To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

書を持って家に居よう

年の瀬が迫ってきた。クリスマスが終わると日常が加速する気がする。私は大晦日に仕事納めだが、師走のドタバタ感が好きなので、人に言われるほど悲壮感はない(自分たちが休みだからっていろいろ言ってくるの、大きなお世話なんだよね…マジで)。何なら、当日同じように仕事納めする人にハイタッチしたいし、日付を超えて働いてくれている人たちには感謝の気持ちを伝えて回りたいくらいだ。

 

そんなこんなで、外出せず人に会わないこと以外は特に変わらない生活をしているが、家でぼーっとスマホを見続けていると、「私のアフター5、これでいいの?」という思いはいつも頭によぎる。アフター5に生産性なんて求めたくないけど、時々気になってしまう。ネットショッピングは楽しいんだけどさ…。雑誌で見る『丸の内OL1日のスケジュール』みたいなの、東京だからできることだろ!って突っ込みたくなることがしばしば。「退勤後、表参道でウィンドーショッピング」「ピラティスで汗を流してブックカフェへ」みたいな…w全国の独身一人暮らしの皆さん、アフター5はどうやって過ごしていますか?

非生産的な時間こそが人間を精神的に豊かさにすると信じているけど、時間が有限なのも自明の理。一人暮らしして数年、趣味と声高に宣言できるものがないのも悩みどころだった。お見合いしてても「休日は何してるんですか?」は絶対聞かれるしねえ。人と被らないユニークな趣味や特技を持っている人には、相変わらず憧れてしまう。

 

さて、2020の年末。ふと、「本を読みたいな」と思った。すごくシンプルすぎる答えだけど、急にしっくり来た。私は元来本の虫。1番本を読んでいたのは大学生の時だ。大学で講義を受けた先生の影響で、年100冊以上読むことをミッションと課していた。親しくなったコミュニティでは友達と積極的に「読んで良かった本」をシェアする文化があり(これはほんとーーーに、良かったと今でも思う)、教えてもらった本を大学生協に買いに行ったりしていた。だから、大学4年間では400冊以上は本を読んでいたことになる。ブクログという読書管理記録アプリでぽちぽち登録していて、当時の自分が何を読んでいたのか分かってとても楽しい。

社会人になってからはゆっくりと図書館に行けなくなったこともあり、しばらく本を読んでいなかった。さすがに活字を読まなければ…と慌てて新聞を購読したが、新聞と本はやはり違うんだよね。手軽に読める雑誌に手を伸ばしてしまうし(それはそれで素晴らしい)。こうして積読だけが溜まっていった。

この年末年始、巣ごもり需要が増えていると聞く。楽天やアマゾンを見ていると物欲が無限に刺激されるけど、本…!これなら罪悪感もないし、本の中でGO TO トラベルもできるし(?)、とっても刺激的。図書館で借りれば予算もかからない。最高。

 

という訳で、年末年始休みに入る前の図書館に今日直撃。普段スーパーで使っている大容量のレジかごバッグを持って、MAXの冊数まで借りてきた。地域の小さな図書館だが、同じように考えている人が多いのか、予想以上に来館者がいた。期間限定で、1日1冊読み、ブログにも書評(というか感想)を書いていこうと思います。年末年始巣ごもり読書ウィーク!(今名付けた)

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どんな本を読むのかはお楽しみに(笑)。

★本日の一冊★『ピンヒールははかない』佐久間裕美子(2017)幻冬舎

ピンヒールははかない (幻冬舎単行本)

ピンヒールははかない (幻冬舎単行本)

 

長らく積読になっていた本。私の愛読雑誌にレビューが載っていたこともあり、いつか読もう状態になっていた。ホント、いつか読もうはバカ野郎だよ…。ニューヨーク在住のジャーナリストの方のエッセイ。自己啓発っぽい内容なのかなと思っていたけど、40代を超えての恋愛と女性との友情に多くのページが割かれていた。個人的には前半部分が好きかな。パートナーシップについて、自分で自分の舵を取った体験が綴られていた。私も30代で、まだまだ予期しない出来事に出くわすのだろうと思う。その時に複数の依存先を持っておくこと、自分のケア方法を理解しておくことが重要だよなと悟った。この生き方がいいでしょ!というより、著者自身が迷いながら筆を執っている姿が印象的。