To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

相手をイライラさせる能力に長ける人

児童福祉の分野で働く友人と喋った時、いわゆる問題行動を起こす子どもにどう接しているのかを聞いて、非常に興味深かった。友人は課題を持つ子どもを、大人をイライラさせる”能力に長けている子”と捉えて接するそうだ。子どもは口答えするし、非行に走るし暴れるから、腹が立ってイライラしてしまうけれど、子どもが仕掛けるゲームに乗っからないのが重要だという。応じてしまえば、家庭での親子関係を再現してしまうからだ。そのために、一歩引いて子どもたちと向き合うそうだ。

”相手の気持ちが理解できずに周りをイライラさせる子”ではなくて、イライラさせる”能力に長けている子”という考えは、発想の転換のように感じられる。バランスゲームの渦中に入らず、冷静に見る。児童福祉と一般的な職場では違うかもしれないけれど、自分が嫌な上司と接する時、この人は相手をイライラさせる能力に長けている人だと思うとちょっと気が楽になるかもしれない。

友人は同時に、渦中にはまらないためには、自身が精神的に健康でいなければいけないと述べていた。こちらも同意だ。自分が元気でなければ、周囲のことなんて気にかけられない。お互いに自分に気を遣って元気でいようねと伝えて、友人とは別れた。まずは自分が健やかなメンタルでいて、周りに目を向けるのはそれから。シンプルだけど、難しいね。