「世の中にこんなにたくさん化粧品や美容法があるのは、
きっと生活スタイルに合わせて選べるようになんじゃないかな。
どんな方法でも笑っていられればいいんだと思う。
頼っちゃおうよ!そしてお仕事頑張って!」
―『だから私はメイクする』P98 原案 劇団雌猫 漫画 シバタヒカリ(祥伝社) より
私の大・大・大好きな、今年買ってよかった漫画NO.1の『だから私はメイクする』。
原作本も購入済、原案の同人誌「浪費図鑑DX 美意識」も愛読していた私だが、このコミカライズはめちゃくちゃ良かった(何度もブログに書いていますが…)。漫画ならではの表現、シバタヒカリ先生の解釈が良すぎて、うっかり読んでいたコメダ珈琲で落涙してしまったほどだ。
【原作はこちら↓】
冒頭に引用したセリフは、敏腕BAとして活躍する熊谷さんが、バリキャリである同級生の北郷さんへ伝えるもの。北郷さん(これまた可愛いんだ…)はこの言葉を機に、『ワーク・ビューティー・バランスメソッド』を確立させるというストーリー。
『だから私はメイクする』は美容家の神崎恵さん主演でドラマ化しており、丁度今週がこの北郷さんの回だった。若干の変更はあるものの、大筋のストーリーは同じなので安心して見ていられる。来週まで見逃し配信もあるので、ぜひ。
私は冒頭のセリフにいつもきゅんとしてしまう。何度読んでも心地よい。
北郷さんは最初、オススメされたジバンシイのメイク落としの価格を見て考え込むのだけど、熊谷さんは優しく冒頭のアドバイスを伝えるのだ。自分自身が笑っていられることを見つけたなら、それにお金を使うことに罪悪感を持たなくていい。メイクだけでなく、エステだったり物を買うことだって。旅行もそうだよね。
最後のセリフもいい。
『やれることは全部やって結果を出したい。
自分に遠慮せず生きるって決めたから』
で、北郷さんがとった最終手段の「やれること」が驚きの方法なのだが(これは漫画かドラマを見てほしい。笑)、原作を読まないとなぜそれを選択したのか分かりにくいところだけがちょっと残念。原作では「肌ツヤが一発で良くなる手段」と北郷さん本人(ペンネーム)が語っているので、注目してほしい。
予告を見ていたら来週の回は亀谷さんと吉成さんの回だ。これもめっちゃ好き…(全部好きじゃん)。セリフも抜粋したかったけど、ストーリーがあってこそ良さが伝わる。
ちなみに緊急事態宣言が出た頃、私はコミックス版のシバタヒカリ先生に、ファンレターで「ぜひ他のエピソードも読みたいです!!!」と熱烈なメッセージを送っていたのだが、忘れかけていた頃なんとフィール・ヤングで連載開始されたではないか。やった~~~~!!!!!ファンレターの一通でも、効果があったなら嬉しい。
何か全体的に回し者かな?という記事になったけど(笑)これでいいのです。
コミックスになったら絶対また買うからね!