To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

初心に還る

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今日の反省点。久々にやっちゃいけないミスをして、お客様に迷惑をかけてしまった。気づいた瞬間「しまったーーー」と顔面蒼白になった。幸いお客様はとてもいい人で事なきを得たけれど、反省だな。人に注意する立場が、ミスしちゃいけない初歩的なミスだった。お昼休みもずっと落ち込んでいた。

今日の嬉しかったこと。帰り際、上司(本ブログにいつも出てくる人w)が事務所の大掃除をするところに出くわしたのだが、突如呼び止められて「あんたすごいな~~~!?」と叫ばれた。事務所にいた他の人の注目を集める。「え、え、何かありました…?」と動揺すると、ぐちゃぐちゃになった棚から私が置きっぱなしにしていた資料がどっさり出てきて、その中のノートを取り出された。あっと思った瞬間、上司が続けた。「あんたよう~~勉強しててんなあ。すごい努力の跡やな、私感動した~!今の新入社員に見せたいくらいやわ」

それは、私が新入社員の時に地道に続けていたノートだった。1日の反省や教えてもらったこと・参考資料のスクラップなど、当時の私が退勤後に家で黙々と書いていたものだ。完全な自己啓発だったし自分が分かればいいものなので、人に見せたことは無かったのだが。

「いや…邪魔なところに置いていてすみません、っていうか超恥ずかしいんでやめて下さい…」と上司からノートを奪い取り、ごにょごにょしていた私を見て上司が言ってくれた。「いや、感動やったわ。さすができる子やな~!」

うん…素直に嬉しい。今日初っ端からミスをしたから、できる子かどうかは別として(笑)、単純に褒められて嬉しかった。捨てる神あれば拾う神あり。ちょっと気持ちが持ち直した。今日は「初心に還るように」と神様に言われたような気がした。

 

★本日の一冊★『シングル単位思考法でわかる デートDV予防学』伊田広行(2018)かもがわ出版
シングル単位思考法でわかるデートDV予防学

シングル単位思考法でわかるデートDV予防学

  • 作者:伊田 広行
  • 発売日: 2018/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

ジェンダー関連の本を選書中、ふと手に取った本。タイトルにもある「シングル単位思考法」、どういう意味だろうと思いながら本書を開けたが、非常に分かりやすかったし読んで良かったなと思う。シングル単位とは「相手は相手、自分は自分」とお互いの存在を切り離し、相手は自分の理想通りである必要はないという前提のもと、相手の自立性・自律性を尊重する考えを指す。本書の例では、カップル単位だと「どちらが家のトイレ掃除をする?」という性別分業が起こりがちだが、シングル単位の場合各人が自分でトイレ掃除をするという考えが最初に出てくるはずだと説く。私は「彼氏は他人だし束縛したくない。好きにやっておいてほしい」みたいな気持ちは昔からあったものの、家事労働のこの視点は今まで無かったかも。

また『課題の分離』も興味深かった。自分と他者の課題を分離し、他者の課題には手を出さず自分は自分の課題に集中するというもの。自身が暴力的対応をとるか、非暴力的対応をするかは100%自分の問題だと言い切っている本書を読んで、はっとした。自分の中にも、「別れ話などの場合、そうはいっても相手にも非はある部分もあるのでは?」とうっすら考える自分もいたからだ。この考えも、DV性があるとみなされるという。

相手が自分と一緒に生きたいか、自分と別れたいか選ぶのは相手の問題。だからこそ自分に自信を持って生きることが大事だ。本書108ページにはこう書かれている。

”…そのためにも恋人を傷つけないというまともな考えをもった信頼できる「ちゃんとした人」をパートナーに選びましょう。ただ、最初からそれを見抜くのは難しいことなので、おかしいと思ったら指摘し、改善するよう促してみます。もし、それでも変わらないような変な人(DV性がある人)とわかったら、離れましょう。”

すごく良い言葉だなと思った。恋愛や交際関連は「男の本音・女の本音」的な文脈で語られやすい。でも、この『課題の分離』の考えは明瞭で、理解もしやすい。ちなみに『課題の分離』はアドラー心理学からきているそうだ。今度はその関連本も読んでみよう。本書は自分の被害に気づくだけでなく、自身の加害性にも気づくことができる本だと思う。 

♪本日の一曲♪『華麗なる舞曲』トマス・スミス


【音楽】華麗なる舞曲/C.T.スミス -Dance Folâtre/Claude T.Smith-

自衛隊の演奏はやはりすごい。前回に続き、スミス作曲の『華麗なる舞曲』。この曲も最近鬼リピート中。『フェスティバル・ヴァリエーションズ』もそうだけど、吹奏楽に現代音楽の波が吹き荒れている中での”””圧倒的『陽』感”””。吹奏楽の王道をいくような気がする。金管楽器が気持ちいいぜ。打楽器も最高ですぞ。