄与している)だったの素敵だった。ちび新蘭に声をかけるハギ。あとの感想を見て知ったが、ここで降谷さんはいるのかいないのか分からない描写になってたらしい。すごい芸が細かい…。そして切ない…。

・EDの謎実写、ハロウィンのかぼちゃの被り物まで再現していてウケた。そこまでしなくても。バンプクロノスタシスは私としては…普通かな(怒られそう)。

・最後まで不憫な高木くん…w

そしてドキドキしながら来年の予告を待つ…

 

・来年……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

哀ちゃんだ~~~~~~~~~~!!!!!!

歓喜)(親の声よりは聴いていないジンニキの声)

 

 

いや、私ずっと、いつか劇場版で哀ちゃんメインをやってほしいと思っていたんですよ!!!!!ただそれはすなわち組織編の進行を意味する訳で、相当先の最終回終盤じゃないと動かない話かなと思っていた(灰原哀ちゃんはもう一人のヒロインだから…)。しかし来年来るとなると話は違う!近年劇場版と本編はリンクされているので本編も組織編が動く!!期待!!!がっつりやってほしいな…久々に聴くジンの「待たせたな、シェリー」という予告の一声で暴れそうになりました。

 

やっぱりね、コナンはお祭りだと思うの。お祭りは見ているより参加しないと楽しくないと思うの。だから毎年この祭りに乗っかれることをとても嬉しく思うし、毎年大切にしていきたいなって思った。去年はコロナで『緋色の弾丸』が観られる回数も少なかったし、やっぱり悲しかった(例年の伸びからいくと絶対興行収入伸びたのに…)。だからこそまた、いつまでも楽しませてくれるコナンワールドに私も貢献したいなって思う。ありがとう、『名探偵コナン』。