今朝、祖父が救急車で運ばれたという連絡が来た。ここ数年ずっと調子が悪かったので、ある程度の覚悟をした時もあったけれど、今日は本当に祖母と両親はバタバタしていたようだった（私へは事後報告だった）。もしかしたら家に居られるのは最後かもしれないし、何なら会えるのは最後かもしれないと母は言っていた。なぜならコロナで病院は面会謝絶だからだ。抗原検査の末に祖母は付き添いできたようだが、息子である私の父は面会できなかったという。祖父は「そんなに救急車を早く呼ばなくていい」と運ばれるまで家で怒っていたようだが、「おじいちゃんは肺以外はしっかりしているから、今の状況を本当によく頭で解っている、だからこそそう言ったんだと思う」と母はLINEで述べていた。義理の父に対してかしこまるのも変だし、祖父が祖母（妻）・父（息子）と会話ができるようにあえて距離を取って計らったらしい。どこまでも気が付く母らしい。
元々そんなに会ってはいなかったけど、コロナになってから私は祖父母には極力会わないでいた。というのも、祖父は肺をかなり悪くしていて風邪でも引いてしまったら致命傷だと聞かされていたし、外から菌を持ってきてしまうことが憚られたからだ。私は家族の中では一番感染リスクが高い生活をしているので、むしろ「行くな」くらいの感じだった。私はワクチンも2回目もまだ接種していないし。
お正月はご挨拶だけ、という形で30分ほど祖父母宅へ滞在した（私の実家から徒歩1分なので）。本当はもう少し短く切り上げるつもりだったが、何だかんだでやっぱり話していたんだなと思う。
何とか回復してほしいけど、母からは万が一のことを考えて「喪服ある？」と連絡が来た。よく考えたらそうした場面は大学生の時以来で、その時はリクルートスーツをそのまま使った。無いんだけど、あまり気が乗る買い物じゃないということもよく分かった。楽天にもあるよとURLが送られてきたけど、すぐポチっとできるものでもないし。
そんなこんなで朝いろいろ考えていたら、通勤時に過去の思い出を振り返って少し涙が出た。
幸いにも意識はあるということで、夕方にも祖父からメールの返信も返ってきた。今日は奇しくも祖母の誕生日で、お祝いメールを送ったのだが「送ったよ」と母に連絡したら冒頭の話を聞かされたのだった。祖母も高齢なのに大変だ。祖父からは、祖父らしいユーモアあふれる返信が返ってきた。どうやら私の妹が、この夏私と一緒に撮ったピザパーティーの写真を送ったらしい。
とりあえず、私たち家族はいつも通り過ごそうということになり、本当にいつも通り1日を過ごした。っていうか、私は仕事だったし本当にいつも通り。上司には念のため今後のことを伝えて、理解を得てきた。忘れがちだが、いつもと同じということが一番尊いんだろうな。
帰宅して視聴したほっこり動画…わろた。そして動画の切り取り方雑すぎやろ。
♪本日の一曲♪『風になりたい』
あまり記憶はないけど、小６の時に初めて中学校の体験入部に行って、吹奏楽部の演奏を聴いたのがこの『風になりたい』だった。…気がする。楽譜はニューサウンズじゃなくてM８だったと思うけど…。体験入部に行っていなければ、吹奏楽には出会っていなかった訳で。当時仲良かった友達と一緒に行ったのを覚えてるなー。こうして今も好きなんだから、本気で熱中になれるってすごいな。
