To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

爆速で結婚式場を決めてきた

f:id:rosecosmos:20220131192902j:plain

パフェは美味しかったが、従業員の人たちがうるさすぎて萎えちゃった。せめてバックヤードで喋ってくれ……むむむ。

 

 

さて。先日、爆速で結婚式場を決めてきた。おもろかった。

「絶対にゴリゴリ営業かけられて当日中成約を推されると思うけど、鉄の意思で断って、2件式場を見てから考えようね」

そう……二人で……話していたのに……1件目で決めてしまった(笑)。でもそれくらい決め手があったということです。

 

1件は成約した王道チャペル、2件目は和モダン風会場。私はかれこれ10件ほど結婚式に(パーティーを含めたらもっと)行ってきたわけだが、ゼクシィのカタログを見ていて気付いた。「私、式場にあんまりこだわりないな?」まあ、どこを見ても素敵だと思うし。綺麗だし。彼も同意見だったし私の地元で式を挙げることにしたので、私が候補をピックアップすることになりその2件だったのだけれども。

実は2件とも事前に電話があり、そこでは「当日の打ち合わせをスムーズにするためにヒアリングを…」ということだったのだが、真の意味は違うんだなと思った。客を獲られないようにするためだ。割と2件目は露骨で「1件目の見積もりを持って来てくださいね!」と言われたし、ああそういうことかと納得した。営業合戦すごいな…でも私たちみたいなカップルがいるから「いろいろ比較して納得できる式場選びをしてください!」と伝えるのも納得だなw

 

なぜ新居より式場を先に決め始めたかというと、私の職場の結婚届はよく見ると慶事休暇の取得が入籍日もしくは挙式日から前後〇か月以内と定められており、入籍日は急すぎるので挙式日がいいな…新婚旅行国内でいいから行きたいし…とぼんやり考えてはっとした。え、じゃあ挙式日決めなきゃいけないじゃん?

まあある程度は融通がきくんじゃないかと思ったけど、そもそも私が挙式をしたい時期は仕事の都合で決まっており結婚式のハイシーズン。ただでさえ予定が埋まる時期なので、確かに早く動かにゃならんな…ということを彼に伝えて式場探しを一緒にすることに。

 

 

ゼクシィなんかのブライダルフェアをすっ飛ばしてとりあえず式場に予約。せっかくなら試食がしたいので試食できるフェアを予約(笑)。彼が平日に半休を取ってくれたので、平日午後から式場に向かった。

まずサロン(と呼ばれていた)という打ち合わせ室に招かれ、紅茶を出され、「新郎様新婦様、この度はご成婚おめでとうございます」とご挨拶。なんか、まだ結婚していないし新郎様新婦様と呼ばれるのはもぞもぞしてしまう…。悪いことしていないのに悪いことしたような(例えが悪い)。そして一通りの個人情報を出せと言われる……いや、タブレットを渡されて個人情報と希望条件をぽちぽち。紙のシートでは二人の思い出の場所💛等のヒアリング項目が書かれており、どこやろ…とりあえず行ったこと書いとくか…というノリで項目を埋めていく。タブレット、5段階評価で式のイメージを訊かれるのだが、その中に『お姫様度』という項目があり、そっと★★(星2)を押すと彼は黙って★★★★(星4)に修正した。私「え、お姫様ってなに?」彼「お姫様になりたくないの?」私「なりたいというか…」姫ってなんだよ…??w

しばらくしてそのヒアリング内容をもとにいろいろと訊かれる。私は式場にはこだわりは無かったけど、この演出がいい・したい・したくないはかなり明確だな~と自分で思った。プランナーさんも「結婚式にたくさん行くと、結局シンプルに行き着きますよね」と笑っていた。その通りなんだよ。シンプルイズベスト…

その後待ちに待っていた式場見学。最初に挙式会場であるチャペルを案内される。最初、まさかのBGMをかけられ、扉を二人がかりで開けられ、さながら模擬挙式で案内されビビる我々。「バージンロード、歩いてみて下さい!」…普通に歩く(これでいいのかと思いながら)。

しかしそのチャペルがとても見事で美しく、ステンドグラスが輝いていて二人ともうわあ~~!とテンション爆上がり。一通り進行の流れをイメージする説明をしてもらった。ちなみに我々、先日ステンドグラスの展示を観に行ったばかりだったのできっとこのチャペルは気に入るだろうと思っていたけれど、理想通りすぎてめちゃくちゃ笑ってしまった。

そして最後、チャペルを出ようとした時にカメラマンさんが急に現れる。

「写真撮らせてくださーい!」

は?え?となりながら言われるがままバージンロードに立ち尽くす我々。恥ずかしい。手を繋いで下さいとか向き合って下さいと言われ、半笑いで撮影されてしまった。もっといい服を着てこれば良かった…髪の毛セットすればよかった…←

「急にすみませんでした」と言われながらはい~とチャペルを出ると、式場スタッフの人たちが集まって「おめでとうございま~す!!!」と拍手される我々。バブルシャワー飛んでる。恥ずかしすぎて会釈だけしてスタスタwおお、これがブライダルフェア内容にあった模擬挙式というやつ…?まあでも確かに、これがゲストになると思うとかなりイメージが湧く。そしてご挨拶されたあと、プランナーさん以外はスンっと全員がはけていくの、ビジネスっぽくて笑ったww

披露宴会場がいくつかあり、向かう先にはウエルカムボードが。しっかりと我々の名前が入っており、ヒアリングシートはこんな風に活用されるのねと驚く。ボードの写真はUSJ。思い出の場所に入れたからだ…ww芸が細かい。

会場をいくつか見学したのち、最後の会場で一番楽しみにしていた試食。広い披露宴会場で、我々二人が円卓にポツンと座り料理を食べている姿は、今思えばかなりシュールな光景である(シェフの方は説明だけしてくれて会場を後にしていった)。

ジュレうまっ」

「お肉うまっ」

2品が提供されたのだが、お昼を急いで食べたためにお腹が空いており、めちゃくちゃ美味しく感じた…。結婚式のお料理って美味しいよね…。その円卓にも我々の名前を冠したメッセージカードがあった。裏をふっと見ると、BRASS BANDと書かれたイラストが。…そうか、これも私が趣味:吹奏楽と書いたからやね。芸が細かすぎる。提供した情報があらゆるところに使われていくスタイル。

「会場どこがいいと思う?」

「私は最初の所が好きかなあ。2個目はちょっとメルヘンチックすぎる」

「うん、いいと思う」

……。もうここで披露宴する設定の会話w

「もうここで決めてしまいそうやな…」

「そうやね…」

「あのチャペルもめちゃくちゃ良かったし…」

何を隠そう、ゼクシィで見て「この式場のチャペルいいね」と言ったのは彼なのだ。だから私は式場を見てみようかなと思ったのだが、見るからに彼はチャペルを気に入っていた。

「写真と実物と違うことってあるけど、一緒だったし…」

「…私、なんか結婚式ハイになる気持ちが分かってきた…」

「そうだね…」

そんな会話をのらりくらりとしていると、最初の部屋に戻される。プランナーさんを待っていると、カメラマンさんが来て「これ、さっきの写真です。ご協力ありがとうございました」と言われる。覗き込むと、もう、あれだけ恥ずかしがっていてなんだけど、自分で言うのもなんだけど、めっちゃいい写真だった。プロのカメラマンすげえ。そしてチャペルの写り具合も素晴らしい。「結婚式はずっと写真に残るものなので、映える背景の式場がいいです」と最初にプランナーさんに話していた彼も「これめちゃくちゃええやん」と興奮していた。実質、これで私たちはこの式場に決めたようなものだった。まさかの写真でw

プランナーさんが再登場してからは一気に現実に。『御見積書』が出てきた。うん、まあ~~~そうだよね、という料金体系。70名で算出してもらったが、★当日成約でー100,000円★★当日成約でー50,000円★という文字が躍っている。これが噂の当日成約特典…。合計すると50万以上……か……金銭感覚が麻痺していく…

あとでいろいろ調べて知ったけど、ここの式場は持ち込み不可の項目が多く、それで値段がある程度高くなるということも分かった。まあでもそこまで持ち込むこともないかなと思っていたので、それは折りこみ済み。いやしかし高いね。特に値段が上がるのはドレスらしく、スタートの18万~での見積もりだったが大抵は30~40万になることが多いとのこと。一瞬しか着ないのにすごいよね…。そしてカラードレスより和装の方が高かった…。

そして最後に、日取りの確認。めちゃくちゃいい日が空いていた。というか、希望の期間で3日間しか空いていなかったが、一番いいなと思う日が空いていた。心が揺らぐ。

プランナーさんもとても良い人だったけど、営業なので「今日の特典がかなり多いので…どうでしょうか」「土日も20件以上お客様がいらっしゃるので、その時に埋まってしまう可能性もあります」と畳みかけてくる。「仮予約できますか」と訊いてみたが「それはできないんです」と言われる(※元々知っていたがだめもとで訊いてみた)。「一旦お時間下さい」とお願いして、二人にさせてもらう。

「…どうする?彼くん的には気に入ってる?この式場」

私はこの時点では、2件目に行くつもりだった。

「式場はかなり…気に入ってる。予算がな。うーん…固定費は変えられんしな…」

とりあえず二人で削れそうなところをiPhoneの電卓で計算。頑張って20万くらい。

「私は正直、予算は何とかしたい。というか、低くしても絶対に高くなるから。どっちかというと、日取りが変わると辛いな~。だって、この候補日逃したら年末まで1日も空いてないし」

「…いや、それは式場側の作戦かなとは思うけど…」

「わざと減らしてるってこと?じゃあ今日保留にして、2件目行って、やっぱりここ!ってなった時に埋まってたとして、他の曜日に空きが出たとか言われる可能性ある?」「うーん、さすがに空きがないって言ったことをありますとは言わんのちゃうかな」

「それもそうか~。じゃあ第2候補の空き状況見て、そこで結構空きがありそうやったら2件目行って考えるか?」

とそんな話をしていたら、プランナーさんが帰ってくる。第2候補の披露宴会場も空きはあり。うーん…と悩んで、「すみませんもう一回二人にさせてもらってもいいですか?」と伝えるw

「シンプルに考えて、式場は気に入ってる?」

「俺はここでいいと思ってるよ」

「私も」

「……」

「じゃあここにする?2件目行かなくていい?」

「2件目行ってまたここに戻って…っていう労力も考えたら、気に入ってるしここでいいかなあと…」

「私も、今迷っているんだったら2件目行こうと思ってるけど、正直あのチャペルをめちゃくちゃ気に入ってしまったからな…後悔無さそう」

「じゃああとは見積もり交渉かな…交渉できそうなところは、ドレスかな。ドレスを30~40万で、今の価格に収めるくらいやったら、大きな損失でないし式場も交渉してくれるんじゃないかな。それで俺らがここに決めたらWINWINやし」

彼氏よ、めちゃくちゃ具体的に考えてたw私は人生において交渉自体を避けてきた(家賃交渉とか苦手)タイプなので、なるほどそういう手があったか…と思い、お任せで彼のシナリオに乗っかることにした。少しでも安い方がいいよ…どうせ高くなるから…。

「じゃあ、ここに決めたいし予算を〇〇〇円までにしたいと思ってる。ただドレスのクオリティは残しておきたい。その上で今のままどこか交渉できないか…っていうストーリーやね。OK。演技するわ」w

プランナーさんが戻ってきたので、その通り話をすると「分かりました検討します」と言ってプランナーさんはもう一度帰っていく。15分後、いくつかの項目に★プレゼント★と書かれている再見積もりが帰ってきた。プレゼント=無料もしくは値引きである。おっしゃ交渉成立!!!

「…じゃあ、ここでいいよね」

二人で頷き合い、「ここにします!」と伝える。プランナーさんも良かったね。この時点でなんと19時。14時から見学して19時…。そして書類を書いて下さい、内金を払って下さいという流れになり、目の前で十数万が消えていった。ひえ~。そのあとは第1回目の打ち合わせの流れや今後のサポート体制など、事務的な話をしていただく。今後もよろしくお願いしますと言って式場を出たら、外は真っ暗。それもそのはず、21時だった…。

「いやあ、楽しかったねえ」

「決めちゃったねえ」

「…お腹空いたねえ…w」

会場には大満足だし楽しみにも膨らんだしで、悔いのない1日。近くのファミレスに行こうとしたらまん防で閉まっているという悲劇。すべての店が同じような感じだったので、スーパーに駆け込み総菜を買って帰ったのだった…。

 

とまあ、こんな感じで意外と早くに決めることができた結婚式場。いろいろ楽しみ。忙しくなるけど、全部楽しんでいくぞ。