To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

「だから私はメイクする」を読んで―”私”がメイクする理由

ブログをはじめて数日、やっぱり「書く」のは楽しいなということで、地道に書いていけたらと思います。

 

今回のテーマはこちら。「“私”がメイクする理由」

 

きっかけは以下の2冊を読んでから。

「だから私はメイクする」作者:劇団雌猫 さん

だから私はメイクする

だから私はメイクする

 

 ↓こちらは先日出版されたばかりの、コミックス版!(漫画:シバタヒカリ さん

 元々劇団雌猫さんの本は大好きで、浪費図鑑(浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本))から集めているのですが、

「だから私はメイクする」(amazonリンク上の方の原作)が発売された時、表紙だけを見て少し買うのをためらいました。

 

「美意識かぁ…自覚したことないかも。私には分からない世界かも??」

 

 

でも書店で何度も目にするうちに気になって気になって、いざ買ってみたらめちゃくちゃ面白くて。というのも、その頃ちょうど仕事で化粧品に関わるようになり、「わかる~~~~!」ことがありすぎたんですね。

 

おしゃれに関する女たちの寄稿がまとめられている本ですが、特に「デパートの販売員だった女」には泣かされました。(コミックス版にも収録されて、さらに神展開になっていた)宇垣美里さん、長田杏奈さんのインタビューも良すぎて、読了後はお二方のSNS等もリアルタイムで追っています(笑)。

 

私自身、社会人数年目まで「コスメ?何それ」レベルで、正直化粧水と乳液どっちから使ったらよいのか分からないし、ブランドも使うアイテムもありすぎて、まぁいいや…とりあえず身だしなみとしてやっておけば問題ないんでしょ?って感じになっていたんですね。販売員のBAさんに対しても、「キレイすぎてこわい」(変な表現ですが分かりますかね…)という心境になっていた。

けれど仕事でコスメと向き合わざるを得なくなり、だんだんと…深みにはまっていきました。人には“似合う”カラーがあることも、スキンケアにもお悩み別に使うアイテムがあることを知っていきながら、論理的な知識を少しずつ身につけていき、コスメが怖くなくなっていった。これが沼というやつか。

 

化粧に対して苦手意識が無くなった今、……毎朝リップの色を選び、コスメポーチには別の色を入れて昼休憩や午後に塗り直す。インスタの「コスメ好きさんとつながりたい」タグでネットサーフィン。(気付けば1時間は余裕でたっている)何より、化粧する時間・化粧をまとっている時間が自分にとって「ときめく時間」に変わったことが大きいです。

 

話は少し変わり、最近友人と話していても「自己肯定感」という言葉がキーワードで出てきます。全然コミュニティが異なる友人から、「今年は自己肯定感を高めるのが目標!」といいった話題が出てきてびっくりしてもいます。

日々いろんなことが起こり、疲弊する中でも、自分を愛おしむ・慈しむことができるなら、自分にとって最高のご褒美なのではないか。その中の一つが自分にとっての“コスメ”になったのは嬉しい驚きでした。デパコスに対しても、「すごいええ値段や…一つフェイアスパウダーを買うだけで、飲み会2回行けるな??」という脳内価格換算をしてしまっていたのが、今では「これで自分の気持ちが上がるなら、実質0円では???」という発想に転換されてしまっている。

セーラームーンカードキャプターさくらが大好きだった人間にとって、きらきらかわいい(変身)アイテムは間違いなく沼。しかも、メイクアップなら1万円以下で買えるので、際限なく手を出してしまえるという怖さよ。香水にも目覚めてしまいました…。

(この本めっちゃ楽しい!!)

 

香水図鑑

香水図鑑

  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

ブランドの世界観を満喫したり、毎日少しずつ違うアイテムを使う楽しみだったり、全部自分のためにやってるんだなあ。そう思うのが私がメイクする理由なのかなと思う今日この頃でした。(やっとタイトル回収…)

コスメだけでなくて、テンションが上がる洋服を身にまとった時、自分のテーマを決めてアクセサリーを選ぶ時、…そうした楽しみを満喫できるようになって、社会人になって良かったー!と思います。我慢できないタイプなので散在は否めないけど。

 

話が飛びましたが、本当に上記の2冊はおすすめです。コミックス版は喫茶店で読みながら、感情移入して泣いてしまった(笑)。

それも大切な時間だった、と思える瞬間を、大切にしよう。

 

#コスメ #だから私はメイクする