To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

これからチャレンジしたいこと:料理編

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最近、料理が好きだと胸を張って言えるようになった。料理と言っても手の込んだものは滅多に作らないし、レンジだけでできるレシピを愛用しているが。仕事で遅くなる日、職場で「晩御飯どうしてるの?」と訊かれて「家でつくってから出勤してます」というと、大抵感心してくれる。ま、数年前まで本当に自炊をしていなかったので、ちゃんと作り始めたのはコロナ禍からなのだが…(笑)。

自炊の何が良いって、自己肯定感が高まること。ブログにも何度も同じことを書いているけど、また書く。最近は”器”と”盛り付け”にも凝り始めている。同じものを作るんだったら、美味しく見えた方が視覚的にもお腹いっぱいになる気がする。器は洋服と一緒で、気に入ったものじゃないと買わない決まりにしているのだが、ときめいたものがあればすぐに買ってしまう。最近は小皿・小鉢などちょこまかしたテーブルコーディネートにはまっているが、ワンプレートの盛り付けもしてみたいな。洗い物も減るし。
毎日食べちゃっているおやつ(本日はドーナツ)も、別に袋から出してそのままむしゃむしゃしてごみを捨てれば終わりなのだが、わざわざお気に入りのお皿に移し替えて、飲み物を用意して、トレーに並べて写真を撮る。「わざわざ」を楽しめればいいんだよな。楽しければオールオッケー。※これが負担になるとよくないので、したくない日は袋からガブリでOK。

盛り付け以外にも、”食材の切り方”ももう少し学びたいなと思う。私は基本的に輪切りか乱切りかみじん切りしかしないので(笑)、レパートリーを増やしたいのだ。数年前、友達の友達を呼んで集めて(お互い顔見知りではなく、初対面ばかり)クリスマスプレゼント交換をするというチャレンジングな企画をしてみたことがあるのだが(笑)、個性が出て面白かった。うち、友達の一人が「フルーツカッティングの基本」の本をプレゼントに選んでいて、すごくいいなと思った。そういう専門的な本って、自分で買うことってなかなかないよね。

あとは…得意料理をつくりたい。いや、自分で満足したら得意料理と言えるんだろうけど、これだけ毎日毎日つくっていて得意料理と言えるものが無いのはなんだか寂しいなと思った(婚活で訊かれたら一気に冷める質問だけどなw)。…という訳で、今の自分が選ぶとしたら鶏のから揚げかなあ。ここ半年ほどなぜか凝っており、何度も揚げ物をしている。揚げ物用鍋も欲しいと思い、数か月経ってしまった…。何にせよ、お金が欲しすぎる。うん、最終的にはそこに帰着するよ…。誰かの胃袋を掴むわけでもなく、ただ「得意なんだよ」と言える料理ができたら、自分にとって誇らしいな。誰かのためにつくる食事も素晴らしいし、自分が満足する食事をつくれることはとても誇らしい。

 

★本日の一冊★×2『知っておいしい調味料辞典』鈴木裕貴(2020)実業之日本社
知っておいしい 調味料事典

知っておいしい 調味料事典

  • 発売日: 2020/07/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

自分では買わない本も、図書館だといっぱい読める。調味料の辞典というマニアックな本だけど、味覚や効能だけでなく文化や歴史も書かれていて興味深かった。普段何気なく食べている砂糖や醤油の違い、訊かれたら分からないな…。へえ~っと思うことが多かったし、普段の食事はどこかで誰かが栽培し、加工し、つくってくれていることに気づけた。

 

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』佐々木典士(2015)ワニブックス
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

  • 作者:佐々木 典士
  • 発売日: 2015/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ベストセラーになっていて、読んでみたいなと思いながら積読だった本。私はミニマリストにはなれないけれど、ミニマリストの方の思考には興味がある…そんな気持ちで、ちょっと訝し気に本を開いた訳だが、なるほどと思わされるフレーズも多々あった。

例えば、「経験は人と比較できないし、幸せが持続する。モノを買うとだんだんその状態に慣れてしまい、それが飽きに繋がるが、楽しかった思い出は振り返る度に楽しくなれる。だから経験に投資する」という趣旨の文。また「お気に入りの服を買った瞬間のときめきは想像できても、1年後にその服に飽きている自分まで人は想像しない」というのも、確かに…と思った。モノを通じてときめきを買った時点で、もう完成なんだろうな。

またカーネギーの『道は開ける』によれば、「汚れてもいない皿を洗おうとしない」という言葉があるそうだ。明日の皿を洗うことや1年分の洗うべき皿を洗うことまで考えると、誰でも嫌になって不安になる。将来の失業、結婚、子供、病気のこと…これは未来の汚れてもいない皿だと考えるべし、と。確かに。今にしか合わないピント、と本書では表現されているが、結局経験できるのは今だけ(将来の自分を予測するのは不可能)だから、今に集中することでものごとを肯定的に見る=今に感謝をし続けることが幸せだというのも、新鮮な視点だなと思った。幸せは感じるものだとよく言うけれど、その本質を考えたことはなかった。本書によれば、何かの条件を達成して幸せになったとしても、その後の正確な気持ちを想像することはできず、条件により「変わった」自分に慣れる。だから、今という時間を幸せに感じられない人は明日も1年後も感謝ができないそうだ。幸せは自己申告制というキャッチフレーズが紹介されていたが、その通りかもね。この”慣れる”という表現が、私にとっては斬新だったな。

…意外にもたくさん感想を書いてしまった。全然ミニマムじゃないやんけ(オチ)。

 

♪本日の一曲♪『元禄』(櫛田てつ之扶)

元禄。中高生に大人気の曲である。かくいう私のいた吹奏楽部でもいつも演奏会の候補に挙がっていたが、なぜかいつも対立候補に負けて落選し、結局演奏することは無かった。最後の華々しい祭りのようなフレーズ、金管楽器の音がカッコいい。和!って感じの曲。

↑元禄と言えば、33名という小編成で全国大会金賞の名演をどうぞ(福岡市立治郎丸中学校)。33名とは思えない、あり得ない…美しすぎる。ニコ動では『華麗なる一発屋』のタグが付いている(金賞はこの1回のみという意味)。一人一人の卓越した技術と全員の熱量に乾杯。最後のブラボーの雄叫びが激しい(笑)。