社会人になって、本をジャケ買い(表紙だけを見て、インスピレーションで買う)をするようになった。昔は書店で本の値段を見て、「高いな…」と思うことがあったらとりあえず本棚にしまっていたけれど、今では割とホイホイ買うようになった。
それは、自分が稼いだお金でためらいなく買えるようになったという経済力の表れでもあるし、働いてから本の”ビジュアル”や”デザイン”を重視するようになったからでもある。
思えば学生の頃は、活字しかない、表紙はイラスト無しの本ばっかり読んでいた。心のどこかで、デザイン性の高い本は軟派だ~と思っていた節もある。けれど社会人になり、文章構成や論理性はもちろんのこと、いかに人を惹きつけるデザインが施されているか…ということに重点を置くようになった。
理由は簡単で、本を読むシーン(私の場合は家)ですぐに手に取りたいと思わせる本(ビジュアル含む)でないと積読になるから。家の本棚はスペースが限られているし、本を厳選する中で「この本棚は私をときめきをくれます!」「勇気づけてくれる本です!」というものしか置かなくなった。
面白いなと感じるのは、本屋を巡回(1時間くらい普通にウロウロしている…)している時、「いいな」と手に取った本の装丁が、同じデザイナーさんやデザイン事務所、イラストレーターさんであること。なんかテイスト似てるな…と思ってブックカバーを見ると、同じだ!ということが起こっている。きっと出版社が同じだったり著者同士に繋がりがあったりするのだろうけれど、偶然でも嬉しい。
そして今日、(個人的に)すごいなと思うことが起こった。
ずっと読みたいと思っていて購入したこの本(美容を踏まえて、自分を鼓舞してくれる本。ちゃんとレビューを書きたい…)。
よく見てみると、そういえば、先月に読んだこちらの本(内容も一つ一つの言葉が素敵で、バイブルにしています…!こちらも、いつかレビューを書きたい)
のイラストと一緒じゃん!と一人で興奮。
え~すごいな、と思いさらに本屋を巡回していて、ふと手に取ったこちらの本も、
パラパラ見ていて、買いたいな~と思っていたら何とこちらも同じイラストレーターの方が挿絵を書いていた。そんな偶然あるか???
特定のイラストレーターさんが好きで、その人の本を順番に買う…ということはしたことがあるけれど、ジャンルが異なる本で同じイラストレーターさんに辿りついたというのは初めてだった。これも、リアル書店で本を選ぶ楽しみかな。
ジャケ買いは時に”失敗”することもあるけれど、インスピレーションに従えば自分の思想に合った本が飛び込んでくれるのかもしれない。(ただし、自分に都合の悪い考え方の本は避けがちになるかもしれないけれど…。)
新型コロナウイルスの影響で外出できず、今家で出来るのは読書しかないやん、と思い、本屋に立ち寄ることが多くなって感じたことでした。おわり。