To the moon and back.

関西在住30代OL。日々のつれづれをぼちぼち綴ってます。内容は、お買い物ログ・婚活のやきもき・仕事のあれこれ・読書記録・雑記(ただの日記)多め。

眠気に誘われる日々

今日もひたすらに眠かった。寝不足でしんどいのとはまた違う、うとうとして気持ちいい眠気に誘われて、20~22時ずっと寝ていた。外で運動した訳でもないしな。最近こういう時間が多い。別に寝るのは気持ちいいので良いのだが。

 

★本日の一冊★『仕事を効率化するビジネス文具』菅未里(2018)ポプラ社

仕事を効率化するビジネス文具

仕事を効率化するビジネス文具

  • 作者:未里, 菅
  • 発売日: 2018/10/11
  • メディア: 単行本
 

この本は、いろいろ惜しいな~と思った。その一つが、巻頭に文具紹介のカラーページがあり、本編は全て文章のみだったこと。いちいち巻頭に戻って文具を照らし合わせなければならないのが面倒だった。

ビジネス文具、ニッチな商品がたくさん紹介されていた。あまり文具をたくさん使う機会はないけれど、消える蛍光ペンとかよさそうだったな…。先月にフラッティを買ってうきうきしていたけど、そんな感覚かな。

私の人生のバイブル本、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』

大学時代から地味に、ブクログという読書記録管理アプリを続けている。今600冊くらいマイ本棚に並んでいるのだが、社会人になってからは全然本を読んでいないなあと愕然とした。グラフを見ると、450冊くらい読んだ大学4年間に比べ、社会人ではその半分位しか読んでいない…もう社会人人生が学生時代よりも長くなってしまったというのに…(笑)。

で、そのうち最高の1冊を決めようとふと思い立った。やり方は簡単、評価五つ星★★★★★の本の中から選べばいいのだ。五つ星は、簡単にはつけないことに決めている。読んだことで衝撃が走った、何度でも読みたい、結果的に人生を変えてくれたかもしれない……そんな熱い思いがほとばしる20冊程度の本たちだ。スマホ画面をスワイプしていたら、ものの1分で決まった。はや。

 

という訳で、私の人生のバイブル本はこちらです!じゃん!

 『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』遥洋子(2004)ちくま文庫

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)

  • 作者:遥 洋子
  • 発売日: 2004/11/11
  • メディア: 文庫
 

発行年が2004年ということで、結構古い。ブックオフで売られているのも見たことがある。なんせ、私の初読は中学生の時だ。そんな昔から読んでいるのに、今でも新鮮な発見がある。タレントの遥洋子さん著。上野千鶴子さんは東大の社会学者。近年は東大入学での祝辞が話題となった(原文読んで泣きそうになったうちの一人です)。

この本を選んだ理由はシンプルだ。めちゃくちゃ面白いから。

 

祖母の家にあったこの本。部屋の中に置いてあったので、読んでいた。中学生だった私、当時難解な箇所はもちろんあったものの、一気に読み終えてしまった。今思えば初めて、フェミニズムという言葉に出会った瞬間かもしれない。一人で興奮していると、母が私に気づいたようだった。「その本、お母さんが買ってん」えっ、そうなん?何だか意外なんだけど。「昔、学生の頃上野先生の講義を受けたことがあってな。先生の過激な発言もたくさんあって、面白いって、人気の講義やったな~」懐かしむように母は言った。えっ……マジで???社会学フェミニズムにおける巨匠、上野千鶴子先生に??????今ならそう思う。その時はふ~んとしか思わなかったけど。

私は昔から、いろんな感情を”感じやすい”タイプなんじゃないかと、幼心に思っていた。あまりにもストレートに物を言ってしまうので、割と私の両親や周囲をびびらせてしまっていたこともある。普段静かなタイプなのに、時々正論を相手にはっきり伝えすぎるため、周囲がギャップに驚き慌てふためく。幸い、私は両親の理解や上手く受け止めてくれる先生にも出会えて、それなりに心に留められる思春期を迎えられたが。

世の中の理不尽や不条理を「そういうもんだ」としまいかけた頃、この本に出会った。著者はタレントの遥洋子さんで、上野ゼミに通われる様子をユーモラスに描かれている。私も遥さんと同じ気持ちになって、夢中で読んだ。遥さんの描写が面白すぎるんだよ。そしてジェンダーにまつわる事柄に対して、「私が違和感を覚えていたことって、学問になるんだ!」と気づいた瞬間でもあった。中学生の私に、大学なんて未知の世界だったけれど、非常にわくわくする道が拓けたのも確かだ。

また、この本を読んだのが祖母の家というのも、大きかったのかもしれない。私の祖母は、当時にしては珍しくバリバリのキャリアウーマンで、男社会の中に女性社員一人で働いていたそうだ。セクハラパワハラは日常茶飯事だったらしいと、後に母から聞いた。同僚に胸を触られそうになった時、その腕を掴んで「触るなら触ってみい!」と言ったとか(祖母は亡くなってしまったのでことの詳細は聞けないが、すごいエピソードだと当時思ったものだ)。母は今でも、「昔のお母さんの会社の集合写真を見たら、女性はお母さん一人だけだった」と語る。私にとっては心優しい大好きなおばあちゃんだったけれど、戦後の激動の時代を生き抜いた人だった。その祖母が隣の部屋にいる中で、静かに読む時間は今思えばとても大切だったな。

 

さて、高校受験に必死でその本を読んだことをしばらく忘れ、幸運にも第一志望に入学する。高校3年のある時、友達が家庭内の事情で非常に悩んでいた。時が経つにつれ、どんどん深刻になっていくのが分かった。その悩みが、ジェンダーにまつわることだなあと思った私は、ふと『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』の本を思い出した。「あのさ、ちょっと貸したい本があるんやけど。エッセイやし、気楽に読めると思うし、適当な時間に読んでみて」そう言って、私はこの本を渡した。

数日後、彼女が教室で本を返してくれた。「貸してくれてありがとう。あのさ…読んで、めっちゃ良かった。涙が出るというか」ええっ!そこまで感じ入ってくれるとは。私がかつて得られた胸のすく思いを、彼女も味わってくれたならとても嬉しい。その後彼女はジェンダーを学べる学部に進学したいと考え、希望どうり進んでいった。

 

そんなこんなで、大学時代。

私が専攻分野にしたのは、教育社会学。そして卒論テーマは「教育とジェンダー」、まさしくゴリゴリのフェミニズム、そして社会学であった。ただ、大学時代はどちらかというと講義や研究室訪問で選択を決めたため、本の影響はさほどなかったと思う。でも、中学時代に心揺さぶられた学問に結局還ってきた自分というのは、どこかしら一貫性があるのだなと思った。社会学と言えど、様々な学者が様々な論文を出しており、どちらかというと教育の本ばっかり読んでいた私だけれどね。遥さんの上野ゼミでは超スパルタな様子が描かれているが、私の所属していた研究室は終始穏やかでのほほんとしていた。教授も著名な方だったが、常に笑顔を絶やさない方だった(何なら今年、あけおめLINEが来たことに驚いたものだ。笑)。しかし学術となると一変、新進気鋭の学者として、助教時代から頭角を現していらっしゃったとか。カッコ良すぎる。

そして印象に残っているのが、ある友達との会話。その子とは定期的に「読んで面白かった本」を伝えあっていたのだが、私が最初にその質問をされた時に応えたのがこの本だった。彼はすごい。すぐに買って読んでいた(そのスピード感に何度見習わなければと奮起させられたことか)。余談だが、友達のオススメ本を読むって最高。親密になりたい時、この手法がとても有効であることを知ったのも学生時代だったな。人のオススメをすぐ試す、これ以上に密になれる方法を私は知らない。

くだんの彼の感想は、結局本人からは聞けずじまいだった。しかし数か月後、彼がSNSで「読んでよかった本」を長文で書いており、『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』がめちゃくちゃプッシュされていたのだ。おい!めっちゃ人にオススメしてるやないか!言っとくけど、それ紹介したの私やぞ!(笑)

 

 

そんなこんなで本を読むと、これまでの私の問題意識と辿ってきた過去が交差し、読む度に静かな感動を味わう。丁度昨日も久々に読み返したら、面白くて結局深夜1時まで読みふけってしまった。何度読んでも面白いって、すごくない?これはひとえに遥さんのリズミカルな筆致と、上野ゼミが学問のプロを育てる道場だからだ、と思った。

 

私がいつも勇気づけられる一節がある。遥さんが、他大学で講師をするプレッシャーに耐えられないと上野先生に泣きつく場面だ。

上野先生は言う。学問は訓練であり、そして訓練よりもっと重要なことがある。それが、直観力。もやもやとした物事を見え難くしている環境を通して、その向こうにある本性を見抜く力だと。

「どれほどの教養を積んでも、この直観力がなければ、一生勉強したってダメ。」

そして上野先生は遥さんに言うのだ。

「あなたにはそれがある。」

私はこの一節が大好きで大好きで、今でも定期的に読み返す。どれだけ賢くても、他人の言うことを鵜呑みにしていては、何も生まれない。えっ、なんで?おかしくない?どうして?…そう思うのは簡単なようで、難しい。時には無かったことにした方が楽だったりする。でも一時的に傷口を防いてしまうと、後でバックリ割れて、後遺症が出てくることもある。定期的に読み返したい一節だ。

昔の自分も今の自分も、やはり地続きで、そんな簡単に人間変わらないよなあって思う。先日仕事で上司とああだこうだ言い合った時も、私の核は変わらないんだなと感じた。当時の私も、今の私も、悩んでいるところはさほど変わらない。でも、ちょっとは闘い方を身に付けたかなというのが、30代の読後感だ。10代、20代、30代と人生で背中を押し続けてくれた本が、今後どのように自分を鼓舞してくれるのだろう。それもまた、人生の楽しみだ。

 

(遥さんが学んだケンカのしかたとは⁉気になる人は、読んで下さい。(笑))

 

★本日の一冊★×3

今日は3冊一気に読んだぞ!

『全国のR不動産:面白くローカルに住むためのガイド』東京R不動産他(2014)学芸出版社

大学時代、『東京R不動産東京R不動産(2006)アスペクト を読んだ。当時の私の読後コメントには、「読んでいるだけで楽しい物件!」と書かれている。久々に本書を読むと、R不動産さん、全国にネットワークが広がっているらしい。コロナ禍で地方移住やステイケーションがもてはやされているが、本書の発行年は2014年。7年前!今の話だっけ?と思う位、先端をいっているような気さえしてくる。住む場所を頻繁に変える、ゆかりのない土地に住むって、なかなか馴染みがないけれど、仕事の部分が大きいかなあ。リモートワークできる職種というのが最たるものかもしれない。そんな視点で就活をしたことが無かったけれど、今の学生ならばそんな観点も併せ持つのだろうか。

 

『2枚目の名刺 未来を変える働き方』米倉誠一郎(2015)講談社+α新書

2枚目の名刺 未来を変える働き方 (講談社+α新書)
 

学生時代にキャリア関連図書を読み漁っていた時代があった。その中でずっと気になっていたのがプロボノ。いいな~こんな風に仕事を活かせたら素敵だなと思っていたことを、本書を読んで思い出す。私、二枚目の名刺を持っているかと言われたら、持っていない。専門性があるかと言えば、ない…。この問いに就職してからずっと悩んできた気がするし、人事面談でも話をしていた。

去年、自立支援施設で働く友達が、せっせと農作業の様子をSNSに挙げていた。どうやら施設内で育てているらしい。愛着あふれんばかりの投稿に思わずにやけてしまった。実際に会っても作物の話を嬉しそうにしてくれるのだが、話の流れでお互いの会社での名刺を見せ合った時、彼は自身の役職の上をとんと指で指し、「ここに野菜ソムリエって書いてあったらおもろくない?意味わからなさ過ぎてさ(笑)。資格取ろうかな、と思ってんねん」と話してくれた。実際、ちょっとずつ勉強しているらしい。それを聞いていた私ともう一人の友達、「めっちゃええや~~~ん!」と叫んだのだが、そういう、実際の仕事にも絡めて自分で誇れる、二枚目の肩書があるといいよね。うーん、もしかして今年はキャリア再考の年なのか?結婚の年にするつもりなんだけど(笑)。

 

『哲学の世界へようこそ。答えのない時代を生きるための思考法』岡本裕一朗(2019)ポプラ社

 この本、面白かった!あとで読むと高校生や大学生向けに書かれた本だそうで、納得。哲学って身近な問いから始められるんだなあと、ハードルを下げてくれるような一冊だ。トピックもAIからパパ活まで様々。そして私がおおっ、いい表現だ~と思わずメモしたのが、こちら。

第5章にあたる『「友だち」を考える どこからが敵なのか?』で、スピノザの考えが紹介されていた。「友だち」と「敵」は…活動力能の変動がとる二つの方向なのだ。活動力能が減少をみること(この変化が悲しみである)、これは「敵」。増大をみること(喜び)、これは「友だち」。”

つまり、自分の力を増大させる対象は友達。低下させる対象は敵とみなす考え方である。さらにこの考え方のメリットは、自分にとっての友達は犬でも猫でもオンラインゲームのアバターでもいいことだ。

うーん、これはすごくいい考え方ではないかと私は思う。よくある表現で「友達は狭く深く」付き合えたらいい、というものがあるが、なーんかしっくり来ていなかったんだよな。でも「一緒に居て自分の力が増えるのが友達」理論でいくと、自分の周囲の人間関係の中で、友達との心理的距離が変動するのもおかしくない。趣味が友達、仕事が友達、それも結構。友達と接することで自分の力がみなぎるって、素晴らしいことだもんね。うん、しっくりくる!

感じることと伝えることは別

人と話していて思ったのだが、とりとめのない話で、相手の意見が自分と異なる時に(う~ん。。。)と感じても、別に「あなたの意見は〇〇じゃないですよね?」と口に出さないのであれば、相手を傷つけはしない。相手を否定せずに聞いているのだから、自分が何を感じようが、自由だよな。相手の意見はそれはそれ。「意見が違って当たり前」、そんなこと元々分かっているよ。議論を交わすような場面じゃなければ、別に心の中に閉じ込めて、すっと引いてもいいよなと思う。他の人にその出来事を喋っても(相手の悪口なら別だけど)、相手を傷つけることではないしねー。自分が感じた気持ちを否定することはないよな、と改めて。感じることと伝えることは別。

 

そんなこんなで大変な一日を終えてぼーっとしていたら、友達が誕生日プレゼント渡せないよー、ごめんねとLINEをくれた(私の誕生日は先月だった)。そのメッセージだけで、嬉しい。貴重な時間を使って私のために動いてくれたというだけで、私は幸せだ。コロナが収束したら、絶対に遊びに行くんだ。絶対だよ。

★本日の一冊★『奇妙な県境 62の不思議』浅井建爾(2015)実業之日本社

奇妙な県境 62の不思議 (じっぴコンパクト文庫)

奇妙な県境 62の不思議 (じっぴコンパクト文庫)

  • 作者:浅井 建爾
  • 発売日: 2015/07/16
  • メディア: 文庫
 

 前回読んだ、『世界一おもしろい!日本地図』と系統が似ていることもあり、重複するエピソードもあった。本書を読んで、日本には県境未定地がたくさんあることを知った。この令和の時代に、まだ県境が確定していない場所があるんだ…!?びっくり。その他、県境は廃藩置県の流れを組むという話や、県境確定に至る訴訟バトルなど、血なまぐさい歴史もいっぱい。人がこの地に住むと決めるのは、とても大変なことなんだな。熊本と大分の県境にある旅館が紹介されていたが、HPを見ても面白そうだった。行ってみたいなあ。

(つえたて温泉 ひぜんや)

https://tsuetate-onsen.com/hotel/53

私が結婚したい理由

今日は同僚のミスをカバーしていたら一日が終わっていた。そういう日も、ある。

 

昨日、眠る前に考えていたのだが、婚活していると「私はどうして結婚したいのか?」という根本的な問いに帰ってくることがある。私の頭の中ではある程度言語化していたけど、ちょっとここらで書いてみたい。

婚活してます・お見合いしてますと人に言うと、「すごいね」「お見合いってどんな感じなの?」「そこまで行動できるのがすごい」等々、多種多様な感想を得られる。

私が結婚したい理由は、『一人じゃなくて、二人でできることに可能性を感じるから』。抽象的かな。もっと具体的に言葉に落とすと、『一人で出かけても旅行に行っても楽しいし、お気楽。でも、二人で一緒に見た景色、経験したこと、擦り合わせた考えはより刺激的だと思う』という感じかしら。…まだ抽象的かな。

実は昨日のお見合い(17時の回の人。笑)でぽろっと自分が話したことが、そのまんま本音だと思った。「一人でご飯食べるのも、映画観に行くのも、旅行に行くのも好きですしできますね。おひとり様。でも、私は自分の感想を伝える相手がいてくれるとより楽しいと感じるんですよね。どちらも楽しいけど、一人だと自分の心で反芻するだけ。だから、相手がいるとより嬉しく感じます」相手もそうですね!と同意してくれて嬉しかったな。

それはもちろん、家族でも友達でもできるんだ。何が恋人と違うの?パートナーと違うの?と言われると、答えを持ち合わせてはいない。「あるとすれば性的行為があるかどうか(別になくても関係が成り立つ場合はあるけれど)しかなくない?」と、昔友達と本音暴露大会になったことがある。

その、答えを持ち合わせていないという前提で言うと、「そういうパートナーに出会ってみたいから、婚活してます」ということになるんじゃないかな。欲しいと思うものを認めて何が悪いのだろうか。元々大切にしている家族や友達はそのまま大切にしたらいい。プラスして、自分にとっての理想のパートナーが欲しいから手を伸ばす。まだ出会っていないから探す。シンプルだね。良いことも悪いことも、健やかなる時も病める時もっていうのは、そういう温かくて覚悟の要る気持ちなんじゃないかな、って結婚していないけど思う。

たまに、仮交際や真剣交際になった相手に対して思うのは、「この人はなぜ結婚したいのだろう????」ということ。ストレートに聞いたこともあるし、やんわりと聞いたこともある。返ってくる答えは「周囲が結婚してていいなと思ったから」。ふむ。いいじゃん。で、何がいいなと思ったの?どんなパートナーや家族が理想なの?今までは結婚したいと思わなかったの?なんでなんで?…と、心の中で質問の鬼があふれ出す。底にある本質を知りたいんだ、私は。本質を知ることが出来た時、とても楽しい。心が通い合った気がする。一方で、質問が苦手な人もいるんだろうな。というか、婚活では言語化が苦手な人の方が多い印象を受ける。それをいいとするのか、微妙とするのかは相性もあるんだろう。でもやっぱり、私はゴリゴリに考えている人が好き。そして、熱量(これは仕事でも趣味でも何でもいいのだ)を持って行動している人が好き。

…というのが、私が結婚したい理由かな。単純に結婚というものをやってみたい、という気持ちもある。しんどそうだけど面白そうじゃんっていう。

 

そして上記が”理性”的な理由だとすると、”感情”で理由をつけるなら、「私はこの人が大大大好きなので、この人と結婚したい!」以上。それに勝るものはない。一緒にいたいと思ったから、結婚します。最強の理由じゃない?相手をそう思えた時、『この人と』結婚したいって思うのかな。そう思える人に出会えたら幸せだな。

 

★本日の一冊★『「超実践的」クルーズ入門』カナマルトモヨシ(2009)中公新書ラクレ

 GO TO TRAVELだぜ~と借りた本。著者の熱量がすごい。とにかくクルーズ大好きというのがひしひしと伝わってくる(笑)。クルーズというと豪華客船のイメージだが、本書ではフェリーの船旅を取り扱っている。私がフェリーに乗ったのは小豆島に行ったときだけかな…。確かに独特だったけど、ほとんど寝て過ごしたので船旅の記憶はあまりない。船に乗ること自体を楽しむっていいな。本書によれば、日本一周も可能だという。韓国や中国へも行けるんだって!入国と言えば空路だとばかり思っていたが、航路は新鮮。今はフェリーも苦境なんだろうな…。落ち着いたら乗ってみたいな。

新年お見合い初めと成人式

新年一発目のお見合い。13時と17時にはしごだ。場所も違うので、今年初めて通勤路以外の電車バスに乗った。コロナの感染拡大が止まらない中、婚活をすることはやっぱり抵抗がある。でも、今動かないと時間はどんどん過ぎる…。細心の注意を払い、お見合いに向かう。お見合い申し込みも自分の住む都道府県の人にのみ絞ろうかと考えてきた…。

13時の方。いろいろ話が聞けて面白かったんだけど、一人で納得したことがある。それは、この人が毎回「差支えなければ」とワンクッション置いてからよりパーソナルな情報を尋ねようとしていたこと。その一言があれば、やはり悪い気はしないんだなあとつくづく感じた。もちろん相手が自分の情報を先に出してくれていたこともあるが。私が読書好きという話の流れで、相手のオススメ本を教えてもらった。何してんだろ。いや、結構おもろいかもな。お見合い相手にオススメ本を教えてもらうっていう(何しに来た)。あと全然関係ないけど、行ったホテルのティーラウンジの紅茶が私の好きな茶葉だったので、一人でテンション上がってた。

↓昨年の葛藤については過去記事参照(笑)。

rosecosmos.hatenablog.com

 私もこの人のように、ちゃんとワンクッション置くようにしたいね。全人類リピートアフターミー。「差支えなければ」

 

17時の方。話が盛り上がり、気付いたら1時間以上喋っていた。周りに人がいなくなっていた。これはいい傾向だよねえ。聞き上手というか質問上手なひとだったな。とはいえ、1回目盛り上がっても2回目「オイオイそれはないっしょ」と突っ込みたくなる事例は山ほどあったので、期待せずに待ちたいな…。

という訳で、17時の方には仮交際希望を出した。運命やいかに。

 

それでね。合間の時間が暇すぎたので、初詣でもしようかと近隣の神社をググっていったら、まさかの閉まってた。社務所って三連休でも閉まるんだ…。

肩を落としたけれど、ならばとお買い物時間に切り替え。

買ったのはスリーコインズの珪藻土小物入れ(目的買い)※左 と、別のお店で買ったポケトル(衝動買い)※右。白背景だから全部白いな。

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珪藻土小物入れは元々欲しかったのだが、近くのスリーコインズで品切れしており、次見かけたら買おうと思っていた。なぜ欲しかったかというと、今まで歯ブラシ入れにしていた100均のプラ容器が汚れに汚れ、もう5年以上使ったしということでさよならしたのだ。しばらくうがい用のコップに歯ブラシやヘアブラシを入れていたけど、うがいの度に入れ替えるのは面倒だった(笑)。珪藻土、初めて使うけどどれくらい乾きが早いのか楽しみ。最近家の日用品が色々壊れてきているけど、新陳代謝というか総入れ替えしなさいと神様が言っているのだろうか…。昨日は洗濯物を入れるバケツの取っ手が取れた(笑)。まじかよ。

ポケトルはセールになっていて、手に取っていたら欲しくなった。一旦気持ちを抑えて100均やらフランフランにも寄ってみた。フランフランにも似たような商品があって可愛かったけど、今の気分はフランフランの可愛さではないんだよなあ(面倒くさい奴だ)。という訳で、2割引きだし、シンプルイズベストということで、ポケトルを入手。なぜ買おうかと思ったかというと、最近お気に入りのフレームレザーバッグで出かけることが多くて(↓過去記事参照)、荷物をよりコンパクトにしたかったのだ。夏場は水筒orペットボトル必須だけど、冬ならこのサイズでも問題ない。本当はもっと水を飲んだ方がいいんだけどね…。補完の役割だよ。

rosecosmos.hatenablog.com

 

今日は至る所で成人式のお嬢さん方を見た。振袖可愛いなあ。華があってとても美しい。成人式、開催しない市町村もあるとニュースでやっていたが、中止になるなんて悲しいな。致し方ないけど…。私自身成人式はさほど興味がなかったが、とりあえず行ってみよか程度の気持ちで行ったら最っ高に楽しかったという思い出があるので、中止は悲しい…。多少気が乗らなくても、行けるもんは行っとくべきなのかもしれない、と身をもって教えてくれた出来事だったな。

 

★本日の一冊×2★『百貨店ワルツ』マツオヒロミ(2016)実業之日本社

百貨店ワルツ (リュエルコミックス)

百貨店ワルツ (リュエルコミックス)

 

 本というより漫画だな、と思ったら元は同人誌だったのか。一時期本屋さんに平積みされていて、興味はあったものの読んでいなかった。図書館ってこんな本も置いているんだね。架空の百貨店という設定で色鮮やかなイラストと漫画が挟まれている。この作者さんの色使いとても好きだな。モデルはあそこかな?と思っていたら違う百貨店でした。

 

『1は赤い。そして世界は緑と青でできている』望月菜南子(2020)飛鳥新社

1は赤い。そして世界は緑と青でできている
 

なにげなーく手に取った本だけど、色々と考えさせられた。共感覚を持つ大学生の方のエッセイだ。

そういや、私の大学時代の先輩が共感覚を持っていた。みんなはそのことをたまに話題にしていたけど、詳しく本人から話を聴いたことは無かったし、なんせご本人がいい意味でぶっ飛んでいた人なので、「◎◎さんならあり得るよね」とさも当然という反応であった。

でもこの方の手記を読むと、単にすごいというだけではない、共感覚による壁がいくつも立ちはだかることがあると分かる。特に勉強の場面では、源氏の名前が覚えられない(みんな同じ色に見えるそうだ)など支障をきたす一方で、九九などは色の組み合わせですぐに覚えられたという。その上で、著者は共感覚を「他の人とは違う感覚」とし、「他の人の違う感覚も知りたい」と結ぶ。共感覚は病気?と問いかけられることについての反応も記されており、多様性について熟考されたんだろうなと思う。私は、上記の著者の考え方がとても素敵だと思う。

必要なのは、共感覚であろう子どもへの支援なのではないかと感じた。子どもにとっては共感覚が当たり前で、マイノリティであることには気づいていない。だからこそ親や教師など教育に携わる者が知識を持ち、適切なフォローをすることが大切なのだと思う。著者は高校時代に共感覚の知識を持つ教師と出会い、大学では自ら研究対象にもなり造詣を深めた。知識へのアクセスが重要ではないだろうか。

最後、著者がコロナについて言及しており、思わず裏表紙を見ると2020年8月発刊の本だった。半年ほど前の新しい本だったんだ。今、日本のどこかで生きている著者さんに思いを馳せて、本を閉じた。

今気になっているモノコトを小出しにする

今気になっているモノコトを挙げていくよ。

 

◎映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』

parfums-movie.com

一時期『香水図鑑』という本を買うほど(めっちゃ良かったよ)香水にハマっていた時期がありまして…。この映画観たいなー。でもコロナもあるし会期中には観に行かないかなー…。主人公二人は恋愛関係にならないらしく、そういうバディものがみたいんだよ!!!という気持ちが強い。何でも恋愛にするのをやめてほしいお年頃なので…(?)。

 

◎D.A.T.E.のスニーカー

www.parigot.jp

先日仕事中、顧客の方と喋っていて思わず告げてしまった。「お召しになっているスニーカー、とても素敵ですね!」基本的に相手の身体的特徴やファッションについては明言しないのだが、着用されているスニーカーがとても可愛くて、つい声をかけてしまったのだ。家でググると、このメーカーだと分かった。PUMAに似てるけど、色合いはこっちが好きだなー。でもまあまあお高いなー。家賃の半分かー。しょぼん。

 

◎GUのデニムサロペット

www.gu-global.com

デニムサロペット、モデルの高山都さんが着ていてめっちゃ可愛いなと思っていたものの、カジュアルすぎて着こなせないんだろうなーと見送っていた。そしたら、春の新作でGUから出てるじゃん!今はフルラインストア限定だけど…。このお値段だったら冒険できる。

 

◎バンドカラーシャツ

これもGUで調達できるな。春に向けて買い足したい。

◎紺ブレザー

ジャケットが欲しい。夏以外ずっと着られるやつ。ダブルジャケットが欲しいなー。

 

◎アパートバイローリーズのカーディガン

www.dot-st.com

春の大本命。ネットで見て一目ぼれした。骨格ストレートが着ても着ぶくれしないカーディガン!ピンクが欲しいなあ。深Vネックがよい。つくづく私はプロパーでしか服を買えない女…。

 

シエナロゼのパールネックレス

sanpo-online.jp

そろそろパールネックレスが欲しい。ちゃんとしたやつ。別にフェイクでもいいけど、他人の目が気になってきた…。ええなあ可愛いなあと思うのはTASAKIのバランスとかだけど、お値段がとんでもないので。ヨーロッパ旅行行けちゃうので。

と思っていた時、CLASSYを読んでいたらこちらのブランドが紹介されていた。普段使いできるジュエリーもある!可愛い~。

 

◎ジョンマスタ―オーガニックのパドルブラシ

コンボパドルブラシwww.johnmasters-select.jp

 年明け、早速ブラシがつぶれまして。つぶれるというか、根元のクッション?みたいなところが割けたというか。何というか…。それに伴ってブラシの一本一本が取れてきた(笑)。まだ使えるっちゃ使えるけど、そろそろ良いブラシというものを使ってみたいなと。口コミではアヴェダのパドルブラシが評価高いけど、せっかくなら実店舗で買いたいしなー。そんな訳でジョンマスが候補に挙がっている。

 

モノばっかり書いちゃったけど、コトにも飢えてる。舞台を観に行きたい…劇場に行きたい…そんなことを今は思っている。旅行行きたい、っていうのもあったけど今はどちらかというと観劇したい気持ちが大きいかも…。発散できないこのストレス。

 

★本日の一冊×4★~年末年始読書ウィークファイナル~

勝手にファイナル!と言いつつ、また図書館で本を借りてきたよ。やっぱり読書はいいね。

 

『ちょいバカ戦略~意識低い系マーケティングのすすめ~』 小川覺(2019)新潮新書

 

 実家に日経トレンディがあるので帰省する度読んでいるのだが、著者はその雑誌にも携われておられるとのこと。読んだが、うーん分かったようなそうでないような…読後感はあまりよろしくなかったな。ここ10年のマーケティング例をもっと知りたい。

 

『世界一おもしろい!日本地図』日本博識研究所(2012)ワニ文庫

世界一おもしろい!日本地図 (ワニ文庫)

世界一おもしろい!日本地図 (ワニ文庫)

 

著作団体のネーミングがちょっとあやしいが…(笑)。合間の息抜き的に読もうと手に取った本。雑学小ネタ万歳だった。父がこういう本大好きで実家にも積まれているのだが、確実に私は父の血を引いているな…。

 

『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』君野倫子(2008)実用単行本

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑 (実用単行本)

歌舞伎のかわいい衣裳図鑑 (実用単行本)

  • 作者:君野 倫子
  • 発売日: 2008/04/23
  • メディア: 単行本
 

 以前読んだ『ビジネスマンへの歌舞伎入門』でオススメ本として紹介されていたものが図書館にあったので、借りてきた。色合いが素敵で眼福…。観に行ってみたいよ~!

続けてこちらも。

 『歌舞伎のびっくり満喫図鑑』君野倫子(2010)実用単行本

歌舞伎のびっくり満喫図鑑 (実用単行本)

歌舞伎のびっくり満喫図鑑 (実用単行本)

  • 作者:君野 倫子
  • 発売日: 2010/01/07
  • メディア: 単行本
 

 衣装も部隊も小道具も美しくて粋で素敵だー。今日もEBIZO TV(市川海老蔵さんがやっているYouTubeだよ)を付けっぱなしで4時間以上観ている私ですので…(笑)。

 

年末年始読書ウィークと銘打って読んできたけど、ちゃんと10冊以上読めて良かったー。また不定期で書評(感想)は続けていこうと思います。

チャンネル迷子

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お正月、祖母から譲り受けた。ちょっとカッコよく撮ってみた。ブローチデビューだ。

 

さあて。楽しみにしていた『市川海老蔵に、ござりまする。2021』を視聴する前に、別チャンネルで『記憶にございません!』をうっかり点けてしまった。映画館で見たじゃん。元彼と(笑)。

結局、途中までストーリーを追ってしまったので、海老蔵さんをしっかり見届けた後、記憶にございませんに戻る。コロナ禍に見ると、政治に対して皮肉が効きすぎていて笑える…。三谷さんの脚本はやっぱり面白いな。誰も傷つけず、ただ役者さんがコミカルに演じていく。初見の時、声を出して笑ったのを思い出す。映画館の人たちも皆笑っていた。

そういう瞬間って、めちゃくちゃ平和だよね。似たようなシーンで私が好きなのは、花火が上がって皆が「わあ~!」と歓声を上げたりする時。ただひたすらに平和。

色んなことを思い出してしまい、しんみりしてしまったな。今、世間にも自分にも、笑いが必要だ。