To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

味を描く楽しみ

自粛中料理に目覚めて、「私、ちょっと進歩したかも」と思ったのが、はじめての料理の味を想像できた時だ。「レシピには載っていないけど、この調味料入れたら更に美味しくなるのでは?」「今まで試したことないけどこの食材の組み合わせ…いけるかも」という発想が生まれる時がたまにある。はじめてでなくても、美味しかったなと思うご飯屋さんのメニューを、「家でも作れるんじゃない?」とあれこれ考えるようになったのが楽しい。

(余談だが、2000年代に放映されてハマっていた韓国ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』では、料理に必要な能力として「味を描く能力」というフレーズが出てくる。それを思い出した。知らない人に説明すると、『チャングムの誓い』は日本版「おしん」みたいな物語です。NHKで放送されていたのだが超面白くて、塾帰りの深夜見ていた。笑)

 

先日、友人と街のカフェに入って「本日のパスタ」を頼んだら、鱧(はも)とキャベツのオイルパスタが出てきた。は、はも~!?1,000円でスープ、パン付き。鱧ってランチで食べていい食材なんか。というかパスタの具材にもなるんだな。人生でもちょっといい旅館に泊まった時の夕食などでしか食べたことがないので、とても新鮮な気持ちだった。もちろん美味しく平らげた。

 

で、その後スーパーに寄ったら、刺身コーナーに鱧が並んでいた。そっか、鱧って7月が旬なんだ。恥ずかしながら知らなかった。同時に、家の冷蔵庫には先月に炊いたちりめん山椒があることを思い出した。人生ではじめて実山椒を炊いてみて、ちりめんじゃこと合わせてみたもの。これと白だしを和えてパスタにしたらとても美味しかったのだが、ここに鱧を投入すればあのパスタにオリジナリティを加えて再現できるのではないか。

鱧とちりめんは多分合う。山椒と鱧はどうなんだろうね。次の休みには人生ではじめて鱧を買って、ちょっと贅沢なパスタランチをつくってみようと思う。

行動力を因数分解する

本ブログでも「行動力」と言いがちなのだが、行動力という言葉は色んなニュアンスを含むなあと感じるので、整理してみる。

 

■「物理的に遠方に行くことをいとわない」行動力

■「何かをする際にすぐに動作に移せる」行動力

■「自分一人ではなく周囲を巻き込むことができる」行動力

■「一般的に人が尻込みすることに淡々と取り掛かれる」行動力

 

こんな感じだろうか。自分の系統に近い行動力はもちろん、どんな行動力に自分が親和性があるか考えると、ちょっと楽しい。

 

やってみなけりゃ納得しない性分よ

この6月の学びは、頭で考えるだけではなく、行動して腑に落ちて初めて心底理解できることがある、ということだろうか。当たり前のことだしずっと前から分かっていたつもりだったが、試行錯誤して出た結論は説得力があるし、何より自分を納得させるものがあると実感する1ヶ月だった。

頭で考えてウンウン唸ることも大事だが、それだけでは物事は動かない。多分、机上ではいいことも悪いことも含めて"予想外"にぶつからないからだろうなと思った。トライアンドエラー急がば回れ、学問に王道なし(学問だけじゃないね)。自分で動いてみて分かることがたくさんあるから、今後も積極的に行動していきたいね。

"動いてる感""予定を埋めている安心感"を得たいだけではないか、結果が付いてきているのか不安になる日もあるが、やってみないと納得できない性格だから、これでいいんだと思う。

あと休憩の重要性。意識的に休みを取る・目一杯遊ぶことができた1ヶ月だったから、悔いはなし。

季節のモチベーション

今年もあと半年を切ろうとしている。私はここ数年、春夏にしんどいと思うことが続き、秋冬に復活→好調になるのをずっと繰り返している。五月病という言葉もあるが、春にくすぶっていたものが夏に表面化して、しんどくなるという感じだ。言葉に出すとその通りになってしまうかと思い、敢えていつもは口には出さないが、毎年のルーティンになっている気がする。そう思うと、一年の半分しんどいってことか。できれば避けて通りたい事実だ。

とはいえ、今年の春夏はまだ比較的大丈夫かもしれない。コロナもあったけれど、それなりに元気…でも3〜4月はしんどかったかな。


昔付き合っていた人にこの話をしたら、ゆっくりと「じゃあ、晴ちゃんはスロースターターなんやな」と言っていた。何事も表現次第である。その言葉はとても嬉しかったし、今でも印象に残るほどだ。

…と、それだけ書けばとても綺麗な話だが、よく思い出せばその彼氏は昔ブログに書き殴ったモラハラクソ男だったわ。モラハラが表出してない時だね。離れられて、良かった良かった。

反射的な笑顔を出さない

私が好きなライターのアルテイシアさん、またスカッとすることを書かれている。

記事:「いい奥さんになりそう」って褒め言葉なんだとは思うけど…

https://wotopi.jp/archives/101899


「女子はまず、反射的に笑顔を出すクセをやめよう」というフレーズが印象的だった。

これよ。私も昔は、とっさに笑顔を出すことが自分の身を守ることだと思っていた。必要スキルだとさえ思っていた。しかし短期的に自分を守れても、長い目で見たとき、自分にとって不快な人間関係をも残してしまうのだとここ数年でやっと分かった。実感として刻まれた。だから、今は反射的な笑顔をやめるよう、努力している。幼少期から染み付いた癖は一朝一夕には直らないけれど、大人の建前で迷惑・失礼を受け流す必要はない。付け上がる奴は本当に付け上がって、自分を利用してくるから。今気づけて良かったと思うことにしよう。

ポッタリアンの血が騒ぐ

※ネタバレもりもりです。

 

実家で久々にハリー・ポッターシリーズを読み、映画のブルーレイも続けて観た。私が好きなのはやはり最終巻の死の秘宝なのだが、何度読んでも面白い。毎回最終章でほろりとする。J.K.ローリング氏は天才。 

 

映画オリジナルの展開で良かったもの。

冒頭でハーマイオニーがハリーと旅に出るために、両親の記憶を消すオブリビエイトのシーン。原作ではハーマイオニーの台詞でしか語られていないから、映画初見で「え!ここからやってくれるんですか」と期待に震えた。

あと終盤のホグワーツの戦いで、ロンとハーマイオニーが秘密の部屋で分霊箱を破壊するシーン。原作では分霊箱破壊後にハリーと鉢合わせる展開で、ロンがしもべ妖精を気にかける発言をしたことでハーマイオニーに火がつき、2人がキスするというラブラブっぷりにハリーが呆れるシーンがある。それはそれで良かったが、映画での"やっと恋人になりました"というしっとり感が私は好みだったな。

その他オリジナルというより映画ならではだが、19年後のシーンでは第1作「賢者の石」でおなじみの"ハリーの不思議な世界"の音楽が流れる。ここで泣いたポッタリアンは多いはず…。一生分の厄介を味わったトリオ、大団円のハッピーエンドで本当に良かった。 

 

逆に映画の改変よ…となったのは、ロン離脱後のハリーとハーマイオニーのダンスシーン。こんなの原作にないよ〜おーい…と言いたくなった。

あとさらっと盛り込まれていたけど、ネビルがルーナを好きだという設定。ちょ、ネビルはアンナ・ハボットと結婚して、ルーナはニュート・スキャマンダーの孫と結婚するんです!ネビルは恋愛の告白のために突き動かされてるんじゃなくて、真のグリフィンドール生として勇敢に成長したから戦うねん!!その改変はあかんでしょ。ずっこけるわ。

最後のヴォルデモートとの対決はほぼ言うことなしだが、ハリーに「エクスペリアームス!」をちゃんと叫んで欲しかった(武装解除を使ってハリーが勝つのが物語の妙で素晴らしいのに、映画だと無言なので、なぜヴォルデモートを倒せたのか分からないのだ。笑)。

あと一番がっかりしたのは、スネイプ先生の最期の台詞…「Look at me」でハリーの目を見ながら事切れるから、後のペンシーブのリリーとのシーンに繋がるのであって、「リリーと同じ目をしてる」なんてスネイプ先生の台詞、付け加えたらあかんやろー!!!蛇足よ…。

色々あるが、キャストたちが続投して成長を見られるのはハリー・ポッターシリーズの凄さだよね。私は原作派なので色々思うこともあるけれど、完結まで見られたのはすごく嬉しかったな。死の秘宝は伏線がことごとく回収されるのが気持ちいい。最終決戦はホグワーツだろうなと思ってはいたが、過去の主要なロケーションを巡るのもいい。まさか7作目で秘密の部屋やグリンゴッツに行くなんて思ってもいなかったもんね。個人的には、必要の部屋でハリーがドラコを見捨てず助けちゃうところが大好きです。ハリーの利他精神、炎のゴブレットの時と変わってない…と誰もが思ったはず。批判されることもあったけれど、人を殺めることを良しとしないハリーらしさでいい。ドラコを助けることでロンには正気か?と憤慨されるが、結果的にドラコの生存で母ナルシッサの心を動かし、ハリーの命が救われるのも熱い。ローリング氏は因果応報が好きだよね。

 

死の秘宝を経て、呪いの子を読むとまた感慨が…というか色々くすぐられる。ハリーとドラコの息子が親友…?アルバスがスリザリン…?賛否両論あるようだが、激アツでございました。if展開をまさか原作者がやってくれるとは…。ドラコの息子スコーピウスはロンとハーマイオニーの娘であるローズが気になるようだが、ロンがぶっ飛ばしそうだな。

 

ハリー・ポッターシリーズは、何だこの面白すぎるファンタジーは⁉︎と血眼になって何度も読み返した作品。毎巻発売される度に予約して、本屋で買うのがとても楽しみだった。映画も、賢者の石当時は予約システムがなく、イオンシネマで母が1時間待ちしてくれてチケットを取ってくれた。母曰く、これだけ並んだんだから自分も観るか、と観るつもりがなかったが鑑賞したらしい(笑)。妹も同じように暗記するほど読んでいたので、二人で次の台詞当てごっこで遊んでいて、母が没入ぶりに驚いていた。確か日本語版の死の秘宝を読んだのは高校の時だ。仲良しの友達と「すごかったね…」と語り合ったのも覚えているなあ。映画版は日本で二回、海外でも偶然やっていたので観て、ついでに英語版の本も買った。同じ映画を二度観たのは当時初めてだったので、いかに魅了されていたかが分かる。

来年の「呪いの子」東京公演、実演されるのだろうか…。決まったら、早く観に行きたいなあ。ユニバも行きたいなあ。ファンタビ3も楽しみ。

感情には鮮度がある

嬉しい・楽しい・辛い・悲しい、色んな感情があるけれど、感情には鮮度があって、新鮮なうちに味わうのが大切なのかなと思っている。ネガティブになった時は感情を押し殺して、一旦冷凍保存して無かったことにしたくなるけど、いつかは取り出して向き合う羽目になる。どうせ味わうなら新鮮なうちに。