To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

ただ、お互いを好きになって楽しむだけの時間

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一昨日も今日も数字を獲ったので。職場でぶっちぎり一位なので私は天才かもしれない(積極的に自分を褒めていくスタイル)。ご褒美にケーキを買った。明日も頑張ろうね。

 

 

nextweekend.jp

NEXTWEEKEND代表 村上萌さんのコラムを毎回楽しみにしている。表現力が素敵で、毎度はっとさせられる。

今回のコラムでもいいなあと思ったフレーズがあった。

「だんらんは、何か目的がはっきりあるわけでもなく、ただ、お互いを好きになって楽しむだけの時間。」

確かに「ただお互いを好きになって楽しむだけの時間」って、社会人になってから少ないように思った。

 

そんな時間があったかなぁ、と振り返って思い出したのは、大学1年生の頃。私と、異なる学部・部活の男の子友達2人とひょんなことから学生企画を担当することになり、グループであれやこれやと頑張っていたのだが、それぞれに所属する部活で問題(当時の私たちにとっては大問題)を抱えており、ふと話し合ったことがある。

私の大学には近くに池があって、その欄干にもたれながら、ただ3人でぼーっとしていた。ぼーっとしながらお互いのことを喋った。たいして結論が出た訳でもない。へぇそんなことを考えてるんやー、くらいの感じで。

でも驚くことに、今でもあの瞬間を思い出すのだ。…というか、その友人のひとりが社会人になって「大学の時、あの池の前で喋ったこと、覚えてる?あの時間、良かったよな」と言っていたのだ。しかも友人は「晴ちゃんは〇〇のことで悩んでたよな」と話題まで覚えていた。ごめん、私は内容までは覚えていなかったけど(笑)、そういう記憶って愛おしいし、多分あの出来事があったからお互いのことを好きでいられた。今でもその二人とは繋がれていると思うし、連絡を頻繁に取っていなくても、急に連絡しても「どしたん?」から始められる仲だな。「喋ろうよ」と言ったら絶対応えてくれるもの。そう思えるのは嬉しいことだな。そういう、意味を求めるのでなく、段取りよく予定調和に進めるのでなく、ただそこに居てお互いを好きになれる時間が、人生を豊かにしてくれるんだろうなあ。

 

♪本日の一曲♪『交響曲第1番「指輪物語」より 魔法使いガンダルフ


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私が愛してやまないイギリス文学の金字塔にして傑作ファンタジー、『指輪物語』。私も知るきっかけは映画だったしそのお陰でたくさんの人に知られたと思うけど、私はあえて原作を推したい。中学時代の朝読書タイム(懐かしい)で少しずつ読み進めたのも良い思い出。映画でははしょられてしまった、ファラミアとエオウィンのエピソードが好きです。「えらい骨太な本読んでるな…」と人に言われた記憶があるが、骨太というか登場人物と地名がやたら多いのと、邦訳が古語のオンパレード⁉なのがな…アラゴルンなんて「馳夫(はせお)」やからな。誰やねんと思ったけど一周回って面白くなったわ。私の父は「踊る小馬亭」の訳を気に入っていた。

映画音楽も情緒豊かで素晴らしいが、すでにデ・メイが交響曲として『指輪物語』をつくっており、吹奏楽でも度々演奏されている名曲だ。第1番の「ガンダルフ」、めっちゃカッコいいなー。『指輪物語』はかなり大曲なので、大学や社会人楽団の定期演奏会などでしかやらないイメージ。

余談だが、魔法使いガンダルフ、「旅の仲間」で力尽きた時すごく悲しかったけど、「二つの塔」で”白のガンダルフ”として再登場した時はぶったまげたわ。あ、そういうのありなんや!みたいな(笑)。ハリー・ポッターシリーズのダンブルドアはよく比較されるけれど、ダンブルドアは生き返らないところにJ.K.ローリングらしさがあるね。