To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

Fearless! Go Lions! ミュージカル「MEAN GIRLS」鑑賞

2月の観劇はこちらでした。森ノ宮ピロティホールにて、ミーンガールズ!訳して「意地悪な女の子たち」。

アメリカの人気映画、さらにブロードウェイミュージカルの日本初演ということでしたが、実はノーマークで。観に行くきっかけは、渡辺直美ちゃんが弾丸帰国してミーンガールズを観劇されていたストーリーを見たこと。ミーンガールズには「ヘアスプレー」共演の田村芽実さんが出演されており、すごかった!!と書いてあって思わず申し込んだ。めいめいこと田村芽実さん、ヘアスプレーすごかったもんな…!一番好きな役者さんだったかもしれない。

ってなわけで、行くしかないわと申し込んだ。そしてその時に生田絵梨花さん主演と知る。アイドルに疎い私もお名前は知っているし、歌唱が上手くてミュージカルに出演されていたことも知っていた。

観劇数日前は公私ともにバタバタしており、予習をほとんどせずに現地へ。行ってみると…長蛇の列!なんだこれは!グッズ販売に大量の列。そして、普段の観劇層とは全然違って…メンズの多いことよ!!普段はマダムが多いなと感じる中で、やはり生田絵梨花さん目当ての人が多そう。梅芸でも数分並んだらパンフレット買えるのにな。

さて開演。感想は…すごくテンポが良くて予想以上に良かった!!実はヘアスプレー、私としては少しグダるシーンがあったのだが(ここ要る?みたいな)、今回のミーンガールズは全く無かった。映画は観たことないけど、演出は違うのかな。とにかくテンポがいい!飽きない!

ストーリーは、アフリカからの転校生である主人公が、アメリカの高校に通いスクールカーストにぶつかるという内容だが、ポップな展開で重々しくない。この作品、10代で観劇したら色々胸にくることがありそう…!SNSの功罪なども反映されており、若い層ほど響くんじゃないかな。私としては、かつて10代を経験した人間として落ち着いて見られて良かった(笑)。

まずめいめい。マージーでよかった!!今回の出演者の中でナンバーワン。ヘアスプレーのアンバーとは全然違っていてパンクな役どころだったけれど、動きもキレがあり、歌唱も安定していて、いい女優さんだなあと改めて思った。インスタで少し心配するような内容を投稿していたので、元気な舞台が観られてよかった。

生田絵梨花さんは、ザ・ヒロインという感じ。「芋っぽい」転校生から垢抜けていく感じがものすごくて…演技と衣装の賜物だね。どんどん可愛くなっていって見ていて楽しかった。仕草、ファッションとヘアメイクで同一人物とは思えなくなる。ただ優等生ヒロイン感が強い印象なので、他のはっちゃけた役も見てみたいかなあ。

ジーナ役の石田ニコルさんも初めて拝見したけどよかった。す、スタイル良ー!!!(そういう設定の女の子だったので)スクールカーストの頂点から引き摺り下ろされる様はちょっと見ていて辛かったな。だからこそ最後の懺悔シーンがよかった。そうそう、女子ってそういうとこあるよねー!的な。

内容はスクールカースト頂点への逆襲から恋愛模様、友情、そして自分の居場所といったまさに10代の青春を切り取った感じだった。役者さんも全体的に若くて、次世代を担う方々の出演。第一幕最後のFearless〜の曲もよかったなあ。レジーナを頂点から突き落としたあとに元気よく笑顔で歌う曲ではないと思うが(笑)。 

そうそう、現地で初めて気づいたのだが、生オケだったことにテンション爆発。おおー、生オケ!舞台が始まる前のチューニング音にしかない昂りがあるよね…。

めいめい演じるジャニスが同性愛者だとレジーナにカムアウトされたことがわかるストーリーのところは…映画が原作なので何とも言えないけど、描き方は画一的というか、この視点こそがマジョリティというか、なんとも言えないもどかしさがあったな。作品の時代背景もあるのかな。そこは気になったところ。

パンフ、劇中のノートを模している。Burn Note。日本でいうデスノート(笑)。ゆっくり見返したい。