To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

他人様の子について

ここ半年ほどで明確に自覚したことがあって、それは「私、他人の子に全く興味が無い…」ということだ。

最近周囲が第1次ベビーラッシュに入り、私も何人かのお家にお邪魔させてもらった。待望の赤ちゃんとご対面するのだが、「可愛いね~」と言うものの、以降そこまで興味が湧かないのだ。あれっ……。私、ドライすぎ?

自分でも結構戸惑った。現に一緒にお邪魔した友人は訪問先の赤ちゃんに夢中になり、ずっと抱っこしたりあやしたりしていた。だが、私はそこまでの熱量が持てないのだ。新生児…可愛いしふわふわした生き物だとは思うけど、ずっと可愛がるモチベーションが無い。そのことに、何だか罪悪感があった(別に態度に出してはいないので、罪悪感を持つ必要は無いのだが)。

 

何でなんだろうなと自分で考えて、出てきた理由が3つある。

①子どもというよりも父・母になった友人自体に興味がある

大きな理由はこれかなー。私は「出産した時どんな感じだった?」とか「子どもを持つってどういう気持ち?」という疑問は出てくるので、多分友人の環境や心境の変化に興味があるんだと思う。

②子を持った経験が無いから、興味を持つポイントが分からない

自分にも子どもがいたら共通点を見出すことが出来るのだろうが、経験値が無いので、特に何も思い浮かばない。

③単純に接し方が分からないので、戸惑う

泣いたりした時のあやし方、抱っこの仕方も分からないので、単純に焦る。

 書き出してみるとすごいドライだな。

 

以前、正直困ったというか疲れたのが、友人が子どものアルバムを次々と見せてきたことだ。そりゃあ1冊だったら「へえ~こんなことがあったんだね」とか「この家族写真いいね」と率直な感想を言えるのだが、何冊も取り出された時は「別に私が見たいと言った訳では…」と思った。しかもあなたのお子さんにあまり興味が無いなんて絶対に言えないし。見てみて!という押し売りは、疲れる。自分も気を付けよう…と思った出来事であった。

 

この話を唯一母にしたら、あっさりと「そりゃあ他人の子やからな」と言われた。そういうもんか。私は自分の子じゃなくても、甥っ子や姪っ子ができたらすごく可愛がりそうだが。多分私にとっては、妊娠や出産の過程を知る親しい人の子どもは愛着が湧くんだと思う。冒頭で書いた友人宅はどちらかというと、妊娠後期にお知らせされたり、出産の事実自体を後で知ったりしていたので、出来事を”点”でしか見ていないのだ。出来事を”線”で見られれば、きっと思い入れができるんだと思う。

私にもし子どもができたら、また違った世界が見えるのかな。それはそれで、ちょっと楽しみではある。でも、子どもを持たない人への気持ちもちゃんと推し量れるような人でありたいと思う。