To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

デートの後に

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まだ長く咲いてくれている。がんばれー!

 

朝、お見合い1件。待ち合わせ場所で相手を探していると、一瞬私に目線を寄せて足早に通り過ぎていく男性がいた。あの方かな?と思い、軽く会釈をしたが無視されたので別の人か~と思っていたら、再びその人が戻ってきて急停止し、早口で言った。「晴さんですか?」

正直、このやり取りで最初から「あ、波長合わなさそうだな」と思ったけど(笑)、自己紹介しながら話を続ける。

1時間ほど話をして思ったのは、「この人は負のモチベーションが強そうだな…」ということ。私は、人の原動力には正負いずれかのモチベーションがあると考えていて、”好奇心””追究””オタク心””楽しさ”等から来る原動力が正のモチベーション(プラスをさらに広げたい人)、”コンプレックスからの脱皮”現状打破””競争心”等から来るのが負のモチベーション(マイナスをプラスにしたい人)だと思っている。どっちが良いという話ではないし、どちらもあって世の中は回っていると思う。でも私が傍にいて疲れないのは、正のモチベーションを持つ人の方だ。だって一緒に居て楽しいし。

今日のお見合い相手は、勉強が好きで…という話を繰り返しなされていたが、「大学時代に真面目に勉強していた自分とは違って、ふらふら遊んでた奴の方がいい会社に内定してたりするんですよね~」といった話が時折出てきて、(あぁコンプレックスが根深そうだな…)と思ってしまった(笑)。転職して東証一部企業にキャリアアップしたり、資格取得されている努力はもちろんすごいし、並大抵ではできないことだけど。さらりと自信を持って「僕は毎日新聞読んでるんで」と言われて(私も毎日購読してるけどな…)と思ってしまったし、「僕は〇〇大(有名大)なんですけど」と言われて(ぶっちゃけ私の方が学歴は…)と思ってしまった。人事目線(誰目線w)で言うと、非常に惜しい。雰囲気をより和らげたら周囲も話がしやすくなると思う…今後マネジメントの立場に立つなら、なおさらさ…。

ただこういった負のモチベーションを持つ方に久々に会ったので、社会人になると出会わなくなるもんだな、と思った。学生時代は割とごろごろいたが。人生いろいろ勉強ですねえ。

という訳で、お見合い後にお断りの申し出をした。

 

帰宅し服を着替えてランチを食べていたところ、高校時代の仲の良い友達から連絡があった。今朝無事に出産したという。生まれたての可愛い男の子の写真が添付されていて、とても幸せな気持ちになった。あけおめLINEでもそろそろ予定日だねという話をしていたが、LINEグループのみんなで全力で祝福をした。コロナの影響で、タイミング悪く今日から面会謝絶になってしまったそうで、旦那さんも立ち会えず一人で出産したんだって。頑張ったね…泣きそうな気持ちになった。身体をゆっくり休めてね。友達の人生にさらなる幸がありますように。

 

午後は仮交際の方との3回目のデートだった。今回初めてお食事だけでなくちょっとしたお出かけ(初詣だけど)をすることにした。

えーと、結論から言う。ブログでは初めて詳しく書くけど、私、この人のことをかなり好きになってしまった…。字面にするとちょっと笑ってしまうけどw

いいなーと思っていることを挙げると。

・物凄く聞き上手。私も割と聞き上手になれるタイプだけど、この人はすごいなと思った。聞き役に回りがちな私が思わず喋りすぎてしまうほどではある。

・感謝や褒める言葉を口にするのが上手。「〇〇のメールをしてくれてありがとう」とか都度言われると「いやそれほどでも無いけど…!」と恐縮していたが、言われっぱなしではいけない、と私からの感謝も彼に伝えておいた。「言葉にしてくれるのはとても嬉しいし安心できる」と言ったら喜んでいたので、多分これでいいんだと思う。

誉め言葉と言えば、今日こんな場面があった。学生時代どれくらい勉強していた?という話題になり、流れで「私、学部で首席卒業やってん~」と軽く告げてみた。別に普段自分からこんなことを言う機会はないのだが、今までいろんな人にいろんなリアクションをされてきたので、目の前の人がどんな反応をするのか純粋に興味があったのだ(笑)。彼はすごいじゃんと褒めてくれたのだが、私がその後「いや、評価基準もよく分からないんだけどね~w」と無意識に謙遜(?)しようとしたところ、彼は「いや、いいやん。褒めさせてよ」と笑顔で言ってきたのだ。それが、めちゃくちゃ新鮮だった。そっかー、別に褒められていいんだと思えたのが、とても嬉しかったのだ。素晴らしく嫌味のない人だ…。

・言葉遣いがきれい。私が1年ほど婚活していて思ったのは、言葉遣いが荒い人と一緒に居るのは精神的に無理だということ。ら抜き言葉を使うとか尊敬語/丁寧語/謙譲語が使い分けられていないとか(笑)国語的に気になることもあるけど、”ブス”といった倫理観の低い(?)発言をする人は最初から無理なんだよな…。

・感じが良い。これは一朝一夕にできるものではないから良いなあと思う…。店員さんへの態度も非常に丁寧で良い。婚活的視点で言うと、私がいない場面での店員さんへの態度も見てみたいけど(笑)。

・今までの家庭環境や教育環境について、彼はポジティブな印象を持っている人なんだなーと思う。これは正直、その人の性格や個性・家庭事情もあるので、何がいいという話ではない。ただ婚活をしていると、いろんなことが分かってくるものだ。

相手の過去の思い出話を紐解くと、その人の原体験・コンプレックス・モチベーション・弁慶の泣き所等(笑)、いろんなピースが出てくる。それらを、相手にあてはめて追体験し、想像する。”学生時代から〇年付き合ってました”のお付き合いでは経験で擦り合わせていくものを、婚活では急ピッチで組み立てるような感覚がある。もちろん一度に全ては分からないが、第一印象は意外と当たっていたりして、侮れない。冒頭の正負モチベーションの話にもつながるが、基本家庭環境や教育環境については、正のモチベーション(≒仲良し家族だったから同じような家庭環境で子育てしたい、学生時代に良い思い出があるから子供に同じような教育を受けさせたい、等)か負のモチベーション(≒両親の仲が悪かったから同じような夫婦関係にはなりたくない、学生時代には嫌な思い出があったのでそれを回避できる環境で教育を受けさせたい、等)に分かれると思う。正寄り、負寄りというのが、どんな人でも透けて見える。私は個人的に相手の”自分史”を紐解くのが好きなのだが、紐解いた相手と一緒にいて楽かどうかは別問題だ。相手の正負モチベーションに自分も共感できるかが、相手と一緒に居るためのポイントなのかも?そんなことを思った。

・家庭環境の話をもう一つ。印象深かった話が、「朝ごはんを抜くことがあるか?」というもの。なぜこんな話になったのか忘れてしまったが(笑)、私の母は”遅刻してでも朝ごはん食べていきなさい主義者”(そんな主義あるのか)だったので、私は朝ごはんを抜いたことはないな~という話をぽろりとすると、彼は「そこの価値観って、めっちゃ大事だよね」と言ってきた。あ、そこが彼の気になってたポイントなのねと彼を見ながら思った。なるほど、朝ごはんは生活習慣の問題であり、生活習慣は本人のゆるぎない価値観になっているから、朝ごはんを食べない人に食べてと言い続けても、多分毎日食べてはくれないだろう。ここは金銭感覚や衛生観念の擦り合わせと似ているのかもしれないね。

 

今回のデートでは、私の意思も少しずつ伝えてみることにした。

「晴ちゃんって、穏やかそうだけど、しっかりしてるし言うことはちゃんと言いそうだよね」

そんなことを彼に言われた時、秒速で考えた。これはちゃんと伝えるチャンスなのでは。

「そうだねえ。私は気質は穏やかだと思う。でもフェアじゃないことに対しては怒る。逆に言えば、当たり前だけど理由が無いことには怒らない。私は言葉で話し合いができる関係が素敵だと思うから、あなたの言葉にできるところはすごく良いなと思っている」と。

文字起こしすると(えぇ、もう半分告白してもうてるがなァ!!!)と心の服部平次が訴えてくるが、紛れもなくこれが私の本心だったし、(平次は横に置いておいて)ちゃんとチャンスを捉えて都度言うぞという、婚活のトライができたのは自分でも成長だったと思う。私超えらい。えらいぞ!!!

とりあえず、来週の約束をして終わった。次は様子を見て、私から真剣交際の申し込みをしようかなと思う。内心、今日言われるかな?と若干期待したけれど、特に話は出なかったので(笑)。今後どうなるか分からないけど、今感じていることを素直に書き留めたのが今日のブログでした。

ま、でも希望が見えるな。だって、もし彼と上手くいかなくても、またさらに良い人と出会えるんだろうと思えるから。「絶対この人と結婚したい!」と思って結婚したいけれど、一方で「ま、別にあなたと一緒じゃなくても私の人生最高ですけどね」というくらいの気分でいる方が、多分上手くいく。

★本日の一冊★『驚きの日本一が「ふるさと」にあった』山田稔(2019)講談社ビーシー
驚きの日本一が「ふるさと」にあった

驚きの日本一が「ふるさと」にあった

  • 作者:山田 稔
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: 新書
 

小ネタ満載の本。個人的には、都道府県調査をマネー(平均年収)・仕事(有効求人倍率)・住居(家賃)・教育(待機児童率)・医療(医師偏在指標)・環境(都市公園面積)・子ども人口でチェックする本書の独自評価が面白いと感じた。都道府県の魅力ランキングは観光の視点が大きいため、実際に住むならランキングは変動するはずという著者の主張にも納得。