To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

数珠つなぎの気持ち

婚活リセマラ、という言葉がふと浮かんだ。あれ、楽しい夜を過ごしたはずなのに。

 

今日は友人夫婦とご飯に行った。私は元々夫のほうと友達で、奥さんとは結婚式で初めてお会いし、その後グループで一度遊びに行ったのだが、以降はコロナで半年ほど会っていなかった。

今日のご飯を経て、友人(夫)とだけじゃなくて、奥さんとも一緒に会えるという関係になれたのがとても良いなと思った。グループで遊びに行った半年前、友人(夫)から「うちの奥さん、晴ちゃんのこといい子だなって思ったみたいだよ」と言ってくれたのはとても嬉しかったし、今日こうして半年ぶりのご飯に誘ってくれたのも嬉しかった。

本人たちにも伝えたのだが、二人は今まで「カップル」という感じだったが今日のやり取りでは「夫婦」になっていて、何だかほっこりした。私は婚活でいろんな思いを引きずっているので(笑)、純粋に羨ましいなという気持ちになった。「あ、こういう夫婦に憧れるな」というポジティブな意味で。

一番いいな~と思ったのは、二人がどんな休日を過ごしているのかという話で「駅から駅まで歩くのがブーム」と言っていたこと。歩ける距離なら散歩するという遊びをしているらしい。「付き合ってた時は居酒屋でデートしたりしていたけど、結婚すると遊び方が変わるよね」と二人は笑っていた。えー、めっちゃいいな。私も夜、他愛ない話をしながらお散歩したいなあ。未来のウィッシュリストに入れておく。

 

で、例のごとく歩きながら帰っていった二人と別れ、電車に乗った時、「婚活リセマラ」という単語が頭に降ってきたのである。婚活(というかお見合い)って、ある種リセマラって感じがする。自分にとってのSSR(すごい表現だが)を探して、引きまくる。まあ、ただ単純にガチャをするだけじゃなくて、会うための移動・身だしなみとしてのおしゃれ・相手のプロフィールを読み込むなどの時間、労力、金銭がかかっているから、もはや人生の総合的課金。でもさ、相手がSSRかどうかは、自分にしか分からないのがミソなんだなあって思う。

 

帰り道、最寄り駅で降りて、目の前の横断歩道を恋人繋ぎで歩くカップルを見て、一人しんみりしてしまった。私は、恋人繋ぎしようと思えばできる…状況にはあるけれど、単純にスキンシップ欲を満たしたいだけなんじゃないかなって思ってしまった。ここ数年で私は、相手に触れたい・触りたいという根源的な欲求が強い方だと気づいてしまったので、この気持ちをどう処理したらいいのか分からない時がある。堅苦しく書かずに言うと、「寂しい」という思いをただ埋めたくなって、でも一人ではどうしようもできずに心が鉛のように重くなる。

そういえば、冒頭の友人は色々とファンキーな人なので、”結婚したかった彼”と別れて落ち込む私に「晴ちゃん、クラブとか行って遊んで、羽目外してみたら?そしたら案外景色が変わるかもしれないよ」と言ってきたことがある。私は酔いも回ってうーんと考えて、「まあ遊んでもいいけど、きっと翌朝に空しくなるだけだし、やらない」と言った。「好きな人だから抱かれて嬉しいのであって、好きでもない人に抱かれても空しいだけじゃない?」というと納得していた。納得するんかい。

とまあ、話がアダルトな方向にそれたが、相手にとっての唯一無二になりたいという気持ちは根強いし、相手のことを「本当に」好きになりたい。本当に好きになるって何なんだよ、というツッコミが入りそうだ。別にドキドキする恋愛はもう結構なんだけど、一緒にいるだけで安心でハッピーで、万能になったような、まるでマリオのスターを取ったみたいな無敵感を味わいたいなあ。あれは何なんだろうね。それが、ただドキドキの延長戦上なのか、これからも味わいうる幸せなのか、分からない。

よく分かんないけど、今日味わった羨ましいという気持ちは、素直に残しておくことにする。羨ましいという感情は、私は私!モードにして無かったことにしようとしがちなんだけど、ちゃんと向き合ってあげなきゃな、と思った夜。

さ、明日は彼の誕生日なんです。ていうか今日だ。私はどんな風に感じるんだろうか。