To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

いつか忘れてしまう前に書き留めて

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また夜にお菓子を焼いてしまった、私は、私は―…(おいしかったです)。

 

ここ2,3日の備忘録を。

◆失せ物見つかる

無い無い無い無いと昨日騒ぎ立てていた荷物が、無事に見つかった。ああ、良かった…。厳しいご時世の中で会社に経費を出してもらったものだったから、顔面蒼白になっていた。精進いたします。

そして一番迷惑をかけたのは、LINEで連絡を取った母(荷物を実家に持って行ったような気がして、家中探し回ってもらったのだ)。どうにもこうにもない、自分の部屋にもない…としょげていたら、とことん励ましてくれた。30代にもなって…と自分でも呆れるのだが、いつまでも会話は母と子だ。

母がかけてくれた言葉が嬉しかった。

「無いのは残念だけど、これからは絶対気を付けると思うし、前向きに考えよう。きっと忙しかったんだよ。ほんとに盗られたかも、だし。晴が元気だったらお母さんはそれが一番いいことだから」

ちょっと泣いた。無くした(結局無くしてなかったけど)のが、丁度仕事の繁忙期と重なっていたからだ。私だったらたとえ娘でも、無くし物でわめいている人に(笑)こんな風に諭して励ますことはできないかなあ…。続けて、

「今はまず健康一番!コロナもある中だから、普通に生活していることが大事。無くし物があれば次からは気を付けられる晴だからね。(もし同僚に無くし物と同じものを借りるなら)お礼はしておこうね」

ときた。気持ちだけでも元気に明るくという話をLINEでしていたから。無理せずがんばるよ、おかあさーん。

 

◆幼馴染からのLINE

幼馴染から唐突に連絡が来た。どうやら私が仕事をしている姿を偶然見かけたらしい。「晴、笑顔で頑張ってたし、俺も仕事頑張ろうって思えた!明日の仕事も頑張ってね」

急な報告。声かけてくれたらいいのにと思いつつ(笑)、嬉しかった。そちらこそ、今大変な仕事だろうに。少し話を進めると、やはり公人である彼はコロナの最前線にいるらしかった。私もBtoC企業で不特定多数の顧客と接する仕事なので、感染リスクは高いのだが。彼も、去年実家に帰った奥さん・娘ちゃんとコロナの影響で会えなくなってしまったらしく、LINEで励ました。「カップラーメンで済ませたらあかんよ」と伝えると、「ばれてる!」と言っていた。あなたの食生活はばれます!(笑)みんなが心配しているよ。

 

◆北風と太陽

今日は職場で朝礼を実施した。私は定期的に喋るのだが、始業後、職場のトップが含み笑いで近づいてきた。あ、これは褒められるか叱られるかどっちかのパターンだ。

「晴の朝礼さあ」

「はい」

「めっちゃ熱意は伝わるし、やろうとする気持ちは伝わるけど。今度やる時は緩急をつけて喋ろうか」

緩急。

というのも、私は朝礼を前職場も含めてずーっと実施してきているのだが、今は目下、急務とするCS向上について口を酸っぱくして伝えている。正直、頭を抱えている話題だ。

「私…やっぱりストレートすぎましたかね」

「うーん、もちろん伝えていることは正しいし、間違っていない。でも、前話したように人は正論だけでは動かない訳や。伝えて私も頑張ろうとしてくれる人と、反発する人もいる訳で」

要約すると、反発分子を生み出しかねないくらい挑戦的な構えで喋っていたという訳だ(敢えてだけどw)。

「もうですね、『このままいったらどないすんねん』という気持ちが高ぶりすぎてですね…。でも、仰る通りだと思います。次回は、緩急をもう少し変えて、伝え方を変えます」

「そうや。前言ったみたいに、結果が変わればいいねん。方法は何でもいい」

そうだった。その言葉をちょっと忘れかけていた。

「北風と太陽ってあるやん。北風だけでもだめなわけ。『〇〇すると、あなたがたにとっても良いことがありますよ』っていう風に言ってみるとか」

「分かりました。次、変えます。ありがとうございます!」

北風と太陽。すごくしっくりくる言葉だ。いろんな打ち手を考えるのが、やはり私の今年のテーマなのだろうな。こうやって指摘してくれる上司がいるというのは、幸運なことだと思う。

トップは、私が一昨日別の上司に『この職場に点数をつけると30点』という趣旨を本音で書き綴り、提出していたことをからかってきた。「(上司)さん、『30点~!』って言ってたで(笑)」ホント、忖度できない性格ですんません…w。

来月に異動が発表されるから、今のメンバーで仕事ができるのも最後かもしれない。ちゃんと吸収できることは吸収して、ベストを尽くそうと思った。

★本日の一冊★×2『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』中川翔子(2019)文芸春秋

昨年のベストセラーであり、積読だった本。図書館の「ティーンズ向け」のコーナーに並んでいた。まさに、著者が届けたい層に向けて。しみじみと、良い本だった。とても読みやすく、”いじめられている側は悪くない”という一貫性のあるメッセージが続く。かつて子どもだった私たちにも刺さるものがある。中川翔子さん(しょこたん)、いろんな番組に出演されており、飾らない雰囲気が好きなのだが、本書を読んでよりその思いが募った。

 

『「睡眠品質革命」-一流を支えるエアウィーヴ成長の軌跡』内田直 高岡本州(2017)ダイヤモンド社

「睡眠品質」革命―――一流を支えるエアウィーヴ成長の軌跡

「睡眠品質」革命―――一流を支えるエアウィーヴ成長の軌跡

 

 エアウィーヴといえば、浅田真央選手。…という知識しか正直持っていなかった(見たまんまじゃんか)ので、本書でどんな商品なのか知りたく読んでみた。会社のPR本のような感じだった。

前半は開発パートナーである学者さんによる”睡眠”についての説明、後半は社長によるエアウィーヴマーケティング手法についてだった。何より、エアウィーヴの会社は元々寝具屋さんでも何でもなかったというのに驚いた。引き継いだ会社を立て直すために目を付けたのが、寝具。健康な人達に使ってもらうために、より身体に対する意識が高い層―すなわちアスリートにブランドアンバサダーになってもらうプロセスが書かれている。認知度が低く鳴かず飛ばずの時期もあったとのこと。しかし、社長の熱意がすごい。低迷期を経て、オリンピックを契機として商品をプレゼンしまくっていく(ついていく社員は大変そうだけど…)。確かに、スポーツ選手がこぞってエアウィーヴを持っていたら、「何かよさそう」って思うもんね。そのパイオニア精神が素晴らしい。