To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

原作への深いリスペクト 『名探偵コナン 黒鉄の魚影』

やーっと家でPCを開いてブログを書けるので、書こうと思っていた記事を。先週、公開翌日に『名探偵コナン 黒鉄の魚影』を鑑賞。

 

いや~~~………

 

 

 

めっちゃくちゃ良かった!!!!!!!!!!私の中の歴代トップは『瞳の中の暗殺者』と『ゼロの執行人』がツートップだったのですが、今回のはそこに食い込んだ。とりあえず3回は観たんだけど、タイミングが取れなくて4回目にいつ行こうか思案中。

良かったところ…

・あ、哀ちゃん…。

「子どもの言葉や行動で、人生が変わることもある。私はそれを体験して変われた。だから私を信じて、直美!」

…っていうセリフ、良すぎんか?ああ…安定と信頼の立川監督と桜井さん脚本…。。。原作ファンにとってこの言葉は重すぎでしょう。めちゃくちゃ良かった。ああ。。。

・そして本作MVPのキール!!!いつも三石さんが声を当てて「うさぎちゃんの声優さんとは思えんなあ…」と思うのですが、哀ちゃんと直美さんを助けるために裏で暗躍し、自ら負傷しながらも守っていく。キール、あなたがMVP。有能すぎる。自分のおでこに銃口を向けるジンに向かって問いかけるシーンは圧巻だった…三石さんの声好きすぎるしキールのことが更に好きになった。原作ではなかなか登場しないので、映画での大活躍嬉しかった…。

・話題の最後のキスシーン。青山剛昌先生完全監修!って感じだった(笑)。原画もめちゃくちゃ気合入ってたしな…。そういえば、「映画で青山作画のところ、すぐ分かるわ。綺麗だよね」と夫に言ったらビビっていた。そっか、普通の人はどのシーンが青山原画って分からないか…(笑)。ファンならすぐ分かるね。

・ストーリーもちゃんとミステリーをしていて良かったし、アクションとミステリーのバランスが良い。ラブコメもちゃんと入っていて良い。

・劇伴が良すぎる。前回の『ハロウィンの花嫁』から菅野裕悟さんに音楽が変わって、さらにオシャレになったな…。メインテーマの潜水している雰囲気も良すぎるし、博士とのカーチェイスシーンの音楽も良すぎる。

・カーチェイス、コナンくん&博士という初期メンバーで組織を追うのも良かった。昔からの間柄というか、哀ちゃんが拉致されたショックで博士が涙を落とすのも…ぐっと来たな。

・全体的にとにかくテンポが良いし、原作ファン歓喜のシーンが満載。コナンくんが哀ちゃんにメガネを渡すシーンもあの名シーンでしょ、明美さんがシークレットで出るでしょ、蘭ちゃんが哀ちゃんを助けに行く満月のシーンは二元ミステリーから来てるでしょ。哀ちゃんがアメリカ留学時に人種差別でいじめられたという原作の設定を上手く活かしていたのも良かったなあ。キールが父のイーサンとの最期を回想するのも…ああ、こういうのを原作ファンとしてみたかった!と思った。

そして、ライト層も原作ファンもどちらも楽しめる内容ながらも、考察が異なるラストシーンとか、天才すぎでしょと思った。ボスが姿を見せないのは、老若認証システムが都合悪いから、か…。ベルモットが哀ちゃんを助けたのは、ただフサエブランドのブローチを譲ってもらったからじゃなくて、ボスや自分にとっても都合が悪いからという、原作に繋がる展開がさりげなく入っているのも良かった。

ウォッカがいつになく有能だったwジンはまたシェリーに会えなかったね…

 

良かった良かった。映画館でドリンクホルダー、映画パンフレット、シネマガジン2023、インタビュー掲載のananも買いましたわよ。ああ…製作陣に感謝(広報以外な…)。