To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

家庭を持つ、は夢になり得るか

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ハード系のパンが、パンらしくて好きだ。

 

 

先日大学時代からの友達が、話の途中で「”家庭を持つ”は、夢じゃなくない?」と私に問いかけた。

経緯はこう。遠距離恋愛している彼氏は昔から結婚願望が強く、その理由が”家庭を持ちたい””子どもが欲しい”からとのこと。一方で友達は、昔からの夢を叶えた職場で働いており、本人は別居婚でOK、子どもも別にいなくてもいいという。二人は関西で出会った後、彼氏が転勤に伴い遠方の実家近くに帰ったのだが、彼氏は彼女に結婚して地元について来てほしいと言っているそう。その要望に応えるならば、友達は仕事を辞めざるを得なくなる。

そうなると友達は夢を諦め、縁もゆかりもない土地で専業主婦となる(彼女の職種自体求人が少ないため)可能性が高い。本人は断固拒否しており、その中で出てきた言葉だった。

「うーん…」私は唸った。私と彼女は考え方が似ているので、正直”家庭を持つ”を唯一の夢とするのに抵抗があるのだけれど、実際に”家庭を持つ””(女性であれば)母になる”を夢にする子は割と多い感覚があるし、それを否定はしない。個人の考え次第だという他ない。

この話をしていて、昔の話を思い出した。同じく大学の別の友達が、将来は「(自分の母のような)お母さんになりたい」とずっと言っていた。その子もとても優秀で、大学を首席で卒業し今は研究職に就いているのだが、ある時そのことに私が言及すると、何やら複雑そうな顔をした。

「研究は自分のしたい仕事だし、やりたいことに変わりない。だけど、”お母さんになりたい”っていう昔からの夢から、どんどんかけ離れている気がするねん」

私は、そうかなあ、別に両立できる気がするけどなあ、とは思った。でも彼女のお母さん像は、実母と同じ像なのだろう。仕事が忙しくて、子どもを見てあげられないだろうということが、彼女にとっては”お母さんになりたい夢からかけ離れる”のだ。

家庭を持つ・母になるということは、色んな要素が絡まりすぎているし、ぶっちゃけ運と縁の要素も多大にあるし、私はその言葉を聞いてとてもざらついた気持ちになる。自分の家庭環境を大いに反映する事柄だから。アプリや相談所で婚活をしていても、プロフィールには「子どもがほしい・ほしくない」欄を記入する箇所がある。とてもセンシティブな話題だから、昔のように「もし子どもができたら~」みたいな話は、とてもじゃないけどできないな。